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いのしし くん。

政治、経済から音楽全般の評論
ultimate one in the cos-mos

エジプト・ステーション。 Egypt station

2018-09-21 19:53:25 | 日記
 (1)ビートルズもそうだったが、単にロックバンドとひとくくりにできるほど単純ではなく、ロックと多様な音楽性の重なるフュージョン(fusion)を備えていたが、そのビートルズのメンバーだったポール・マッカートニーさんが76才になった今年ニューアルバム「エジプト・ステーション」(Egypt station)を制作し発表した。

 (2)それぞれのステーション(駅)を乗り継いでいくアルバムだとの本人談もあったが、ビートルズのコンセプトアルバム「サージャント・ペパーズ・ロンリーハーツ・クラブバンド」のようなテーマを引き継いでいくコンセプトアルバムの期待もある。

 米音楽誌ビルボードに初登場で1位(報道)を記録した。

 (3)米国には多彩な音楽分野で偉大なレジェンドミュージシャンも多く、70代、80代でもチャート1位のアルバムを出しているひともいるのかもしれないが、ロック、ポップス分野では76才で初登場で1位のアルバムを出したミュージシャンはいないのではないのか。

 冒頭にも述べたように同じようにP.マッカートニーさんの音楽をロック、ポップスでひとくくりに出来るミュージシャンではなく、多彩で多様な音楽的要素を組み入れたフュージョンということができる。

 (4)76才になってアルバムを制作する能力、発想、想像力、創造力、意欲、元気には驚嘆する。このアルバム「エジプト・ステーション」を発表してP.マッカートニーさんはワールドツァーを開催して、久しぶりに本国イギリスでもコンサートを開催するという話題もある。

 日本にも今秋に来日して東京、名古屋で同コンサート「freshen up」(新たに力を増す)を開催する。76才になって世界をコンサートでまわり、それが新生命力というのだから正真正銘のスーパースター(超人力)ということだ。

 (5)報道によるとニューアルバム「エジプト・ステーション」には「トランプ大統領を『狂った船長』にたとえ非難する曲も収録」されているといわれて、トランプ大統領の反応はいかばかりかだ。
 ビートルズ、P.マッカートニーさんも「敵」にまわして話題性につなげるトランプ流儀で自らの地位、立場、支持を高める手法に出るのか、だ。

 (6)オバマ前大統領が中間選挙民主党応援演説でトランプ大統領を批判した時には、「聞いたけど、途中で寝てしまった」(報道)とトランプ大統領がヤユしたが、トランプ批判もついに出るべきスーパースター、ビートルズのP.マッカートニーさんの新作アルバムの曲にもあるとなれば、トランプ大統領にとってもちょっとやっかいな対応となりそうだ。

 (7)パラドックス(paradox)としてP.マッカートニーさんがそういう曲を書き、発表すること自体がめずらしく、トランプ批判もくるべきところにきたということか。

 ビートルズ音楽の支持は社会革命を望む若いマイノリティ層であったが、その若いマイノリティ層がトランプ大統領を支持し、そのトランプ大統領をビートルズのP.マッカートニーさんが批判するという複雑でわかりにくい時代、社会背景だ。

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