まだむ日記

マダムの日常生活と大好きな旅行の日記です。

ザイオンの悲喜

2009-09-10 | 日常
 我々がザイオンを見学した日はクライマーの姿は無い様であった。

でも 上の方にクライマーがいてもアリより小さいから 見つけるのは無理かも・・・

ロッククライミングは大変危険であるが禁止はしない。

登りたい人はどうぞお登り下さい、事故は自己責任でどうぞ・・・とか

世界からクライマー達が来て挑戦するが、事故は絶えないらしい

この岩を登った最高齢は82歳の日本人男性

息子、孫の応援も借りて12日間かかって登ったとの事。

食料はどうするの? トイレは? 気になるところである。

食料、水は背負い、トイレはおむつをする事がある・・・とか、

夜寝る時は? ハーケンに吊るした袋や岩の隙間で寝る・・・とか
(コウノトリのくわえている袋スタイルかな?)

82歳の快挙は素晴らしいものでクライマー仲間では有名な話であるとのことであった。

また 悲しい話は

やはり日本人の夫婦が間もなく頂上近く迄登った時 天候が悪くなり

降りる様に・・・の注意が出て他の人達は下りたが 

その夫婦は聞き入れず もうすぐ頂上だから・・・と登り続けたために

雷に打たれて2人共亡くなった・・・とのことである。

何で こんな苦しい事をするの? と聞けばきっと

「そこに岩があるから・・」との答えが返ってくるでしょうね。

見上げるだけでも疲れるのに・・・ご苦労様なことである。




ザイオン国立公園

2009-09-08 | 日常

 雲ひとつないお天気の中ザイオンへ向かう。

ザイオンは今迄のキャニオンと違い 巨大な岩山が見ものである。

ザイオンは緑が多く空気が美味しく感じられる。

快晴のザイオン公園でも シカやリスをよく見かけた。

ザイオンはロッククライマー達のあこがれの場所である。

垂直に切り立った1000メートル余の岩を登るのであるが

ロッククライミングなるものの内容を知らない者にはガイドさんの説明に驚くばかりである。

ハーケンを打ちこみ それに足をかけ、また次のハーケンを打ちこみ・・・を繰り返し登るのである。

上まで登ったら 今度はハーケンを外しながら下りてくるのである。

上まで登るのには何日もかかるのである。

取り外すのを忘れたのか ハーケンがあそこにある・・・・と指をさして言われるのであるが

何百メートルもの上を首が痛くなる程見上げて探すのであるが 誰もサッパリ見つからない。

カンカンに太陽が照りつける中 汗で化粧の取れた顔をまともに晒すのであるからたまったものではない。

いきなり 日焼けしてしまった。

やっと見つけカメラの望遠をめいっぱいひっぱって 何とかカメラに収めた。

また 別の岩では長いロープが残されていたが これも見つけるのに苦労した。

お陰で顔はヒリヒリ、首はおかしくなってしまった。

(2枚の写真の中央にハーケンとロープが・・・見えるかしら)

いれずみ

2009-09-06 | 日常

 ブライスキャニオンは他の国立公園に比べて観光客が非常に少ない。

それは 離れている場所にあるからである。

あっちのポイント、こっちのポイントからと何回となく眺めたブライスキャニオンに

別れる最後の場所で3歳くらいの坊やとママに出会った。

彼女は左足のすねから太もも、腰、背中にかけいれずみをしていた。

外人の単色のいれずみ(タトゥー)は珍しくないが このような派手なのははじめてである。

日本でいれずみは普通の人はあまりしないから本物のいれずみを見たことが無い。

いれずみをまのあたりにしたのは初めてである。

好奇心の塊人間には興味津々 見せて! 見せて!と彼女の短パンをまくし上げて見せてもらった。

太ももの上の方から 腰、お尻の辺りは見れないが

いれずみの絵柄は日本風で龍と菊の花が彫ってあった。

白い(白人だから当然)きれいな肌の女性だから いれずみが美しい。

触らせてもらったら すべすべつるつるした肌であった。

痛かったでしょう? に 痛かったが10年も前だから忘れました・・・と

お礼に 折鶴と坊やの足にミッキーマウスのシールを貼ってあげたら

ママと一緒と 大喜びで シールを張った足が気になるらしく びっこをしながら立ち去って行った。


医療検査技師をしている友人の話によると

30数年前東大の研究室? に凄いいれずみがされた人の皮(皮膚?)が張りつけ状態で

5枚?(5人分) 保存されているのを見た・・・と

牡丹、観音様、龍、などが 彫られていたがもの凄く綺麗だった・・・との話を聞いたことがある。

芸術として見るのはいいが いれずみは どうも・・・・である。






ミュールジカ

2009-09-03 | 日常

公園内にはミュールジカ、ピューマ、コヨーテ、リス、マーモットなどの動物が沢山生息しているが

我々が目にしたのはリス、マーモット、ミュールジカである。

人間を恐れることなくヒョコヒョコ歩いている。

また 公園内にはゴルフ場もあり そこへ動物達(特にミュールジカ)が出てくるとか

そんな時 

プレーしている人は動物を追ってはいけない、

自然に出て行くまでプレーは休むという決まりです・・・との説明

それは この地には動物達の方が先に住んでいたから動物達の邪魔をしてはいけない・・・とのこと???

ええっ? その言葉に不思議を感じた。

だって この地に昔から住んでいた原住民の80パーセントを殺害してしまい

白人である人達が占領してしまったわけである。

この 説明に??????  

何か 納得いかないと言うか聞きたくない説明であった。





ブライスキャニオンとは

2009-09-01 | 日常

 ブライス・キャニオン国定公園は米国ユタ州南西部に位置する国立公園である。

その公園内にブライス・キャニオンがある。

ブライス・キャニオンは「土柱」と呼ばれる独特の地質構造をしている。

土柱は風、水、氷、による川床と湖床の堆積岩の侵食によって形成されたものである。

1850年代に この地に大工として入植したスコットランド系の移民エベニーザー・ブライス

彼は家畜を公園の境界の内側の谷に放牧して、薪と木材を集めるための道を作り

作物や家畜ために用水路を引いた。

他の開拓者達はその場所を「ブライスの谷」と呼び始め

開拓者 エベニーザー・ブライス の名に因んだものである。

後に 正式にブライス・キャニオンと呼称された。

(写真はブライスが住んでいた家)