??? イスラム圏の国では必ず朝のアザーンに起こされるが
ここでは 全く聞こえてこない。不思議なことである。
朝は涼しいと言うより 寒がりの私には肌寒い位である。
9時ホテルを出発 観光の始まりである。
バスはトイレ付の大きい45人乗りにたったの9人 、あっちに1人こっちに1人である。
ちょっと寂しい感じ、12~13人から14~15人位が一番いいのであるが・・・
こんなんで旅行会社採算取れるの? なんて余計な心配をしてしまうお節介好きが頭を擡げる。
今日はギザの観光である。
いやはやビックリである。
15年前は1月のベストシーズンであったのにピラミッドにはバス2台20~30人位の
観光客であったのが 今回は何十台というバスがずらり 人、人、人である。
そして ゲートが出来セキュリチィが厳しく手荷物のエックス線検査等々があった。
ハトシェプスト葬祭殿で日本人が巻き込まれ死者が出た事件があったが
それ以来チエックが厳しくなった様である。
15年前来た時 我々のお仲間の男性がピラミッドの玄室へ通じる穴の入り口の写真を撮ろうとして
約1.5mの高さの石から足を踏み外し下の石へ そしてまた転げて1,5m下の石へ
2回も大きなピラミッドの石に叩き落ちたわけである。
勿論本人は意識不明 救急車でカイロの病院へ搬送されたという 胆をつぶした思い出がある。
そんな事を思い出しながら 二回目の玄室への穴をくぐった。
狭くて坂になった穴を身をかがめて不自然な格好で相当長い距離を昇り降りする。
お陰で 膝、すね、太ももが痛くなり この日以来何日も足の痛さに苦しんだ。
前回はこんな事なかったのに・・・15年と言う年月を痛感する。
ピラミッドの中は15年前と全く変わらず 玄室に石棺があるのみである。
今回はピラミッドの中へカメラ持ち込み禁止、入口で預けたが
昔は写真撮り放題であった。