トリからキノコ 自然見て歩き

足の向くまま気の向くまま トリからキノコまで
自然の中が心地よい

キュウリの花

2017-09-15 | 樹木 草花


歯触りの良いキュウリをこの夏もバリバリ食べた

キュウリはインド北部からヒマラヤ山麓が原産のウリ科のつる性の一年草
日本では古く平安時代から栽培されていたと言う
昔はよく熟れて黄色くなってから食べたが 今では青く未熟なうちに食べる

実は水分が多く90%で ビタミンC カロチン カリウムを含むが量は少ない
花は黄色く咲き雌雄異花だが単位結果を行うため雄花が咲かなくても結実する
名前は漢字で黄瓜 木瓜と書いたことに由来する

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ヘビウリの花と実

2017-09-14 | 樹木 草花


長さが1m近くもある長いウリ・・緑色に白い筋が入ってぶら下がっている ヘビウリと言う
カラスウリの仲間で花が良く似ている
カラスウリは夕方に咲いて翌朝にはしぼむが ヘビウリは昼間に開花する

ウリ科のインドからパキスタンが原産地の野菜
明治の末頃に食用に導入されたが 多少の異臭の為か普及しなかった
熱帯アジアでは野菜としてごく普通に利用されている
実は緑色に白い筋が入り 秋になるとオレンジ色に熟し収穫のタイミングと言うが 50cm位の幼果が食べごろと言う話も有る
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オクラの花と実

2017-09-13 | 樹木 草花


里山を歩いていてオクラの花に会った 花の後ろに実も付いていた

アオイ科のトロロアオイ属の野菜
原産地はアフリカ北東部で多年草だが 寒さに弱く日本では一年草
日本へは明治初期ころ渡来した ネリと呼んでいたトロロアオイと近縁種で和名はアメリカネリという
今では英名のokuraが一般に知られてその名で呼ばれている
大型で稜の無いもの 莢が暗赤色の物など種類も多い

栄養豊富な野菜で あのヌメヌメは植物繊維のペクチン アラビン ガラクチンなどでコルステロールを減らす効果がある
ビタミン類A B1 B2 C に加えミネラル カルウム カルシュームなど豊富で夏バテ 便秘 下痢などに良く整腸作用がある
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マルバチシャノキの実

2017-09-12 | 樹木 草花


マルバチシャノキの名前は 葉が丸く若葉は食べられて 味がチシャ(レタス)に似ていることに由来する

ムラサキ科の海岸に近い山地の林縁などに生える落葉小高木 高さ9ⅿになる
花期は3~7月 枝先に15㎝程の散房花序を出し 5㎜程の白い小さな花を多数つける

果実は核果 2cmほどの球形又は四角状の篇球形 先端に小さな突起がある
7~11月に黄色く熟し 中に核が2個入っている
核は1㎝ほどの半球形で外面は丸くて溝があり毛が密生している
内面は切型で中央部は浅くへこみ八の字型の窪みがある

この実だがねっとりしていて薄甘く生で美味しく食べられる

花(5月のもの)
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カジノキの実

2017-09-11 | 樹木 草花


カジの木の赤く熟した実がブラ下がっている

カジノキはクワ科コウゾ属の古くから和紙の原材料に栽培され 山野に野生化している落葉高木 高さ10m程になる
花は雌雄別株で5~6月に咲き 雄花序は長さ3~9㎝の円筒形
雌花序は1cmほどの球形で花被は袋状 花柱1㎝近くあり外に伸びだしてボンボンのようで目立つ

雌花の花被片は合着して袋状になり柄のある子房を包む
花被と子房の柄は肥大し液質になりそう果を包む
これが多数集まって集合果を作っている
分かり易く言えば赤く突き出しているのが実で その先端の赤黒いのがそう果(種が1個入っている)

橙赤色に熟した実は甘さが強くて美味しい
鳥が食べて種を蒔いている
樹皮の繊維を和紙の原料にする
カジノキとヒメコウゾの交配種がコウゾでこれも和紙の原料に使われている
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ヤマボウシの実

2017-09-10 | 樹木 草花


ヤマボウシ(山法師)の名は 頭状の花序を僧兵の頭に 総苞片を白い頭巾に見立てたと言う説がある
箱根はヤマボウシの日本一の名所と言われ 芦ノ湖や駒ケ岳周辺では白い花群れて咲き「神奈川の花100選」にも選ばれている 箱根では昔「クサ」と呼んでいたので学名にkousaとつけられた

ミズキ科の林内や草原に多い落葉高木 15mの高さになる
実は集合果で1.5cmほどの球形で核が1~5個入っている
9~10月に赤く熟し甘くて美味しい
美味しい実ベスト8に入り味はマンゴウのように甘い という記述を見たことがある

花は5~7月に咲く
白い花びらのように見えるのは総苞片 その中心に花弁が2mm程の淡黄緑色の小さな花が多数密集して付く
写真はまだ花弁が開いていない
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オグロシギ

2017-09-09 | 野鳥


オグロシギは尾の先が黒いシギ
オオソリハシシギと似ているのでその識別点を名前として江戸後期から知られている

旅鳥として全国に飛来し秋の渡りでは8月から10月に見られ 春より秋の方が数が多い
水田 湿地 池 干潟にいるが オオソリよりは内陸の淡水湿地で良く見られる

淡水域では貝類の他ミミズ類や昆虫類 海水域ではゴカイ類や甲殻類も捕る
オスの夏羽は頭部から胸にかけて赤褐色で頭頂から後頸にかけて黒い縦斑が有る
メスはオスに比べて全体に淡色
大きさ38㎝
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キリアイ

2017-09-08 | 野鳥


キリアイ(錐合)は錐を合わせたような嘴と言う名前

旅鳥で秋の渡りでは8~10月に見られるが数は多くなく見られればラッキー
干潟から汽水湖 水田など海水域 淡水域に居る
地表面を覗き込むような格好で水辺を歩き回り 甲殻類 貝類 ゴカイ類 昆虫類の幼虫 などを採食する

雌雄同色 白い眉斑と頭側線がある
嘴は黒くてやや太めで先の方でわずかに曲がっている
大きさ16cm
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ハクセキレイ

2017-09-07 | 野鳥

今日は24節気の白露 露が葉に付く季節 朝晩は秋めいてきた

駐車場に居たハクセキレイを見てセグロセキレイだと言った人がいた
確かに胸から背にかけて黒っぽい
鳥のビデオテープで「ハクセキレイは白い鶺鴒です」と解説しているのが有った

見分けは顔で白い顔に黒い過眼線がハクセキレイ
体色は白っぽいのからかなり黒く見えるものまで居る
対してセグロセキレイは黒い顔に白い眉斑と言っている

留鳥又は漂鳥 海岸 河川 農耕地など
尾羽を上下に振りながら歩き地上の昆虫類や水中の水生昆虫類を採り 時には飛んでいる昆虫類を空中採食する
雌雄ほぼ同色 大きさ21㎝

セグロセキレイ
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アカスジキンカメムシ

2017-09-06 | 虫類


金属光沢のある緑色の地に赤色の帯状の模様が入った綺麗なカメムシ
「歩く宝石」と言う人もいる

終齢幼虫で越冬し5月頃から11月まで見られる
幼虫はミズキなど落葉広葉樹 ツバキなどの常緑広葉樹 スギなどの針葉樹など多くの木の実で育つが 成虫共々ゴンズイの木に居た

平地から山に普通に居て 林縁の樹上に居ることが多い
最近はスギ ヒノキなどの球果を加害しているのではないかと言われている
大きさは18mm
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コガタスズメバチ

2017-09-05 | 虫類


コガタスズメバチが葉の上でモソモソ動き回っている
剣呑なので少し遠くからパチリ
巣から離れた場所で一匹で居る場合は近くで観察しても大丈夫とは聞いたが とても近寄る気分にはなれない

スズメバチの仲間は日本では16種類もいる
スズメバチの一年:
どれも春先に冬眠から覚めた女王蜂が 巣を作り産卵し最初の蜂が育つとあとは産卵に専念する
始めに羽化した蜂はメスで働き蜂として 巣の拡張や食料探し 幼虫(自分の妹弟)の世話をする
夏になると来年巣を作る新女王と 他の巣の新女王と交尾するオスバチが羽化する
この頃初めに巣を作った女王は寿命で死んでしまう
巣に居るハチも数が減って来て秋には空になった巣が残る
新女王は枯れ木の隙間などに潜り込んで越冬する

働き蜂は小さな生物を捕らえて幼虫の餌にする
小型スズメバチの大きさは25mmほど
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ウラギンシジミ

2017-09-04 | 虫類


公園で目の前の園路にヒラヒラ舞い降りて翅を閉じたり開いたり大サービスのウラギンシジミ

蝶は翅の裏表で色彩の全く違う種が結構いるが ウラギンシジミもその一つ
表翅は茶褐色で中央部でオスでは橙赤色の斑紋 メスでは白~青白色の斑紋があるが 斑紋の大きさには個体変異がある
裏翅は一様に銀白色 飛んでいる時はこの銀白色が良く目立つ

常緑樹の葉裏で成虫で越冬し 春先から見られる
平地から低山地の樹林地 樹林の多い公園でにもいる
食草はクズ フジ ハリエンジュなどマメ科植物
春~夏はフジ類を食草とするため 渓流沿いの樹林や公園
秋は主にクズを食草にするために 林縁部 河川堤防 その他クズの繁茂する場所に広く見られる

花にはあまり訪れず 腐果や獣糞などで吸汁するほか湿った路上で吸水もする

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ウツボカズラ

2017-09-03 | 樹木 草花


食虫植物のウツボカズラ 袋の上に葉が一枚有ってこの葉は雨除けなのだそうだ 気が付かなかった

食虫植物は昆虫など小さい動物を捕まえて自分の栄養分にしてしまう植物
普通の植物と同じに光合成でデンプンを作ることもしている
湿地や高い山の岩場など 土の中の栄養分が少ない土地で 足りない栄養分を補うため虫を捕って生きている
虫を捕まえる仕組みは5通りあり それぞれ変形した葉を使って捕まえる

ウツボカズラの原産地は東南アジアなどの熱帯地方
葉が変形した袋の中にいつも液を貯めていて 一度落ちた虫は内面が滑りやすく這い上がれずおぼれて死んでしまう
それが消化され栄養分として吸収される

雨上がりの屋外に展示されていたウツボカズラの中の水を 空けてからにしてしまった人がいたが あのウツボカズラはその後どうなっただろうか
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ゴンズイの実

2017-09-02 | 樹木 草花


ゴンズイの実が生って目を引いた
名前は材がもろく役に立たないので 同じように役に立たない魚ゴンズイの名が付けられたと言う説がある

ミツバウツギ科ゴンズイ属の落葉小高木でゴンズイ属はゴンズイ1種からなる
花は5~6月に本年枝の先に15cmほどの円錐花序を出し 黄緑色の小さな花を沢山つける
花は地味な色であまり目立たないが 実は目立つ

9~10月に桃色の実が生り 果被は肉質で厚い
熟すと裂開し 強い赤色が見え中に黒い光沢のある種子が1-2個入っている
果被の赤と種子の黒で 「赤黒効果」があり目立ち 鳥を呼び寄せる
だが種子は硬くて食べる所が無さそうで 多分赤黒でだましているのだろう

キジやヤマドリが食べると言うが都心ではせいぜいヒヨドリが来るくらい
鳥も学習して騙されないのかもしれない
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アガパンサスの実

2017-09-01 | 野鳥


南アフリカ原産の多年草
10~20種の原種があり 交配した園芸種が300種以上ある
明治時代に渡来し 和名はムラサキクンシラン
アガパンサスの名は ギリシャ語でアガペー(愛)とアンサス(花)を組み合わせた言葉

ヒガンバナ科(旧ユリ科)の多年草
花の時期は7~8月 白花が一株だけ咲き残っていた
花色は青紫 白 などがあり形も星形 ラッパ状 花筒の長いもの短いものなどバラエティーに富んでいる

まだ出来立ての緑色の実が生っていた
秋には茶色にしなび裂開する
中に黒く細長い種子が数個入っている
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