トリからキノコ 自然見て歩き

足の向くまま気の向くまま トリからキノコまで
自然の中が心地よい

オオカマキリの卵のう

2011-02-13 | 虫類


葉が落ちて木の枝が見えるようになるとカマキリの卵のうが目に付く

オオカマキリの卵のうがあったが なんと下の方が食い千切られてぽっかりと穴があいている こんなのは初めて目にした
中を覗いて見たが卵らしいものは無し
犯人は不明 
5月頃にはゾロゾロ小さなカマキリの姿が見られるはずだったのにチト可哀想

カマキリの卵のうは雪に埋もれない様に その冬の雪の積もる高さを予想して 積雪以上の高さにに卵を産む と言う話があったが 雪国で調査の結果そのようなことは全く無いそうだ 
伝承にもいい加減なものもある例

だがカマキリが雪を予想して卵を産んだ方が何やらミステリアスで沁みる・かも・・
コメント (2)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

シナマンサク

2011-02-12 | 樹木 草花


春に先駆けて まず咲くが訛ってマンサク
枝一杯に花を咲かせるので満作 と諸説あり

マンサクは日本固有種 シナマンサクは中国原産
そのシナマンサクが見事に咲いていた
シナマンサクは枯葉が花の時期まで落ちずに残るので見分けは容易



花は数個づつ纏まって付きマンサクより香りが良いと思う
花弁は鮮やかな黄色で線形 萼は卵形で暗紫色 黄色の葯のあるオシベ4個 線形の借りオシベ4個 真ん中に暗紫色の小さな花柱が2個

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

ツグミと雪

2011-02-11 | 野鳥


雪だ!雪だ! 朝起きた時から雪が舞っていた
雪と言うと寒いからコタツに入るネコ型人間と
なんだか嬉しくて動き回るイヌ型人間が居る
その時の体調や気分にも拠るが自分はイヌ型だ
朝早く目覚めて予報では5cmは積もるはずだったので 雪かきをしようと窓を開けたらなんと積雪は無し 
再眠

夕方庭の柿の木にツグミがぽつんと枝に止まって空を見上げていた
毎日やって来て落ち葉の下をかき回している奴だが今日は雪に覆われて餌が取れない
「あ~~~ぁ」とため息が聞こえてきそう

ツグミ:スズメ目ヒタキ科ツグミ亜科 体長24cm 冬鳥
樺太から北で繁殖し 越冬のコースは北海道から日本列島を南下するコース 中国沿いを南下して日本海を横断 能登半島に上陸するコースが知られている
渡来直後は山に居て寒さが厳しくなって食べ物が少なくなると 分散してだんだん里に降りて来る

鳥たちは渡りの時には胸骨の間に多量の脂肪が蓄えられる仕組みを持っている
越冬しているときの約3倍 体重の10%前後にまで達しているという

かっては西洋でも中国でも日本でも重要な食用鳥だった
もちろん今では狩猟は禁止されている
食べ尽くされる前に狩猟禁止になってほんとに良かった
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

ネジキ

2011-02-10 | 樹木 草花


幹がねじれているのでネジキ

林の中でこの木に出会って暫し見とれた
何と変わった樹皮だろう

有毒植物でヤギが葉を食べて死んだと記録が残っている
とんでもない木だ



5-7月頃に花が咲く
下向きに小さい花が整然と並んで咲く

枝や冬芽が美しいので花材に使われる
材は緻密で赤褐色を帯び クシやコマ等に使われる
ツツジ科の植物
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

エナガの水浴び

2011-02-09 | 野鳥


小さな水辺でエナガが水浴びをしていた

野鳥はどの鳥を見ても綺麗だと思うが その一つに手入れが良い事が挙げられると思う
絶えず羽づくろいをしている姿を良く見かける

飛べることが生きることに繋がるから一生懸命なのも良く分かる

羽毛の表面には嘴を使って尾の付け根の背面にある脂腺(皮脂腺)から分泌される油脂を満遍なく塗って 雨や埃などの汚れを防ぐ

何故だか理由は分からないのだが 動物園で見る小鳥は総じて羽の色がくすんで見ていて可哀想になる 見ると水もチャンと置いてあるのだが・・狭い場所で自由に飛べず緊張がなくなるとそうなってしまうのか?



水浴びが終わったエナガ君最後にブルッと体を一振りすると颯爽と飛び去った
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

オオジュリン

2011-02-08 | 野鳥


葦原にオオジュリン

葦に縦に止まり茎の中の昆虫を食べる
秋冬の鳴き声「チュリーン」が名前の由来 体長16cm ホオジロ科

主に北海道だが青森県秋田県でも繁殖していて 冬時期は本州中部以南の低地の葦原で過ごす

夏になると頭が黒くなるが その頃は北へ行っていて未だ頭の黒いオオジュリンを見たことがない
この黒くなる成り方だが冬のうちは先端が茶色でその下が黒くなっており 春になると茶色の部分が磨耗して消え下の黒が表に出てくる
鳥の色変わりは普通換羽して変わるがチョッと変わった色変わりをする
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

キガシラシトド

2011-02-07 | 野鳥


江戸川の岸辺に珍鳥キガシラシトド現る

1935年11月に栃木 12月にに多摩川で見つかったのが最初で 北海道 新潟 そして大阪堺市で2007年に出てから4年振りの渡来 東京では76年ぶりと言うことになるらしい

噂では遠く愛知からも見にやってきた人が居るとか
最近はバードウォッチャーがとても増えて情報があると 大きなカメラを抱えた人で大賑わいになる

ホオジロ科 体長16cm アラスカなどに居て冬はアメリカ西部で越冬する 
頭の天辺が黄色いのでキガシラシトド・シトドはホオジロの古名
英名:Golden-crowned Sparrow
コメント (2)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

スズメの生る木

2011-02-06 | 野鳥


近所のお宅の庭木にスズメが群がっていた
普段見ていてそんな感じはしないのだが最近都心ではスズメが減っているのではないかと言われている 野鳥の会で調査を始めたとか聞く

身近に居る鳥だけにスズメの話は尽きないのだがそのうちの幾つかを披露

小鳥は良く水浴びをするがスズメは水浴びの他に砂浴びもする
庭に土を山形に盛り上げて置いたら 表面がサラサラに乾いて来ると早速やって来て砂を体にまぶす
砂浴びの跡は丸く凹んでいてそんな跡が幾つも付く
これも水浴び同様羽に付いたダニなどを取ったり汚れを落としたりの手入れで
水浴びと砂浴び両方をするのはスズメくらいだろう

スズメは意外と朝寝坊
カラスなどが日の出の前から騒いでいるのに比べると かなり遅れて動き出す
その分?夜の仕事じまいは早い
一般に朝遅い鳥は寝るのが早い 曇っている日はあまり遠くへは出かけないし メスはオスより遠出はしない と言われている

スズメはイネを作る農家にとって害鳥であるが 春先子育てのために虫を取るのでこの時期は益鳥である トータルしたら害なのか益なのか
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

トラツグミ

2011-02-05 | 野鳥


少し薄暗い林の中でトラツグミが落ち葉を蹴散らして餌を漁っていた
このトラちゃん人を恐れずノコノコと2mほどまでも近づいてきたのでドアップ写真

トラツグミといえば話題はその鳴き声
ヒーとかチーンと聞こえる細い口笛のような声と少し低い声でヒョー いずれも一本調子でゆっくり鳴く

囀るのは夜中から明け方 ヒー ヒーと姿を見せずに鳴く不気味さも手伝って 怪物「ぬえ」の正体とされてきた
「ぬえ」は頭は猿 手足は虎 体は狸で尾は蛇と言う怪物
源頼政が紫宸殿で退治したと言う伝説の怪物

現代でも40年ほど前に夜な夜な林の名から聞こえる怪音がUFOではないかと話題になったりした事があった これもこのトラツグミの声と判明でチョン

体長30cm 大型鶫の中では一番大きい 留鳥 北方のものは冬には暖地に移動する
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

コイカル

2011-02-04 | 野鳥


昨日アップしたイカルの中にコイカルが一羽一緒に行動していた

体の色はイカルよりシメに近い 黒頭巾がイカルより深い 冬鳥
大きさはイカル23cm コイカル19cm イカルより小さいのでコイカル 「恋狩る」だと思えばロマンチック

コイカルを都心周辺で見るのは割合稀で 大概イカルの群れの中に少数見かける事が多い 日本西南部に多いそうだ
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

イカル

2011-02-03 | 野鳥


今日は節分 子供の頃は何処の家からも「鬼は外福は内」の声が聞こえたものだが最近はとんと耳にしない 我が家でも子供が小さいうちはやった記憶があるが いつの頃からかさっぱりやらなくなってしまった

イカルの群れが今年もやってきた
100羽ほどの群で忙しそうに落ち葉を引っ掻き回していた
パチパチとなにか潰しているような音が盛んにしている
木の実を嘴に咥え回すようにして中の種を取り出して食べることから「まめまわし」の俗名がある

古名はイカルガ(斑鳩) 奈良県の斑鳩に住む鳥がその由来
地名が鳥名になった珍しい例

明治時代の鳥類目録には「マメマワシ」「イカル」が併記されていたそうだ

聖徳太子の「和をもって貴しとなす」はこのイカルが仲良くしているのに太子が感じ入ったことがきっかけと言われている

抱卵のメスにオスが給餌にやってくる 
加えてメスが巣を離れるときは巣の内外で鳴き交わしオスが迎えに来てから2羽で一緒に出かけ メスが巣に戻るときは必ずオスが巣まで送り届ける

イカルの夫婦仲の良さは鳥の中ではダントツだ 見習わなくちゃ

体長23cm アトリ科 黒い頭巾に黄色い嘴 地鳴きはキョッキョッ
囀りは口笛を吹くようにコーキーコキーコーキーと澄んだ長閑な節回しだそうだがいまだ聞いた事がない

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

ホオジロ

2011-02-02 | 野鳥


藪からの中におなじみホオジロが居た

日本中何処にでも居る鳥である
繁殖地は国土の64%にも及ぶとも言われ こんな鳥は他には居ない

ホオジロの仲間は地鳴きではチッチッと二声鳴く事が多い
さえずりは「一筆啓上仕り候」とか「源平つつじ白つつじ」など色々聞きなしされる
オスは十数曲のレパートリーをもつとかで素晴らしいさえずりをする

独身のオスは必死に囀るがペアリングしたオスはせいぜい小声で少し囀る程度

名前はもちろん頬の辺りが白いから が定説であるがホホ(頬)イチジロシ(著しい)で頬を膨らませて著しく囀るから来ていると言う説も有り 語源に色々有るのは面白い

体長16.5cm 留鳥 スズメ目ホオジロ科
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

イカルチドリ

2011-02-01 | 野鳥


早いもので今日から2月 この分だともうじき春だな
葛西臨海公園でイカルチドリが居た
留鳥なので居てもおかしくはないのだがこの時期にここで見るのは珍しい

コチドリと似ていて慣れないと見分けが難しい
体長 イカルチドリ 19~21cm コチドリ14~17cm
イカルチドリの方が嘴が長い
黄色いアイリングがコチドリの方が目立つ

名前はコチドリより強そうに見えることからイカル(厳る)チドリとか

中流~上流の河原などに多く石に紛れて中々見つけにくい

それにしてもこのイカルチドリは随分と目つきが凄い
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする