ヤツデとハエ 2010-12-16 | 樹木 草花 花の少ないこの時期 ヤツデが花盛り 花も少ないが虫も更に少ない初冬 花粉運びにハエが大活躍する ハエだって寒ければ飛べなくなってしまうが 陽の当たっている大きな葉(20度はあるそうだ)に止まり暖を取って 暖まったらまた花へ飛んでゆく ヤツデの花は雌雄同株で 上部の花序には両性花 下部の花序には雄花がつく 写真のハエの止まっているのは両性花で 自家受粉を避けるためオシベが先に成熟し花粉を盛んに出す 花弁とオシベが落ちてから 花柱が伸びて来る 来年4~5月頃には立派な実が黒紫色に熟すことだろう
石神井公園のモミジ 2010-12-15 | 樹木 草花 モミジ狩りにあちこち遠くへ出かけるばかりが能じゃない 石神井公園で素晴らしいモミジに出会った サクラも大好きだがモミジ等の紅葉黄葉もとても良い 多分誰もが同じ気持ちなのかあちこちで気持ちの良い景色に出会う イギリスのガーデンも魅力あるが日本の紅葉黄葉の景色も誇れる自然だと思うがどうだろう
祇王寺の庵 2010-12-13 | 旅行 祇園精舎の鐘の声諸行無常の響きあり・・・・ 平家物語に出てくる平清盛と白拍子祇王の哀れな物語 祇王寺は奥嵯峨のささやかな草庵である 建物は明治になって京都府知事北垣国道が、廃寺になってしまった祇王寺の名を惜しんで、嵯峨にある別荘の一棟を寄付したものだそうだ そうとは知らずズッと古い草庵と思っていた 入り口の門の上にモミジが積もっていた
三千院のお庭 2010-12-12 | 旅行 ♪京都~大原三千院ーー♪ 歌の感じからもっと鄙びたお寺を想像していたが堂々の門構えから始まって立派な建物が並んだお寺さんだった ♪恋ーに疲れた女が~一人~♪ 等と言う風情はなし 立派なお庭をぐるぐる回って堪能した 大原の地は千有余年前より魚山(ぎょざん)と呼ばれ、仏教音楽(声明)の発祥の地であり、念仏聖による浄土信仰の聖地として今日に至ります 創建は傳教大師最澄上人が比叡山延暦寺建立の際草庵を結ばれたのに始まります・・ 以上パンフレットからの抜粋で三千院のPRでした
光明寺モミジのトンネル 2010-12-11 | 旅行 もうそろそろ今年の紅葉も終わりになりつつある そこで暫く紅葉特集 西山浄土宗総本山 光明寺のモミジのトンネルが素晴らしくうっとりと暫し佇む 光明寺は法然上人が初めて「お念仏」の教えを説かれたところだそうで 以後今日まで800年その教えを受けついてきたのだそうだ 無信心な自分にはお念仏も良く分からないのだがこのモミジの素晴らしさは良く分かる 丹精込めて手入れをしているのだろう
ヒドリガモ 2010-12-10 | 野鳥 オスの頭部の赤茶色からヒドリガモ(緋鳥鴨)と呼ばれている モヒカンカットと呼んでいた人が居た 納得です 毛繕いを始めたのだが 目つきのきつい事 淡水の池などでよく見かける 植物食で草地で青草を食べているのを見たことがある 全長49cm
ミコアイサ 2010-12-09 | 野鳥 ミコアイサのメスがいた アイサとは秋早く(秋沙)に渡って来る鳥の意味 とか「秋去り」から転じた・・つまりこの鳥が来ると冬になるという・・などの説がある 自分の感じではそんなに秋早くにあまり出会っていない気がする オスは全体が白く顔がパンダ顔をしていて愛称がパンダガモ このオスの美しい色彩を巫女の衣装に例えてミコアイサ アイサ類はカモの仲間(ガンカモ科)で日本では3種(ミコアイサ カワアイサ ウミアイサ) 嘴の先が鉤型に曲がっており縁にはギザギザがある 潜水して魚を捕る生活に適応したカモと言える
キジ♀ 2010-12-08 | 野鳥 キジには何回も会っているが地面を歩いているものばかりだった 初めて木の枝にとまっている姿を見た メスが2羽一緒に居てそのうちの一羽が木に止まった 今頃の季節秋冬はオス同士 メス同士で別々に群を作って行動する 春になるとオスは草地に縄張りを作りその宣言をする メスは数羽のグループでオスの縄張りを回って歩き、オスは来たメス全員にディスプレイをして交尾を迫る 乱婚のようだ オスは子育ての世話は一切しない 乱婚で生まれてくる子供に愛情が湧かないのかもしれない
カワガラス 2010-12-07 | 野鳥 水煙で視界の悪い中カワガラスがジッと獲物を狙っていた この寒いのに平気で水に潜り水生昆虫や小魚を餌にしている 川に住みカラスのような黒っぽい色なのでカワガラス 英名はBrown Dipper 昔はこの鳥の黒焼きが小児病の妙薬であったと言う 日本ではカワガラス科はカワガラス1種(世界では4種) 白い瞬膜を持ち水中眼鏡の代わりにして 足の裏のスポンジ状の指だこで流れの速い川底を歩く事が出来る珍しい能力の持ち主 子育ての時期が普通の鳥と少し違う 餌の水生昆虫(トビゲラ類カゲロウ類カワゲラ類など)は春先に羽化してしまうので その前の羽化直前の大きくなった川虫の時期に子育てを合わせている 多くの鳥が子育てを始める4月にはもう終わっているか 頑張る者は2度目を大急ぎでしていることもある
浅間山 2010-12-06 | 旅行 ”暮れ行けば浅間は見えず歌悲し佐久の草笛” 青空に浅間山がすっきりと見事だった 後ろに噴煙を上げていて大きな力を秘めて静かなたたずまい 山は神であり時に信仰の対象であり 人を引き付け人は登り続ける ズッとズッと昔ワンダーフォーゲル部に居た頃あちこち良く登った 今は膝が痛んで高尾山も行かれなくなってしまった 惜春の思い切なるものがある
フユザクラとモミジ 2010-12-05 | 樹木 草花 紅葉真っ盛りの中フユザクラを見に行ってきた 藤岡市の桜山公園には7000本ものフユザクラが有り名所として名を馳せている 一重咲きの二期咲き性品種で晩秋と春に多くの花が開花する 八重咲きの二期咲き性ではジュウガツザクラがあり 今年は紅葉を追っかけるのに忙しく未だ見ていないのだが昨年は新宿御苑や小石川植物園で見た ついでにと言ったら怒られそうだがモミジの紅葉も素晴らしかった
ヌルデの紅葉 2010-12-04 | 樹木 草花 ヌルデが見事に紅葉している 幹を傷つけると白色の樹液がしみだす これを器具などに塗ったことから「ヌルデ」 秋になると美しく紅葉する種類が多いウルシの仲間で鑑賞に値する
カジイチゴの黄葉 2010-12-03 | 樹木 草花 カジイチゴの葉が面白い事に見事に半分だけ黄葉していた 黄葉は葉の根元に離層が出来始めて養分が届かなくなると緑色のクロロフィルが分解され 分解速度の緩慢なカロチノイドの黄色が表面に浮かび上がって来る 正に自然の妙
トウカエデの紅葉と黄葉 2010-12-02 | 樹木 草花 かなり大ききだが同じトウカエデの木に紅葉と黄葉の葉があった とても綺麗でしばし見とれていた 葉の紅葉や黄葉又は茶色になるメカニズムは解明されているがそのウンチク話は後にしてこの自然の妙なるグラデーションを楽しもう