トリからキノコ 自然見て歩き

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シデコブシ

2024-04-07 | 樹木 草花


桜が満開になって賑わっているが、シデコブシも満開だった
名前は、花がこぶしに似ていて、沢山ある花被片がしめ縄などに付いているシデと呼ばれる紙に似ているので付いた
日本固有種、準絶滅危惧種

モクレン科の落葉小高木、高さは5m程になる
分布が東海地方の伊勢湾周辺地域、東海3県の丘陵地に限られており、これらの地域では他に多くの固有種や準固有種があり、これらの種は東海丘陵要素と呼ばれている

葉は互生し、葉身は5~10cmの長楕円形で全縁
先端は鈍形又はクサビ形
花は3~4月に咲く
葉の展開前に10cm近い芳香のある花を開く
花被片は12~18個、普通白色だが淡紅色を帯びるものもある
雄しべ雌しべは多数あり、花床に螺旋状に付く

果実は袋果が集まった集合果
長さ5cm程で、10月頃に熟すと裂開し、長く伸びた白い珠柄の先に、赤い種子がぶら下がる
コメント
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