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トウネズミモチ

2023-01-20 | 樹木 草花


何処にでもある木だが、トウネズミモチの実が鈴なりだった

モクセイ科の常緑小高木、よく分枝し高さ10m程になる
中国原産で日本には明治初期に渡来した
葉は対生し、長さ6~12cmの卵状楕円形で、基部近くが最も幅が広い
似ているネズミモチは、中央部が最も幅広い
縁は全縁で先は次第に細くなって長く尖る
葉を日にかざすと脈が透けて見える

花は6~7月、新枝の先に10~20cmの大型の円錐花序を出し、小さな花を多数つける
花冠は3mmほどの筒状漏斗型で、中ほどまで4裂し裂片は平開する
果実は長さ1cm程の楕円形で、10~12月頃に黒紫色に熟す
種子は黒色で表面に大きなしわがある
果実は11月頃から鳥が食べだし、ほとんどヒヨドリが独り占めでほんの少しを、ムクドリ オナガ ツグミ類が採食する

漢方では果実を乾燥したものを、女貞と呼び強壮剤として使う
葉は腫れ物などの民間薬として使われる