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トビカズラ

2021-04-22 | 樹木 草花


トビカズラは別名アイラトビカズラという
中国南部に分布していて、日本で自生しているのは、熊本県の相良に1本だけで、国の特別天然記念物に指定されている
脇の説明文では・・昔、留学僧が中国から持ち帰り相良寺に植えた1本ではないかと言われている

マメ科の大型のつる性木本
幹は灰白色で太く、細かくひび割れる
葉は3出複葉、小葉は網状の脈が目立つ

4~5月、ブドウの房のような15cmほどの総状花序を垂らし、7cmほどの暗紫色の蝶形花を多数つける
蜜の多い花で溢れ出ていた
花弁は上側に1個、左右に1個づつ計3個で、中から細長い莢状のものが出ている
この莢状のものを開くと中に蕊が入っていた
蕊がこんな状態で包まれていたら、虫による送粉は難しいだろう
時期が来ると裂開するのか、虫以外のものが送粉するのか・・・
昔から今に至るまで、ここでの樹は1本しか育っていないのは繁殖しにくい樹なのかも・・・
豆果は長さ40cmほどで、種子は7個、毛が密生する
コメント
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