花の形を和船の碇に見立ててイカリソウと言う
メギ科イカリソウ属の主に太平洋側の山地に生える多年草
茎は30cm程で、葉は2~3回3出複葉 小葉は3~8cm歪んだ卵形で基部は心形
花は3~6月に咲き、2cm程で花弁は4個、色は紅紫色~白色まである
白色のものはシロバナイカリソウと言うこともある
基部から2cm程の距が四方へ突き出している
果実は袋果で中の種子にはアリの好む種枕(エライオソーム)がついている
イカリソウ属の地上部は淫羊霍(いんようかく)という生薬で強壮強精に使われる
地上部の乾燥品淫羊霍を刻んだものを、ホワイトリカーとグラニュー糖に二か月ほど漬けて飲むと効果がある