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トリからキノコ 自然見て歩き

足の向くまま気の向くまま トリからキノコまで
自然の中が心地よい

マメコガネ

2022-05-04 | 虫類


緑に茶色、周りを白黒の点々でしめて中々素敵で可愛い色模様
大きさは1cm程

幼虫で越冬して、成虫は5~10月に見られる
林縁、草地、畑地や果樹園など広い範囲で見られる
ブドウ、クヌギやダイズ、イタドリなどマメ科植物、などの葉や栗の花などに良く集まる普通種で害虫とされている
幼虫はイモムシ型で、土の中の植物の根を食べて育つ、農作物、苗木などに被害を与えることもある
卵から成虫まで1~2年かかる

20世紀の初めにアメリカに渡り、果樹に大被害を与えジャパニーズビートルと呼ばれ恐れられたことがある

キバラヘリカメムシ

2022-05-03 | 虫類


ニシキギの上を歩いていたキバラヘリカメムシ
腹を見ると黄色っぽい

成虫で越冬して、4月から11月まで見られる
背面は黒褐色で、各脚の腿節半分が白っぽく腹部回りの白黒模様と共に、素敵なアクセントになっている
大きさは15mmほど

ニシキギ科の植物が好きで、ニシキギやマユミでよく見かける
幼虫から成虫まで多数集まっていることも多い
幼虫は体が黄緑色をしている

アカシジミ

2022-05-02 | 虫類


陽を受けて鮮やかな色のアカシジミ

卵で越冬して、春先幼虫 蛹を経て5月頃から見られ、見られる期間は2か月ほどと短い
寒冷地では1が月程遅れて見られる

裏翅は橙色の地に白色条があり、後翅亜外縁には濃橙色の斑紋列がある
表翅は地色は橙色で、翅頂には三角形の黒斑がある

落葉広葉樹林に生息し、一部カシ類の生える照葉樹林でも見られる
多様な環境に適応していて、食草があれば都市近郊でも見られ、クリの花に良く集まる

食草はコナラ、カシワ、クヌギなどブナ科植物
幼虫は大きさ17mmほどで、薄黄緑色のワラジ型イモムシ

ウラギンシジミ

2022-04-22 | 虫類


ウラギンシジミのメスが居た
メスは表の翅に白い斑紋があり、オスは橙赤色の斑紋がある
裏面は雌雄共に銀白色

成虫は常緑樹の葉裏で越冬して、4月から11月まで見られる
樹林地や樹林の多い公園や人家周辺で見られる
日中、樹上や林縁を飛翔し地上にもよく降りている
あまり花を訪れず、腐果や獣糞などで吸汁するほか湿った地面で給水する

食草はクズ、フジ、ハリエンジュなどマメ科植物
幼虫は2cm程で、尾部に突起がある変わった形のわらじ型芋虫
体色は緑色から赤紫色まで変異がある

ヨツモンクロツツハムシ

2022-04-21 | 虫類


小さな虫を葉の上で見つけた
黒い体に4つの黄色い紋があるヨツモンクロツツハムシだ

ツツハムシの仲間は、産卵時、親は卵に糞を塗りつけて地上に落とし、孵った幼虫は糞を付けた卵殻を背負って行動し、成長するに従って自分の糞を殻に継ぎ足して大きく行く
幼虫枯葉を食べて越冬し翌春に蛹化する

成虫は4~8月に見られる
体全体が半円筒形をしている
大きさは5mmほど
コナラ、カシワ、ウワミズザクラなどの葉を食べる 

コアオハナムグリ

2022-04-20 | 虫類


花にやって来るコガネムシ類の代表選手・よく見かける
ヒメジョオンで食事中でした

成虫は4~10月まで見られる
林の周りや公園などでも見られる
食べ物は主に草や広葉樹の花の花粉や蜜などや麦の穂や樹液にも集まる
大きさは15mm程

幼虫は土の中で落ち葉や枯草などの腐植質を食べる
体は白く皮膚の表面には沢山の襞がある
歩くときは背中の毛と襞を利用して、腹を上向きにして歩くという

ツマキチョウ

2022-04-19 | 虫類


小型の羽先が黄色い蝶がひらりと止まった
オスの翅頂部は黄色く、後翅の裏側は雲状模様

蛹で越冬して成虫は3~5月に見られる
見られる時期は短く東京近郷では4月を中心に1か月ほどで、その後卵、幼虫の時期を過ごし5月過ぎには蛹になって翌年春まで過ごす
日中低い場所を翅を小刻みに動かして直線的に飛翔する
ムラサキケマンやタンポポなど各種の花を訪れる
翅を半開きにして止まることが多い

林縁、農地、河川などで見られ、最近は都市部の公園でも良く見られる
食草はムラサキハナナ、タネツケバナなどアブラナ科植物
幼虫は3cm程の薄緑色のイモムシ



オオハナアブ

2022-04-13 | 虫類


すっかり薹の立ったフキにオオハナアブがお食事のようだった

暖地では冬でも成虫が見られるが、
普通は3~11月に見られる
大きさは15mmほどで、複眼の間に3つの赤い単眼が見られる
アブの仲間は後ろ翅が退化していて、棒状の平均こんというバランスをとるものに変化しているので翅は2枚に見える
飛翔能力は高い

普通種だが、幼虫は水生のため、池や湿地が多い草原で良く見られる
幼虫は水中の落ち葉などを食べて育つ

オオツノカメムシ

2022-04-02 | 虫類


初めて出会ったオオツノカメムシ
鮮やかな綺麗な緑色のカメムシ
前胸背左右に突き出た赤っぽい棘が特徴で鋭く痛そう

成虫で越冬して、4月から10月まで見られる
丘陵から山にかけて見られて個体数はあまり多くない

産んだ卵を保護する習性がある
幼虫はケンポナシで育ち、成虫はミズキなどにも集まる
大きさは17mmほどで雌の腹端には突起がない

イラガの繭

2022-04-01 | 虫類


白地に茶色の筋が入ったイラガの繭があった
俗に「スズメのしょうべんたご」などと呼ばれる・・「たご」は桶の意味
もうじき成体が出てくるのかも・・

卵から幼虫、繭を作って中で前蛹で越冬し成虫になる
繭は回転楕円体で、吐き出すたんぱく質により硬化し、シュウ酸カルシュウムにより白くなる

幼虫(9月のもの)模様が面白い、刺だらけの目立つトゲイモムシ、毒刺毛を持ち触れると痛みを感じる


ホソミオツネントンボ

2022-03-24 | 虫類


葉の上で休憩中の、やや細身の35mm程の中型のイトトンボ類
普通越冬中は褐色で風景に溶け込み目立たない、春過ぎて青色の婚姻色に美しく変身する

成虫で越冬して3月から11月まで見られる
平地から低山地の池、沼、水田などに生息する

越冬する成虫はふつう7月頃に羽化するので、10か月位の長寿のトンボ
交尾は水際の植物上で行われ、そのまま植物生体内に産卵する

アカタテハ

2022-03-23 | 虫類


赤くて綺麗なアカタテハ
フキノトウでお食事か休憩中なのか暫くジッとしていた

成虫で越冬して、3月から11月まで見られる
都市部でも普通に見られ個体数も多い
平地から山地の明るい草地、林縁、農地、公園などに居る
日中草地上を敏速に飛び、タンポポ類アザミ類など各種の花を訪れるほか、樹液や腐果にも集まり地面での給水も行う

5cm程の中型のチョウ
表は黒色で赤色~赤桃色が広がり、前翅頂部付近に白斑がある
後翅は褐色で赤く縁どられる

食草はカラムシ、ヤブマオ、イラクサなどイラクサ科とケヤキ、ハルニレなどニレ科植物
幼虫は4cm程の黒褐色の地色に黄色の斑点と条紋があり、黄色か褐色の刺状突起があるイモムシ

オツネントンボ

2022-03-15 | 虫類


アオイトトンボの仲間、オツネントンボがもう見られた

成虫で越冬して4月頃から11月まで見られる
越冬前も越冬後も産卵期になっても殆ど体色は変わらない
褐色の濃淡模様のある、やや太めの地味なトンボ
大きさは4cm程で中型

平地から低山地の挺水植物の茂る池沼、湿地に生息している
初夏~夏に羽化して、成虫で越冬し5~6月に産卵する

産卵は春から初夏に連結したまま植物に止まり、生体内や枯草、朽ち木にも産卵する
時にはメスの単独産卵もある


テングチョウ

2022-03-14 | 虫類


今日は初夏を思わせるような陽気で汗をかいた
ヒラヒラもののチョウも色々顔を見せてくれた

成虫で越冬して今頃3月中から11月まで見られる
4cm程の中型のチョウで、前後翅に橙斑と前翅の翅頂部近くに小白斑がある
裏は後翅では褐色の枯葉模様
頭に突起がある
日中高所を敏速に飛び、各種の花や樹液などを訪れる
都市近郊の公園や神社から、雑木林、自然林にかけて広く見られる

食草はエノキなどニレ科植物
幼虫は細い円筒形のイモムシで、緑色の個体、下半分が褐色の個体、全体が紫褐色の個体が居る
葉表で前半身を持ち上げて、背を丸めた姿勢で居ることが多い

ムラサキシジミ

2022-03-12 | 虫類


今日の東京はポカポカ陽気で春だった
蝶々もキタキチョウはじめ何種類かヒラヒラしていた

成虫で越冬して、3月終わりころから飛び始めるがポカポカ陽気に誘われて早めの飛翔かな
開張3cm程の小型のチョウで、黒っぽい翅表に青色が映え、裏は暗褐色で不規則な斑がある
森林、林縁、公園、人家などの照葉樹林や落葉広葉樹林、に居る
越冬前や越冬後は日中に翅を開いてよく日光浴をする

食草はコナラ、クヌギ、カシワなどブナ科植物
幼虫は全体淡黄緑色の2cmほどの扁平なイモムシ
ブナ科植物の枝先の若葉を丸めて中に潜んでいる