大黒さん

つれづれに、道行く人のながれを眺めている土塀のうえの大黒さん

中国 早くもEV過剰生産で自動車工場共倒れ

2023年07月11日 | Weblog

備えよ常に! 備えあれば憂いなし



        




中国政府の強力な支援で、一時期はEV生産

企業が200社とも言われたが、多額の補助金が

廃止になるつれて企業の淘汰が加速。

2022年のEV生産は、536万台で、今年の生産

台数では、国際エネルギー機関(IEA)は、

590万台と予測している。

しかし、業界の専門家は、既に中国の自動車

市場のEV生産能力は過剰となっており、

過剰生産能力は1000万台に達している。

このため、過剰生産の表面化で赤字企業が続出。

販売現場では、叩き売り状態になっており

1台買えば、もう1台ついて来るという有様に。

だが、それでも新設や増設が相次いでおり、

2022年5月現時点で建設を進めている乗用車の

年産能力は計1046万台に達し、その大部分は

EV向けとされている。

工場は、一般的に着工から稼働まで2年前後と

されるので、全ての工場が稼働すれば、

遠からず年産能力は1500万台規模に達する。

EV生産企業は、共倒れに直面している。

7月6日に、テスラや比亜迪(BYD)を含む主要

メーカー16社が会合を開き、値下げ競争の

中止を申し合わせ、乱売合戦に終止符。

の筈だったのが何のことはない、8日には撤回。

中国自動車工業協会は声明で[独占禁止法の

精神に反する]と指摘し、独禁法順守を要請。

右手の棍棒を左手に持ち替えてバトル再開。

米電気自動車(EV)大手のテスラは、低コストの

優位性を生かして輸出拡大する目的で上海工場の

増強を目指しているが、過剰生産への懸念を

強めている中国政府が、増設計画を許可するか

どうかは判らないという。

生産コストの優位性を生かして、テスラは

上海工場で2022年に、[モデル3]と[モデルY]を

合計で約71万1000台生産するとともに、最大

生産能力を年間100万台強に引き上げた。

上海工場は、競合他社に対するコスト優位性の

面で極めて重要で、東南アジアとカナダへの

輸出を後押ししている。

中国での低コストの生産を武器に世界制覇を

目指すテスラにとって、中国政府の差配が気懸りだ。

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