大黒さん

つれづれに、道行く人のながれを眺めている土塀のうえの大黒さん

新常態て何処まで下ったレベルなのか

2015年04月03日 | Weblog
備えよ常に! 備えあれば憂いなし


        


3月初めの全人代では、李克強首相の1時間半に

及ぶ構造改革に備える演説では、改革という言葉が

80回ほども繰返されたが共感を得られず、習近平

主席の新常態の言葉のみが重く響いていたようだ。

これ以上生活は豊かにはならないぞ、収入も増え

ないぞ、景気は悪くなるぞ、と経済の落込みへの

反発に備え、近未来の姿を納得させるためには

新常態の3つ教えを繰返さざるを得なかったようだ。

昨年から続く景況指数の悪化は、今年1~2月に

入っても止まらず悪化傾向が顕著になっている。

GDP成長率を7.0%に設定したが、これ自体が

相当、かけ離れた目標値だと指摘されている。

経済の実態を示すと言う2014年の電力消費量は、

前年の3.8%増であり、公表された7.4%の実績の

半分の伸びであり、7.4%そのものが疑問視される。

今年、1~2月では更に落ちて、昨年同期比では

2.5%増に止まっている。

3月の景況感を示す製造業購買担当者指数

(PMI)の速報値は49.2と2月の50.7から下落。

1~2月の分譲住宅販売面積が前年同期比マイナス

16.3%となり、低迷する不動産市場の影響を受けて、

製造業など第2次産業は1.5%増のほぼ横ばいに。

消費財小売総額の伸びも下がり続けており、今年に

入って更なる成長の鈍化する傾向を備えている。

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