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信念の裏側にあるもの

僕は、どちらかとえいば、……いや、かなり、ワンマンです。

人に頼ることが苦手で、なにかと自分でやろうとしてしまうんですね。

そしてどこか、それを誇らしげに感じているプライドなんかもあります。


人の手を借りることに、負い目や情けなさなどを感じていました。

協力者が現れると、「ありがとう」ではなく「ごめんなさい」という言葉になりました。

誰かの協力で事がうまく運ぶほどに、下唇を咬みました。

自分の不甲斐なさを目の当たりにされたような気がして、いたたまれなかったのです。

事の成就を喜ぶよりも、「今度こそは助けを借りなくとも自分でできるように」という思いに取り憑かれてしまう、そんな自分がいました。


「人に頼ってばかりじゃ、成長もない」

「人様の助けを借りなくとも自分で成せるように」

その信念を隠れ蓑に、心の奥底に抱えていたのは「人様を信用できない」という恐れと驕りでした。

「できる人を賞賛し、できない人を蔑む」という捉え方でした。


そのことに気づいてからは、少しばかり素直になりました。

少しずつではありますが、「ごめんなさい」が「ありがとう」に変わってきました。


当たり前の話ですが、誰にだって、出来ることと、出来ないことがあります。

得意なことと、苦手なことがあります。

そして、ありがたいことに、この得手不得手は、人それぞれ本当にバラバラです。

自分が当たり前にできることが、まるでできない人がいる。

自分がまるでできないことを、当たり前にこなしてしまう人がいる。

だから、

自分が得意なこと(当たり前にできること・苦もなくできること)は、出し惜しみせず協力すればいいし、

自分が苦手なこと(当たり前にできないこと・苦しみになること)は、得意な人に助けを求めればいい。

そんな当たり前のことが、妙な信念に埋もれて、見えなくなっていました。






トークライブ・インフォメーション



1年ぶりに、札幌にお伺いいたします!
今回のテーマは「老子」。
『ラブ、安堵、ピース』の世界から、本には書かれていないお話までたっぷりお話したいと思っています。

黒澤一樹トークライブ『TAO』
 〜老子に聞いた、この世の仕組み〜

【日時】7月15日(土)14:00〜16:00(開場13:30)
【会場】札幌市教育文化会館 研修室301
    札幌市中央区北1条西13丁目(札幌市営地下鉄東西線「西11丁目駅」1番出口から徒歩5分)
【料金】お一人様3,800円

主催・協賛:株式会社ULGさま(お問い合わせ:011-614-1319/古池さま)

お申し込みは【こちら】から

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「引き寄せの法則」のオーソリティ登壇!

「引き寄せ」を超常現象などのように捉えるのではなく、「現実的な学習」と再解釈し、そのコツや心得、実践をわかりやすく提示することで大ベストセラーとなった『引き寄せの教科書』の著者・奥平亜美衣さんをお迎えし、おなじみ阿部敏郎さんとイベントをご一緒させていただく運びとなりました!
第2次引き寄せブームを牽引された奥平さんに、僕からも根掘り葉掘りあれこれお伺いしてみたいと思います!



願望実現の仕組みと実践 阿雲&奥平亜美衣
【日時】7月23日(日)14:00〜17:00(開場13:30)
【会場】KFC 2ndホール
    東京都墨田区横網一丁目6番1号国際ファッションセンタービル 2階 (MAP
【料金】お一人様5,000円+税

詳細・お申し込みは【こちら】から

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平日のお話会『月イチ☆』ツアー。
今月は下記のスケジュールで開催いたします!
事前のご予約やチケットのご購入は不要です。当日、直接会場へお越しください!

平日のお話会「月イチ☆」(東京開催)

【日時】7月31日(月)19:30〜21:30(開場19:00)
【会場】三鷹産業プラザ7階 703会議室
    東京都三鷹市下連雀3-38-4(MAP
【料金】お一人様2,000円

平日のお話会「月イチ☆WEST」(大阪開催)
【日時】7月27日(木)19:00〜21:00(開場18:30)
【会場】大阪産業創造館 5階 会議室B
    大阪市中央区本町1-4-5(MAP
【料金】お一人様2,500円

平日のお話会「でら☆月イチ」(名古屋開催)
【日時】7月28日(金)19:30〜21:30(開場19:00)
【会場】ウインクあいち 会議室1008
    愛知県名古屋市中村区名駅4丁目4-38(MAP
【料金】お一人様2,500円


←気がつけば、このブログも早11周年を迎えました。長らくのご愛顧、ありがとうございます!
コメント ( 9 ) | Trackback ( )
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コメント
 
 
 
私も。 (はる)
2017-07-12 18:01:35
同じタイプの人間です。。小さい頃から母親に甘えられなかったのもあって何でも自分でやるのが当然でした。大人になっても人に頼る事、甘える事を知らずに過ごしてきました。自分の力でやらなければいけないという観念の強さは強力で…。それでもいろんな事があり、頼らなければならない事が増えてきて、ようやく人に頼れるようになりました。頼りすぎるのは甘えになるけど頼るのも一つの勇気だなって思います。
 
 
 
こくさいさん (めい)
2017-07-12 18:31:52
やさしいお話 ありがとうございます。

お話会 会いにいけるといいです。
 
 
 
Unknown (Unknown)
2017-07-12 22:38:22
できないことを「できない」と言うのはけっこう勇気がいるんだよね。
そんなダサいことを言うくらいなら自分でなんとかしようとしてしまう。
そのせいでどれだけ無駄に苦労を重ねてきたことか。
そこに気づいてからはできないことは「できない」と言うし、できることも気が向いたときにしかやらなくなった。
今はすんげえ楽だわ。
 
 
 
素直な気持ちに (ちゃむ)
2017-07-12 23:25:04
素直な気持ちになれるお話でした。私もこの記事のような人でした。今でも油断すると一人でやってしまいそうになります。頼まれるのはいいのに自分は頼めない。本当に恐れと驕りですね。素直になりたいと思います。それが心をひらく第一歩。
 
 
 
ありがとう (be)
2017-07-13 06:45:36
「お前はこういう信念抱えてんだよ~!」(ゴラァ
と指摘する形でも発信できるっていうのにさ
「僕は・・・」という形で出してくれて
「お前は俺か!?」って共感できるようにしてくれて

恐れも驕りも そういった捉え方も
自分にもあるもんなぁ・・・
なにかと自分でやろうとしてしまうのって
気づいて やめられるもんなんだなぁ・・・

黒澤さんみたいに 素直になりたいよ
 
 
 
Unknown (moa)
2017-07-13 15:17:05
やさしい本泥棒 という映画を観ました。

言葉 とは。
それが持つ辞書にある意味よりも
わたしが感じるその柔らかさであったり 硬さであったり 美しいさであり汚さであり。
そのものが表す本当の意味 なんてあるのでしょうか?
わたしが感じる そのものがそのものの全て です。

わたしは黒斎さんの言葉が聞きたいです。
あの人が言ったこの人が言った、はどうでもいいです。
誤解なんてありません。誤解とは相違であり表裏であり、その人の持つ今の解釈です。
絶望が気づきになるように、誤解であってもそれに1番近いと思いませんか?

よく分かりませんがわたしは黒斎さんに
伝えたかったです。すいません。
ただただあなたの言葉が聞きたいです。
 
 
 
Unknown (ひかり)
2017-07-13 20:23:15
黒斎さんが、ふつうの人間の話をしてくれてる。
なんだかうれしいです(^-^)
いいないいな、人間ていいな♪
 
 
 
『真逆』の立場より (ただの「自分」)
2017-07-25 02:29:35
>自分が得意なこと(当たり前にできること・苦もなくできること)は、出し惜しみせず協力すればいいし、
>自分が苦手なこと(当たり前にできないこと・苦しみになること)は、得意な人に助けを求めればいい。
>そんな当たり前のことが、妙な信念に埋もれて、見えなくなっていました。

でも、黒斎さんの場合、このような経緯を辿らなければ、

>当たり前にできること・苦もなくできること
 =他の人が当たり前にできてなさそう、苦しみになってそうと判断できること
>当たり前にできないこと・苦しみになること
 =他の人が当たり前にできてそう、苦もなくできてそうと判断できること

の『基準』を、知ることができなかったのではないでしょうか?

自分の場合、その『基準』を持たないまま、物心ついた頃から、

「自分が得意なことは、出し惜しみせず協力すればいいし、
 自分が苦手なことは、得意な人に助けを求めればいい。」
が、『当たり前とすら感じない』くらい、当たり前で育ってきました。

つまり、ちょっとでもできると思えば、
『いつでも、どこでも、相手がどんな状態でも』
「こうすればいいよ、こうできるよっ!!」と、
相手にとって『ありがた迷惑』『余計なお世話』と気付かず主張し、
ちょっとでもできないと思えば、
『いつでも、どこでも、相手がどんな状態でも』
「これやって」「助けて」と、
相手にとって『何の努力もしてない奴』と思われたりする事に気付かなかったのです。

そんな事を繰り返しつつ総スカン食った上で、
『自他の境界線』を持つ事が必要と腑に落ち、
相手の様子を見ながら助け合う事ができるようになってきたのは、
20代後半を過ぎてからでした(汗)

自分のこのような経験から、
黒斎さんと自分は、元の『信念』『思い込み』が『真逆』ですが、
元の『信念』『思い込み』の種別が問題なのではなく、
いかに『信念』『思い込み』に気付いて、『バランス』を取っていくかが
重要な事なんだろうと思いました。

気付いてバランスを取っていく事ができれば、
『信念』『思い込み』は、『後悔の種』『不要なもの』とかではなく、
自身の『特性』として活かすこともできるようになっていくんだろうと思います。
 
 
 
Unknown (ざあみ)
2017-09-25 18:53:02
新入社員の頃、会社の給湯室の掃除を当番でやっていました。あるお局様はあの子はここが出来てない、この子はここが出来てないと、いつも怒っていましたが、ふと気づくと、そのお局様が気づかない場所を他の人がきれいにしていました。その時、あー、皆が違う所に気づいて掃除しているから、この給湯室はいろんな所が、キレイになるんだなぁ・・・と思いました。一人でしていたらその人が意識しているところしかキレイにならないんだなぁって。
そう思うと、お局様が怖くなくなりました。
これってこの給湯室だけじゃなく、全てのことに当てはまるなぁって。
 
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