【なぜ飛行場では出発時にグランドハンドリングらを含む関係スタッフが手を振ってくれるのだろうか?という疑問】
飛行機に搭乗したことのある人なら、一度くらいこの疑問にぶつかったことくらいあるだろう。
ないという人は、純粋に旅を楽しんでいる人かヘソマガリの人かも知れんな(笑)
そもそもあれって「整備士がその機長に向かって”整備は万全です”と合図している」という意味であることを知ったのは、たぶん5年くらい前のことだと思う。
だけど、その後しばらくはそれ以上のことは深く考えていなかった。
なぜなら・・・自分は大の飛行機嫌いであるがゆえ、その光景を初搭乗した以降、ライブで見たことがなかったからだ。
その証拠に当時は・・・
飛行機初めて登場した際のアフターコメントとして、「整備士が出発時に手を振ってくれるのは、何らかのサービスの一環」だと発言している。
つまり、初搭乗した1年後くらいにその手を振る行為が「整備士がその機長に向かって”整備は万全です”と合図している」だということを知ったんだよね。
【一度調べたことがあった、その記憶】
その延長でより深く調べた記憶として、
たしか、あの手を振る合図を行うようになったのは、沖縄空港所属のANA整備士だったはずである。
しかし、その詳細は知らないというか覚えていない。
そこで今回復習のために、もう一回調べてみることにしたんだ。
【きっかけは、やっぱり沖縄への渡航】
なぜもう一度調べる気になったのかは、過去ログで「沖縄空港のグランドハンドリングスタッフの熱い想い」という記事でもつづったとおり、手を振る以外に横断幕まで掲げて見送ったJTAのスタッフらの行動を思い出してのこと。
あの沖縄空港で見たあの出来事は、今でも深く脳裏に刻まれている。
要は、スタッフらが見送る理由として、整備士が機長へだけにサインを送っているだけではなく、あきらかに「また沖縄に来てね」というメッセージを乗客へ送っているということは痛烈に我々へ伝わっていたから。
それを慮ったところで様々差し引いても手を振る行為が「また来てね」という意味だけではないことは、誰でもわかることだよな。
【調べてみたら、やっぱり沖縄がポイントだった】
そこで、改めて冒頭自分がコメントしたように空港スタッフが手を振る意味は「整備士がその機長に向かって”整備は万全です”と合図している」および「また来てね」というだけではないだろうと思い立ったわけ。
ただ、自分が発信するショボいSNSとはいえ今の時代はエビデンスがあやふやだと、どんなに調べてもただの推論になってしまうので、ちょっとしっかり調べてみたところ、「なぜ飛行機に手を振るのですか!? 一人の整備士から始まった”Good-Bye Wave”」という記事を見つけたんだ。
その記事を一部抜粋し加筆修正要約をはかり、以下へ紹介しようと思う。
(出典:いいね!ニュース「ボーイング737型機が飛び始めた(1973年)頃のお話」より)
<手を振ることについての正解>
ANAの沖縄空港支店整備課に配属されていたひとりの整備士が始めた行為。
「ぜひもう一度、すばらしい沖縄を見に来てください」
という気持ちを乗客へ伝えたくての行動だった。
この行動に感動した後輩整備士も自発的に始めていったところ、段々とANAの沖縄空港支店整備課にとどまらずどんどん広がっていき、航空会社を超え世界に広がっていったというところ。
この行動がいつしか「Good-Bye Wave」と世界中の空港で呼ばれるようになったのだが、具体的な取り決めはルールはないという。
つまり、手を振るのは整備士らスタッフだけではなかったり、乗客のほかに機長やCAにも向けているものだったり、そのメッセージが意味することは様々だってこと。
【乗客も頑張って手を振ってあげよう】
この出典の記事からは「沖縄に来たことで楽しい思い出になったねって思って欲しくて、その気持ちを伝えたくて手を振っているんだ。」という先輩整備士の言葉がある。
彼は、後輩整備士へ手を振る理由を語る最後に「俺たちが整備した飛行機に乗っているお客様から手を振ってもらえるなんて幸せなことだと思わないかい?」とコメントしている。
感動的すぎるだろ。
このネタが世界的に広がる時、尾ひれはひれがついてだいぶ美化された可能性もあるが、整備士らが空港で手を振ってくれることに、もう深い理由を知る必要がないよな。
少なくても、手を振ってくれる光景を見つけたら頑張ってこちらも手を振ろうではないか。
「しっかりと整備してくれてありがとう」と。
また、沖縄を発つときはもう一言付け加えなくてはならないぞ。
「沖縄楽しかったよ、また来るよ!」とな。
(↓どれかひとつで結構ですのでクリックしていただくとありがたいです!励みになります!!)
|
|
|