(中編からの続き)
⑤元宿神社についた頃は、慣れない移動で色々気を張っていたこともあるし、気を使うところ多数で、かなりの疲労感に襲われていた。
どこの神社もそうなのだけど、色紙への有料朱印は、ほとんど待ち時間ゼロで対応してくれるが、御朱印帳だけは、どうしても時間がかかる。
ネックは、ひとりの方が神社印と七福神印の両方を求めるために、1馬力で墨入れしているところだととても追いつかないところなのだろう。
ここの神社も例外ではなくて、整理券を発行して対応していたものの、15分ほど待つことになった。
しかし、ここの神社は、お茶無料サービス、簡易休憩所や火鉢などが用意してくれてあって、一般参拝者も休憩することが出来た。
大変有難かったが、残念なことに、やっと出来上がったオレの御朱印帳が、目の前で地面に落されてしまったこと。
まあ、故意でないのは分かるのだけど、大切に思う気持ちも詰まっているのでショックも大きかった。
また、ここで気づいたのだが、持ち歩いていた色紙が一ヶ所折れてしまっていて、一角はつぶれてしまっていたのだった。
次の⑥大川町氷川までの道程も、区間2位の長さを誇ることから、長い移動に感じた。
なお、閑静な住宅街をすり抜ける道のりで、道路幅も狭いので歩行者は気を使わないと危険である。
疲労感を持ったまま到着した⑥大川町氷川神社では、12:00すぎに到着した。
社務所は、関係者の詰め所になっているので、別にテントが2帳設営され、その片側で有料朱印と御朱印帳の対応を行っていた。
ただし、その御朱印対応カウンターには、すでに御朱印帳が10冊以上も山積みされていて、相当の待機覚悟が必要であることを悟らずにいられなかった。
ここでは多くを語ると3ブログぐらい書きたくなっちゃう人、つまり空気の読めない人(テント内になぜか居座っちゃった人)が登場し、ほかの御朱印を待つ多くの人たちの視線を気にすることなく、食事まで頂いていた女性とかも登場したりしたのだけど、まあこれくらいにしておこう。
当方は腰痛にこらえながら、待つこと90分以上立ち続けたのだった。
そしてラストの⑦千住本氷川へ向かうのだけど、この旅で、次までの移動が最もルートが複雑であると懸念していた。
しかし、幟旗が最短ルートを案内してくれるので800mの移動もロスなく歩けたことは、関係者のご配慮に感謝しかない。
⑦この千住本氷川は、かつて御朱印を頂いたことのある神社なので、目的は大黒天さまを拝んで、社殿に一礼後、台紙へ朱印を頂くことのみ。
境内には、特設屋台も設営され、当方のゴールに相応しく(?)賑やかな様子になっていた。
本来の授与所は閉鎖され、授与所と無料スタンプ台はテントにて、有料朱印等は社務所の玄関で対応してくれた。
なお、宮司さんと思しき方と神職さんが、その有料カウンターで精力的に対応してくださっていたおかげで、実にスムーズに行列することなく迅速に朱印も終了した。
自分は今回御朱印帳に神社印は頂かなかったが、おそらくこの日の神社印は宮司さんではない方の墨書きになったものと考えられる。
神社を離れるころには、14:00を回っていた。
北千住の駅前に戻ったころには14:10を過ぎ、遅すぎる昼食を取る気さえ起らなかった。
疲労感はもとより、4時間を超えた旅だったことが想定を超えすぎてショックだったこともある。
勿論もう一つの神社に立ち寄ることなく、地元へ帰る電車へ飛び乗ったのだった。
”まとめ”へ続く
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