12月13日
なぜかそのは、床屋さんで調髪してから、耳鼻科へ行った。
なにかの覚悟だったのか何なのか・・・・勿論、自分でも無意識。
時間になると、その準備へ入るのは、前回と一緒。
点滴を受けながら、麻酔の前の麻酔を実施。
前歯全体までビンビンに痺れてきてから、手術開始。
・・・・・・基本的には、前回と同じ。
鼻毛をザックリ切られて、長~~い針の付いた注射器で麻酔を3本連続で、副鼻腔にブチ込まれる。
苦い液体が、食道に入る。
すぐさま、心拍数が急上昇する。
息苦しくて死にそうだ。
「うぐぐぐ・・・・苦しい・・・・」
経験はしているモノの、一番苦しいのは、この場面。
すぐさま、ガリゴリ始まる・・・
そのガリゴリは、前回のシーン参照のこと。
麻酔が効いているので痛くはないが、とにかく気持ち悪い。
メスが滑って、脳に刺さらないか?とか、余計なことを考えてしまう。
しかし、今回は、追加で麻酔を打たない。
一気にヤリきってしまうようだ。
手術時間も40分ほどで終了。
やはり終盤が、麻酔も切れてきているので、ビンビン痛かったが、耐えられないほどではなかった。
前回は、ベットからしばらく立てなかったが、今回はOK。
麻酔が切れてくると、激痛が訪れるのだが・・・・
約1時間、目が回りそうなほどの激痛に耐える。
前回よりは、いくらか・・・・マシ。
そう念じながら、頓服が効くまで耐えた。
鼻血も今回は、そんなに出なかった。
目からも血は出ない。
今回は、目玉の裏側までやらなかったと思われる。
おそらく前回のほうが、難易度の高かった手術だったようだ。
痛さの度合い・手術時間・術後の血圧の高さ・回復時間・・・・
色々と前回の方が長かったり高かったのだが・・・・
手術点数
これが前回はべらぼうに高かった。
ちなみに、今回は前回の半額。
それでも、25Kのお支払い。
結構イタイ・・・・
まあ今回は、電車で帰れた・・・
いや、帰らされた。
術後の血圧も、全然上がらなかったため、特に先生らも気にかけなかったようだ。
調剤薬局で薬を買ったあと、寒空にコートの襟を立てた。
「ふぅー、やっぱ色々イタイわ・・・・でも腹減ったな」
前回と違うのは、すぐに腹が減ったこと。
タバコは、さすがに吸いたくなかったけど・・・・
(前回は、三日間禁煙したんだよな・・・・)
・・・・ケータイ電話を取り出してみると、オヤジから着信が3本もあった。
「オレへ心配してくれるヤツなんて誰もいない・・・・そう思っていたが・・・・まさかオヤジが・・・・・」
前回も、特に誰にも言わなかったので、各方面から反響あり。
そのため、ちょっと反省して、今回、あちこちへ連絡しておいたのだが・・・・
「特に、誰からも頑張れ的な連絡などナイだろう」
そう思っていたのだが、一番心配していたのは、あの厳格な父だった・・・
やっぱり自身も、初めて怪我らしい怪我をして弱気になっていたのかも知れんな。
「別に死んでもいいや」
そう思ったことが、ちょっと恥ずかしかった。
その後、人生初めて、オヤジのケータイに電話したnobizouだったとさ