沖縄に永住?

2019年01月19日 | 日々のこと
 少し遅めに届いた年賀状に返事を書こうとして、ハタと手を止めてしまった。

 中学校の同級生である。

 その文面に20歳の頃から彼が気になっていた「沖縄」どう思いますか?と疑問形だったから。

 60代は何をするにも一番良い時だからと。

 さすがに単純に「沖縄」がいいわけではなく、こう聞いてくるのは沖縄に移住したいということなのだろう。

 彼は4男坊だ。

 彼の父上は古い茅葺の立派な家に手を入れて住み続けていた。そのための材料を求めにこられたりしていてお付き合いがあった。

 その父上が亡くなられて母上がひとり暮らしをなされていた。

 だから中島木材通信をOBのお客様にお届けする際に顔を出すようにしていた。道すがらカーテンが開いているかの確認もしていた。

 元気でおられるか、そっと確認だけ。

 時たまお話させていただいたりした。幾日も人と話さないことがあるのでと、ノートに短歌や日々のことを書かれていた。

 ご子息が外に出ていらっしゃるから、近所や親戚のお付き合いの記録等も書かれていたと思う。

 その頃お一人で暮らさせていただいている方を何人か、かってに抱えていた。ときたまには手料理を届けたりと。

 私が顔を出していることを母上が話したのだろう、彼から年賀状が届くようになった。

 その母上も3年程前に施設に入りましたと連絡をいただいた。

 移住となれば少しでも早い方がいい。

 家とお墓と親を背負っている我が身には夢の夢の話である。

 心底うらやましい!!

 彼が躊躇しているとしたら、施設にいる母上なのかもしれないななんて思ってみたりしたのだった。

 東京に本拠を持ちつつ、夏は軽井沢、冬は沖縄に住まっていた方もいらしたわ、なんて思い出したりしている。

 そんな夢はかなわないから日日常を旅に求める私である。
                                     依田美恵子
       軽井沢・佐久で建てる外断熱・省エネ住宅 中島木材の家


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