嫁入り布団に思う。

2009年08月21日 | 家族
恒例の布団干しをした日、嫁入り時の布団のカバーを外しながら、実家の母を一度も寝せなかった・・・・とあらためて感いった。

 結婚がきまった時、娘の家に泊まって手伝ってやるのが夢だった、と冗談めいていった。母の母は年のうち1ケ月は我が家に逗留して、母か日頃出来ない仕事を手伝ってくれていた。
 
 母は早くに姑を亡くしたので、子育ての間姑のいる人がうらやましかったとよく言っていた。

 春夏のお祭りと正月には必ずよばれてきたが、近間ゆえ泊まることはついぞなかった。

 ただただ忙しい日々を駆け抜けてきて、ふと気が付けば、母は認知症の世界で遊ぶ。

 布団を片付けながら、汗とも分からぬ物が布団を濡らした。

 30年前の信州の嫁入り布団は厚く重い。仕立て直しに布団屋さんに持ち込んだ。いい綿だからフワフワになりますよ・・・・と言われて・・また・・・。

 依田 美恵子

    軽井沢・佐久で建てる外断熱・省エネ住宅 中島木材の家


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