時代に合った安心の価格設定・・・・の中身とは

2009年03月07日 | 住まいづくり
週末は一段と折込が入る。今日は正月並みの重さだと思ったら、5月の節句用の冊子広告のせいだった。それは「おじいちゃん、入りましたよ」と声をかけ、まずパチンコの広告を抜く。これだけでいつも7枚か8枚。あの広告を見てもやらない身には理解できない。どういう訳か・・・キンニクマンの絵・・・かっての子供がターゲツトか。

 1枚の広告が目に留まった。住宅会社というか不動産会社でもあるのだろう。
「時代に合った安心の価格設定でご提供」「今の時代は、2000万以上の借り入れは、返済上大きな負担と考えます」・・・・もっともです。
「そんな思いからお客様の立場を考慮し、各業者様のご協力のもと、家と土地を合わせて1800万円台という価格設定を実現しました。品質は現地にてご確認いただき・・・」

 土地87坪・建物36.4坪 この佐久の寒冷地仕様で造る家なら、建物だけでも・・・安いと思っていたのに、土地が付いてだった。
本体工事・給排水・電気・設計・各種申請料まで含むという。・・・これだけだと、何が別なのかわからない。

 文面の中の「各業者様のご協力」の言葉がひっかかったのだ。たぶん・・・たぶんパートナー会社さんたちには、「この金額で合わせて!!」だろうな。
合わせるとは、金額に合せた仕事となるらしい。

 かなり前になるが、知り合いの工務店さんのパートナー会社さんと話をしたことがあった。その職人さんが安さを売りにしている会社の仕事もされていたので、必然的に、価格と仕事の中身の話になった。聞きにくい話以上に言い難い話であったが、彼が「それはそれなりですよ」と締めくくった。

 3つ手を加える所を2つで済ます。職人気質からすれば、もう1手間かけたいところを我慢する。

 各種業者のご協力といっても、余程の事情があれば、利益が無くとも日当になればということはあるかもしれない。しかし分譲地すべてが、このパターンであるならば、いつも「それはそれなりの仕事」だろう。
 
 広告には「プラス30万でこれだけの設備をお付します!」リビング用冷暖房エアコン・プラズマ液晶デジタルテレビ(37型~42型テレビ台付)・リビング応接セット・炬燵付座卓・サンゲツデザインカーテン・カップボード・・・・まともに買えば30万では買えない。・・・・おとり?

 広告はただ集客のためというだけなのだろうか。

 たしかにローンからすれば安いにこしたことはない。しかし時の金額に合せた住まいが「快適」で「長持ち」する保証はない。確かに10年保証の時代だから、10年は持つだろうが、メンテナンスの費用はより多く必要になるかもしれない。

 家は建ててしまってからの方が、情報に敏感になる。ローンを組んで建ててしまったものを、おいそれと建て直すけにはいかない。「品質は現地にてご確認」とあるが、完成した家の品質でわかるものは限られている。一番肝心なところは見えない。

 ただ安さばかりを売り物にする住まいが、どれほどの悲しみを生むのだろうか。
つい先ごろ「ただ住まい作りをお金もうけの手段としか考えない工務店は潰れていきます」と語る人にであった。長年多くの工務店さんとおつきあいしていた方の言葉だつただけに、その言葉は真実味と重味があった。

 事務所に掲げている「住まいとはしあわせの器である。住む人の幸せを心から願える者でなければ住まい造りに携わってはならない」を見ながら、この言葉を家造りに携わる人々すべてに伝えたいと思う。

 ローンばかりを考えて家づくりをしてはならない。貸家という方策もある。返済するつもりで資金をためて、小さくとも「住みごこ地」のいい家を造ってほしい。
それは人にも、家にも、地球にも優しい家になるから。

 依田 美恵子

    軽井沢・佐久で建てる外断熱・省エネ住宅 中島木材の家


【 中島木材のホームページは こちら


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コメント (1)
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