あと30年は住みたいリフォーム

2009年03月20日 | 住まいづくり
退職して家にいられる時間が長くなったご主人から、リフォームの相談を受ける。築33年経った家、土壁に今はやりのものを貼ったら暖かくなるかという内容だ。
 「うーん。」なんと言ったらいいのだろうか。今後30年は暮さなければならないと思う。その生活設計を考えた上で、どこまでお金をかけるかだ。

 次世代が同居しているか、今後のその予定はあるのかで大きく変る。

 早く言えば、家が大きい過ぎるのである。65坪を夫婦2人。だから何をするにも半端ではない。いじり始めたら、小さな家ならできてしまうだろう。

 ここに至るまで、建てた工務店さんで、その都度手を加えてきているが、根本的ではなく、お客様の要望に応じた目の先だけの工事だったらしい。

 築年数がけっこう経っている。これを中途半端な断熱をしても、暖かくにもならないし、かえって家自体の寿命を縮める結果となろう。

 減築ができないまでも、日常使う場所だけをリフォームするか、敷地があれば離れを造るのはと、提案してみたけれど・・・・そこまでの思いはない様子。

 リフォームにかけた積りで、ストーブを焚くというのも案だわよねえねと笑い話。

 お客様のことを考えるならば、安易なリフォームはすすめられない。
 
 でも多いんだよね・・・外観重視のリフォーム・・・家のことも、人のことも考えていない、ただ仕事をしただけっていうのが。「えぇー、こんなでいいの」と思うことありますよ。

 依田 美恵子

    軽井沢・佐久で建てる外断熱・省エネ住宅 中島木材の家


【 中島木材のホームページは こちら


ポチットお願い!にほんブログ村 住まいブログへ
にほんブログ村 住まいブログ
ブログランキング・にほんブログ村へ


 
 
 
 

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする