暖かい家に出会いたい。

2009年01月29日 | 住まいづくり
出勤時の外気温マイナス3度、この位だとまあ暖かい朝と感じる信州だ。今年は暖冬なのかもしれない、これが出勤時マイナス8度位だと、最低気温はマイナス10度以下(以上と表現するのかな)ということになる。ただし寒い日は天気がいい。まっさおな空の日々だ。

 会社の井出さんが、「電気料どの位ですか?」と聞いてきた。先日我が家に届いた「使用量のお知らせ」を見て、ギョツとしたばかりだったから、「燃料費調整額」でしょう」と、社内でその話が話題となった。

 会社で家を建てた井出さんのように、夏冬電気料が変らない家に住んでいない私は、この時期夏場の3倍に調整額がプラスされた。
 夏冬の差のおおもとは凍結防止帯の電気料である。この凍結防止帯はばかにならないのである。

 調整額、この灯油も値下がりしたこの時期に最高値がぶっつけられたから、お客様からのお問い合わせもある。オール電化やエコキュート・ウェルエコで電気料の割引を受けているお客様も、調整額は使用量で来るからびっくりなされたのである。

 電力会社もこの点を考慮して4月頃りは、タイムリーに調整するというニュースも見た。

 それでもこの時期灯油が下がったのはうれしい。やっぱり使う灯油のボリュウムより、金額で考えるのが人間の常だからである。

 馬鹿でかい我が家は断熱リフォームを考えても、小さな家なら新築できるかもしれない程かかりそう。この寒い時期になると、一日中家にいる父と母を思うと考える。会社で窓と壁の断熱でもやるかなと言えば、基礎にコンクリ打たなきゃ・・・・とか、いっそ骨組みだけにして・・・・とか、あまりに多い(当たり前だけど我が社は建設屋だ)身近の専門家たちは、中途半端のリフォームを許さない。

 減築するったって、減らしようがないのね。
そんな訳で、この冬も宣言しました。「ストーブたくさん焚いて」と。
 灯油も安くなったことだし・・・・。

 私は事務所で常春の生活をしているからいいけれど、住まいって違うのよね。
多くの方はその住まいづくりのつくり手に出会えるかどうかが、問題なのだけど。

 先日セミナーの後、モデルハウスの地下室で説明をしていたてら、お客様から「家づくりを考え始めたら、まず何をしたらいいでしょう」と質問されました。
「まず勉強してください」「いろんな家をたくさん見たほうがいいですか?」と聞かれて・・・・何と答えたら言いのか、一瞬言葉につまりました。ハウスメーカーのモデルハウスめぐりを始めたら、たぶんそのペースに巻き込まれしまうでしょう。

 キッチンだバスだばかりの目先の話になって、住んで見なければ分らない住みこごちや、建ててしまえば見えない断熱や構造には、気がつかないまま、触れないままにいってしまうでしょう。

 「『いい家が欲しい』の本は読まれましたか?」「本を読むのはあまり好きでないので」とおっしやられていました。
でもやっぱり本を読んでいただいて、求める家がどんな家であって欲しいかのブレない気持ちを持ってからの、ハウスメーカー訪問ならそれもいいのですが。

 人と人との出会いも縁ですが、住みこご地のよい家との出会いは縁と共に運であるかもしれないのが、本当のことだと思うのです。それ位「いい家」に出会える運は少ないのです。

                         依田 美恵子

    軽井沢・佐久で建てる外断熱・省エネ住宅 中島木材の家


【 中島木材のホームページは こちら






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