土蔵の解体を決めて。

2009年01月12日 | 日々のこと
会社の構内に土蔵があります。どーんと真ん中にあるので、機械を増設する度に、壊そうかという話が持ち上がったものです。

 40数年ほど前、取り壊される運命だったのをこの地に移設したものですが、解体から組立まで、かなりの人手をかけたものです。

 左官屋さんが壁を何回も何回も塗りこめていたのが、子供心に印象的でした。
最近土蔵を新設したという話を聞きませんので、あの技術は継承されているのかと気にはしているのですが。

 生家も建て直しする時、どうしても土蔵が邪魔で、父はかなり迷って迷っていました。それも1度ならずとも、手を入れてもあったのでした。ようやくに父が結論を出した時には、実は兄と弟は解体を始めていたのでした。それは解ってはいても、その愛着のために時間が必要だったからでした。なんたって設計図面はそれを織り込んでいたのですから。

 年末から年初めにかけて、残すか壊すかと迷っていた社長が、来週から片付けに入ろうと結論を出しました。

 片付けといっても、お宝が入っているわけではありません。書庫になっているのです。これって私の領分なのです。

 土蔵は温かくて涼しいなんていう思い込みありませんか?。嘘です。土蔵というもの火気がありません。熱源がないのですから、ただ今、朝の10時外気温マイナス5度です。だからそのまんまだと思うのです。
 夏は確かに涼しいのですが、それは身体を動かさない限りはです。書類を持って登ったり下りたりすると、風の通らない土蔵はどうみても快適ではないのです。やっぱり物を保管する所であって、人の住む所ではありません。

 真夏と真冬だけは、この土蔵の片付けは避けていたのに・・・・トホホホホです。

 そういう訳で、成人の日の今日、出勤してきましたよ。山ほど洋服を持って。
佐久だけはお日様でるっていってたのに、あいにく曇空です。

 さあ-頑張るぞー、と気合をいれて、片付け開始です。

 
                   依田 美恵子
  

    軽井沢・佐久で建てる外断熱・省エネ住宅 中島木材の家


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