人は、いつも楽観的に考えたいものです。
放射能汚染を心配している人が多くいる状態を考えると、少なくとも給食にはいろんな意味で気を使っているのだろうと一般的には考えたいものです。
特に、福島ではそうだろうと。
「福島県内の食材を使うといっても、放射能汚染が少ないことをきちんと確認して使っているのだから、被曝回避的な人々が懸念することをあまり真に受けてはいけないのだ」、こんな調子で僕らを批判する人々は多いです。
そんなに危険はないのだと。
こんな感覚の話は、僕も貴女もこれまで散々聞かされています。
彼らは、それを信じたいのだとも考えています。
さて、本当に、現実はそうなのでしょうか。
ここで、興味深い事例がわかりました。関連する話です。
きょう伝えられている食中毒事案を確認すると、放射能も含めて、まともな食材が子供たちに渡っているのか、懸念する立場のほうが、圧倒的に妥当ではないかと、僕は感じています。
福島県会津若松市の業者が、岩手から購入したサンマのすり身の消費期限をごまかし、再度冷凍して期限が切れた5ヶ月後に、県内の学校給食に提供したということです。
そして子どもたちに食中毒が発生。おきたのはヒスタミンによるアレルギー反応。
これは加熱でも壊れませんし、冷凍でも減ることはありません。
冷凍するまでの食品管理に何らかの問題があった場合におこりやすい話です。
まあ、賞味期限でなく、消費期限が数ヶ月前に切れている魚類を、給食に加工して出す時点で、クズ食材を児童や生徒に平気で与えていた事実は、間違いありません。
それで、食中毒事案となった訳です。
基本中の基本である消費期限すら適正に守らないことが、福島の学校給食への食材提供で業者が平気でおこったということです。
初歩的な話さえ、まともなことは実は行われていない話です。
子どもの安全よりも、給食食材業者は自己利益を優先させたという事に過ぎません。
こういう現実がおきている福島の給食において、放射性物質のリスク管理のような、更にハードルが高いことが適正になされていると考えるべきなのでしょうか?
答えは、繰り返し言う必要がないと、僕には思えてなりません。
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