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北朝鮮の地下核実験について、2013年の過去事例から日本で考えられる放射能影響レベル。

2016-01-06 14:28:58 | 福島第一原発と放射能

北の核実験は許すべきではありません。

その政治的意味合いはともかく、これの健康影響に関して問い合わせがあるので、簡単に書いておきます。

北朝鮮の地下核実験で、目立つほどのデータが日本で検出される可能性は少ないですが、高崎のCTBTで特異なデータが出ていないかは、一応は気にする必要があります。

他の簡単な線量モニタリングが<

意味のある数値を出す可能性は極めて少ないです。

CTBTは、元々こうした核実験を国際的に監視するためのシステムですから、その機能がどこまで果たせているのかという事になります。

主に希ガスの探知がなされるのかどうか。しかし、これもなかなか難しいと思います。

2013年2月の北朝鮮地下核実験に関しては、直後にはそうした報告がなかったのですが、4月になってから、次のようなことはありました。

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http://www.mofa.go.jp/mofaj/files/000003793.pdf より

高崎 IMS 希ガス観測所における通常濃度を超える放射性キセノンの検出

平成 25 年 4 月 23 日 CTBT 国内運用体制事務局

今般、4 月 8 日~9 日にかけて国際監視制度(IMS)の下で高崎に設置されて いる包括的核実験禁止条約機関(CTBTO)の希ガス観測所で捕集された大気試 料から、通常観測される変動範囲を超える濃度(注)の放射性キセノンが検出さ れました。具体的には Xe-131m、Xe-133 が検出されました(下記表参照)。と りわけ、Xe-131m(半減期:11.84 日)は、過去 1 年 3 カ月で最も高い濃度です。

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しかし、これがどのくらいの話かというと次のような感じです。

「福島原発の事故直後に高崎で検出された最大濃度 との比較では、Xe-133 については 1/100000 程度、Xe-131m については 1/10000 程度である。」

フクシマとは比較になる数値では、全くないということです。

そもそも地下核実験は、そうした放射能が外に漏れないようにして、実験をおこなったことを完全に確認できないことが大きな利点ですから。

そうしたことを踏まえて、考えてください。

 

 

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