地域特性という状況もあるのかもしれませんが、昨日開催した福岡での会合は悲惨な結果になりました。
その内実があまりに酷く、開催したことが僕のミスであるという認識を強く持っています。
何も発言されずに、あの場にいた何人かの方には、申し訳なく思います。
一番の問題は、福岡在住などの男性発言ばかりが続く状態になり、会合の中で、参加女性がほとんど意味のある発言や懸念の報告などが全くできない状況でした。まさに発言できないという状況です、したくても。
なんとかしようとしても、そうした話を僕が軌道修正できないような状態。
他者から自分の発言がどう感じられるのかを認識しない九州男児の傲慢さを見せ付けられる状態でした。
何で、こうした会合でその類のオンパレードになるのか、皆目理解不能です。
しかも殆どの言説が、被曝回避や放射能防御と直接的に関係もないし、話になりません。
終わってから、残った10人程度の方で開催したお茶会のほうが、よほど実りある話ができたと思います。
次に、もしも今後九州で少人数の会を開催することがある場合は、何か枠組みをはめないと、無理だと感じました。
福岡市では、いろんな状態で、事務方が機能しない状況が続いていて、去年から再構築しようと努力はしたのですが、これもなかなかままならず、現地でお一人の方だけが主催し、他の業務を他地域の人に代行してもらって実施するという綱渡り的状況で、この開催になりました。
これは、前回に終了後、あまりに多くの方が僕と話すことを望まれて、その対応に、講演時間と似たような時間を費やす結果となり、そうした意向がつよいならと、少人数スタイルの開催にした話です。
ただ、なかなか体制が固まりませんでした。
そうした弱みが、きのうは、そのまま反映されたと思っています。
また、避難者のある女性が、相談ともまわりの報告とも分かち難い話も、今回の会合で開陳されました。
その話に反映している福岡避難女性たちの現状(それがあたっているのかどうかはともかく)が、あまりにも低レベルで、こんなことが多数におきているなら、もはや何一つ変わる可能性などないという類の内容でした。
聞いた内容を思い返せば、思い返すほど、「他者には、本当は何一つ伝わらないということは、こんなにも正しいのか」という感覚ばかりが強まる一方です。
その後、一人で市内の店で座りながら、いくら伝えても、実は何一つ伝わっていないことを更に考えました。そして、下宿のような一泊3000円の安宿の畳で、この原稿を書いています。
このことは、僕自身の立ち位置問題にもつながる話と認識しています。
今週のメールマガジンは予定を変更して、今回に関連したことを僕の観点できちんと書くほうがよいのではないかという認識に至っています。
まる5年を迎える状況にも関わらず、その直前でココまで下る有様は、全体的な日本のリアルのみならず、僕が構築しようとした放射能防御や被曝回避という意識を持つ人々の悲惨なリアルであることは間違いありません。部分的には、地域特性は反映しているとしても。
その意味で、自分の無能・非力を痛感しています。
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アルパカさんとリアル避難ママ、僕の溜息は深いです。著者サイト⇒http://ameblo.jp/shibazakitoshie/
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遂に100号となりました。一歩一歩が大切です。これからも宜しくお願いします。
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