「木下黄太のブログ」 ジャーナリストで著述家、木下黄太のブログ。

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再稼動した高浜原発3号機が早朝に「臨界」状態で感じること。本日午後は福岡でお話会、直接おいで下さい。

2016-01-30 07:22:00 | 福島第一原発と放射能

本日午後です。雨もあがって10度くらいの気温、直接おいでください。 

【1/30(土)木下黄太お話会in福岡】 

13:15 受付開始 13:30 開演 

開催場所 福岡市立 中央市民センター 2階 第2会議室 (赤坂2-5-8) 

詳細⇒ http://kokucheese.com/event/index/364664/


高浜原発が再稼動して、本日早朝に臨界となりました。

高浜原発など、北陸にある原発が再稼動する場合、関西エリアの万が一のリスクは、当然に上がることとなります。

おそらく、関西に住んでいる多数の人々は、この再稼動に積極的にも消極的にも賛成していません。

そうにも関わらず、生殺与奪を左右しかねない、こうした近隣エリアの原発が再稼動されることに、怒りしかありません。

僕は何度も書きますが、原発は基本的に何か起これば、多くの人の健康を損なう可能性が極めて高い存在です。

福島第一原発事故によって、そうした事態は更に明確化していくと思っています。

こうした現実を直視していかない限り、原発再稼動を止める本質的な力はありません。

かなり広範囲で、いろんな身体的異変がおきていることを認めていかないと、実は何にも始まりません。

「運動」としての「反原発」だけでは、体制側は押し切る一方になりますから。

福島第一原発事故で、被曝した人達の健康に何にも起きないなら、万が一の原発事故があっても大丈夫であるという前提になります。あれだけの事故が起きても大丈夫という話を、推進側や体制側が言うならまだしも、反原発側が言うことは、まるで理解不能です。

そして、現在の状態は、懸念が増していることが実態です。

「個人が被曝したことによって、健康に異変が起きることを指摘することは、その人々を追い込むことになるから、そんな指摘をすることは有り得ない」というようなテーゼが絶対的であると、状況の改善はないと思います。

しかし、日本の反原発運動は、どうやらこうしたテーゼが多数を占めていることは間違いありません。

現実を直視しないことは何ら有用な展開を生まないのに。

そして、現在の閉塞状況は、それを反映しているということです。

推進側を許されないと思っても、それ以上に実は、問題の本質的位相はずれているのだと僕は感じています。

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昨日配信・最新のメールマガジン101号より

 

『2016年 木下黄太の大放談(3)』

 

【 台湾総統選でもわかる「日本における放射能意識の弱さ」と「日本国力の更なる低下」】

 

【 顕現化している「暴力」の無視を決め込むことで、体制側と反体制側双方が劣化していく日本 】

 

【「私は放射能とかあんまり好きじゃありませんから」首都圏に居続けたい人々へ、避難者からの返事 】

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