「木下黄太のブログ」 ジャーナリストで著述家、木下黄太のブログ。

日本と世界のリアル状況確認と僕の思索を書き留めるブログ。
重要なことはメルマガで展開していますので、ご購読下さい。

原発事故避難者の相談員研修を「原子力安全研究協会」が行う狂った日本。5/2一宮、5/3名古屋でお話会。

2014-04-21 09:04:03 | 福島第一原発と放射能
 
この国がどこまであからさまに狂っているのか。

そのことを指し示す内容が、きのうの東京新聞に報じられていました。
 
 
国が東京電力福島第一原発事故で避難している住民をサポートするために配置する「相談員」制度で、相談員の研修や助言業務を、電力会社や原発メーカーの幹部らが役員を務める公益財団法人「原子力安全研究協会」(東京)に発注したことが分かった。原発推進色の強い団体から、原子力の安全性を強調するなど偏った情報が発信される恐れがあり、避難住民の不信を招きそうだ。 (大野孝志)

 事故の影響は長く続き、住民の間では帰還や移住を決断する人、当面は避難生活を続ける人と対応が分かれている。

 国は全員の帰還を目指す方針を改め、各地に相談員を配置し、線量計の使い方や、低線量被ばくによる健康への影響、被ばくの低減策などについてアドバイスし、住民に今後の対応を決める材料を提供する。だが、早期帰還を強いられるのではという懸念は根強い。

 相談員には、地元の医師や保健師、自治体職員OBらが想定されるが、相談内容は広く、専門的な知識も要求される。こうした人材は多くないため、国は相談員を支援することを決め拠点を福島県内に設ける。

 環境省は三月、支援業務を請け負う団体を決める入札を価格評価と技術力評価を組み合わせた総合評価方式で実施。二者による入札の結果、原子力安全研究協会が七千四百万円で落札した。(後略)

~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~

放射線に対する安全セミナーをやっていたり、ベトナムでの原発推進に関しても、シンポジウム報告があり、この団体がどのような立場であるのかは議論の余地はないと思います。

またこうした話に関して入札が二つしかない時点で、ほとんど手の出す団体がない中であること。そして、そのなかであからさまに原発推進側が、避難している人の相談員という存在に対して、意識的に誘導可能な立場に立つことを、容認しているのが環境省という役所のやり方ということです。

でも、更に遠い立場から眺めると、原発事故の避難者のケアをする人々が、原発推進サイドの人間である国なのが日本ということです。

原発は大丈夫、放射線は大丈夫、そう言い張る立場でしかない団体が、避難者のケアをする人々の研修団体となる大きな矛盾。

まともな意識があれば、自分たちがこうした立場になろうとはしません。

国とこういう団体の中で、あからさま繋がりが見えてくるだけで、お約束がはっきりと浮かんできます。

ここまで狂った話が平然と横行している国に、われわれは生きていることだけは、再確認しておきます。

救いはまたしてもありえません。

 

岡山の講演会に多くの方が来て頂きました。ご感想を伝えておきます。

=====================================================

 

初めてメールを送らせて頂きます。
本日の講演会に参加しました。
 
今日は、とても充実した内容のお話が聞けて、良かったです。
と言っても、今のキエフの状態が将来の関東を
見てる事なので、実家が埼玉の私には複雑な思いもあります。
 
私は震災から丁度1年後に夫と子ども2人の家族4人で
神奈川県綾瀬市から、何の身寄りも無い岡山に移住しました。
今日は、子どもを夫に任せて一人での参加でした。
帰り際の○○先生の原画は、とても嬉しかったです。
子供たちも喜んでいましたが、私自身、この身寄りのない
岡山で人の優しさに触れると、泣きそうになる位嬉しく なるのです。
 
○○先生も沖縄に移住されてると仰っていましたが、
避難している人の気持ちがわかる方なんだなと、
すごくホッコリした気持ちになりました。
 
木下さんも、いつも貴重な情報をありがとうございます。
お忙しいでしょうが、どうぞご自愛の上、
○○先生にも、感謝している人間がいたとお伝え下さい。
本日はありがとうございました。
====================================================
 

ちょうどきょうから開院する三田医師も、質疑応答の時間から登壇され、いろいろと話はして頂きました。ただし、当日この話が時間の都合で多くは取れなかったため、後日、岡山でも、三田医師の報告を中心としたイベントを開催することを来場している皆様にはお約束しました。

特に避難者のお子さんたちを三田先生が一定数診察した後が望ましいと考えているため、早くても数ヵ月後の開催になるとは思いますが、地元で日程調整を検討するということです。

また、岡山講演会の後にお茶会を開催いたしましたが、そうしたお茶会でも関東の更なる健康被害報告が伝えられました。ただし、いろんな制約がその方にはあって、不特定多数に伝播しやすいブログでの公開は避けてほしいというお話もありました(最近、こういう言い方は特に増えました。三年が経過してまわりの反応が強くなっています)。

こうした類の情報は、精査してメールマガジンのみ掲載していることが多いです。必要な方はメルマガを購読してください。

====================================================
メールマガジン第11号内容、重要情報はメルマガに記載。

【沖縄報告会でのサプライズ。アニメ番組も放映のある有名絵本作家から避難した子どもたちへ、更にそれに留まらないプレゼント】
【被災地からの保養受け入れボランティアの急死、自分の家族と親戚の誰もが病気という話をする神奈川の友人】
【三田医師の岡山移住報告を聞いて、兼任先の送別会で上司の医師が漏らした本音】

読みたい方は⇒http://www.hoshanobogyo.com/

==================================================

GW中に愛知県一宮市、名古屋市でお話会を連続して開催することとなりました。参加人数の残り枠がそれぞれ20人程度と少ないため、お早めに申込み下さい。人数が少ないと時間を取って話せると思いますし、皆さんとのきちんとした対話が可能だと考えています。

~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~

申込み受付は本日から。

【5/2(金)   愛知・一宮  お話会】

http://kokucheese.com/event/index/167498/

5月02日(13:00~16:30)

場所 一宮駅ビル(i ビル)3階 市民活動支援センター内 会議室

(愛知県一宮市栄3−1−2 )

~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~

メルマガ読者の先行予約などで、すでに三分の一が埋まっています。

【5/3(土)  名古屋  お話会】

http://kokucheese.com/event/index/166839/

5月03日(午後1時受付開始 午後1時20分開始 午後3時30分終了)

場所 イーブルなごや 第7研修室 (名城線「東別院」下車徒歩3分)

(〒460-0015 愛知県名古屋市中区大井町7番25号)

 

コメント