私のなべ四器(規矩準縄)

今、自分の周りで起きていること。ご近所のトマソンもそんなに、気にしてない。深めにかぶった帽子で、年内不定休営業中。

鶴と亀

2012-02-04 13:58:28 | Bの壺
突然起きた背中の激痛から一週間。生活に支障が出ない位まで回復して来てけれど、ちょっとした動きで鈍い痛みがぶり返し、素早い動きを控えている。

ここ数日の冷え込みで一層着脹れているのだが腹の出っ張り具合を見ると良い状態とは言えない。愚息と一緒に風邪をひき食欲が無かったのだけどそれも元に戻り今夜は快気祝いの晩酌を楽しみにしている。

陶芸教室から出欠の確認が有り「今日は行きます」と元気良く返信し出掛けて見ると生徒は自分一人だった。
いつもは何を作るか事前に考えておいて、直ぐに作り始める(教室で考えるのは時間の無駄だと思っていた)のだけど、今回は全く思い付かなかった。何を作ろうとしても面白みに欠けると思ってしまうのだった。

結局、酒器を作る事にして徳利とお猪口にした。
其れが一番利用価値が有り様な気がするのだった。
鶴首の徳利には決まった形が有り、それによって善し悪しがはっきりするそうで、その形が見えて来ない。

ひと通り形が出来た所で講師からのアドバイスが入る。「肩の辺りをもう少し膨らめた方が良い」と言われ、特殊工具で内側から広げるのだが思うように広がらない。すると、次のアドバイス「徳利の口から息を吹き込み内側から膨らめる。その時に膨らませたく無い所を手で押さえて型をつける」と言う。

粘土の器に口を付けて息を吹き込むなんて講師お得意の冗談と思って上目遣いで見ると笑いながら「本当だから」と念を押された。それでもまだ疑っている。

指導に従って息を吹き込むと粘土の器が息をする様に膨らんだ。生き物の様な気がしてちょっと驚いたのだけど、それまでの形と全く違う張りのある徳利に成りそれにも驚いた。
陶芸も奥が深い。
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