勘違い

食堂探訪番組が好きでよく見ている。
地方に有る食べたことのない食べ物には特に興味が尽きない。

そんな中「グルメ」なる単語がよく出てくる。
意味は「美食家」で美食を好む人の事を指す。最近では拡大解釈されて美食家が好む食材などとも言われる。

基本的に「グルメ」と呼ばれる人物が存在しなければ話にならないのです。

さて「おいしいグルメは有りますか？」と町行く人に尋ねた時、「人」の事なのか「物」の事なのか分からないのに、
店の名前を答えたりする輩を見るとがっかりする。
一体どの美食家が美味といったのだろうか。しかもその美食家を知っているのか。
ありえない。

自分の住む町には美食家と呼ばれるような人は住んでいないので町内に「グルメ」があるとは思えない。

美味しいグルメありますと言って、人間（グルメ）の丸焼きを出したらそれはそれで笑える。
そんなグロい番組が放送される事も今はない。

一体美味しいグルメってなんの事？




昔（40年位前）焼津市の国道150線沿いに「グルメ」という名のレストランがあった。
グルメという言葉を初めて聞いた時で、今ほどグルメなる言葉が独り歩きしていない時代だったのでどんなものかと思って入店してみた。

気取っていてステンレスの食器に料理を出す店で美味しいとは思わなかったけれど高かった記憶がある。
その頃から「グルメ」という言葉は目印の一つでしかなくなっていた。（使用例；グルメの角を曲がった先の店）

ああ、美味しいグルメと言わない「グルメ番組」が見たい。

写真上：ドリームプラザ駐車場で実施されている朝市（AM6時頃）
写真下：清水区駒越のJAの敷地に有る銀杏。かつては指定樹木だったのだが先端が折れて
　　　　既定の15ｍに届かなくなって放置されているようです。