正義の・・

映画「日日是好日」を見に行く。樹木希林が出演しているお茶の映画で、内容は兎も角、樹木希林が描いたお茶の先生だったらお茶を習いたいと素直に思えた映画だった。

劇中「10年もやって居るのだから…」と言うセリフが突き刺さり、10年も通っている陶芸教室を思い返し愕然とする。

今日は良い天気なので、12時ちょっと過ぎの屋外は意外に眩しかった。
今日は日本平サッカー場で高校サッカー選手権の決勝が行われる。ここ数年エコパ（掛川にある県立サッカー場）で行われていたので見に行かなかったけれど、自転車で行ける範囲なので、行って見る事にした。

何だか気持ちが軽くなって居るのは、映画のお蔭だろうか。



Ｊリーグの試合と違い、競技場近くまで自転車の乗り入れが可能だったので坂道をのたのた漕いで行くと見慣れないマイクロバスが追い越して行った。「四日市中央」だったと思うのだけど、こっちに遠征に来ていたんだと思った。
後でたまたま質問している人の話をこっそり聞くと決勝戦を見に来たと言う。サッカーの強い所はそうなのかと思うのでした。


自転車置き場は予想通り溢れかえっており通路の半分を塞いでいた。学生は皆自転車で来ている様だ。（応援団以外）
静岡学園対浜松開誠館。

両校には縁もゆかりも無いのでどちらが勝手もＯＫです。純粋にサッカーが楽しめそう。（座った席は学園側でしたが）ただ、浜松開誠館が勝った方が西の方（遠州）が盛り上がって良いでしょうね。前回は清水桜が丘が優勝して全国大会一回戦負け。これでは盛り上がる暇が無い。

静岡県も昔は強かった（今は弱い）と言われ続けていて、ちょっと悔しい思いをしている。正月は炬燵と蜜柑と高校サッカーでしょうって事が無くなって居るのは寂しい限りです。



高校生の全力の応援を聞いていると何か力が湧いて来る気がする。
　
此処は一般席だから、学園の生徒はそっちのチェーンの中に入ってよ。それか一般席だから座ってよ。見えないじゃん。
何度も言おうと思った。

それは自分の正義を押し付けて居ないか？自問自答を繰り返す。
この応援席は誰のための物。？？？



ピッチに立っている選手を応援する人の物では無いでしょうか。
どれだけ応援に力を込めているのか自問自答すると、どっちが勝手も良いと思っているのだけら、彼女たちに託すしか無いんじゃないのと自虐的に目の前のペナルチィーエリアだけのピッチ観戦に切り替えた。




前半開始早々から開誠館の攻勢で先制すると後半に入ってもその勢いが止まらず2-0に成ってから学園が一点返す。
その後学園が怒涛の攻撃を繰り返すがシュートの精度を欠き決定機をものに出来ず終了。

彼女たちは本気で泣いていました。


27年の経年劣化。