私のなべ四器(規矩準縄)

今、自分の周りで起きていること。ご近所のトマソンもそんなに、気にしてない。深めにかぶった帽子で、年内不定休営業中。

望郷の祭り

2019-05-07 06:18:33 | お出掛け日記
母のお里(山形県白鷹町)で法事が有り、長旅が出来なく成った母を置いて一人で参列する事にした。
いつもは母の実家に宿泊するのだけど、家を守って居る従兄が気を使って町内のホテルを用意して繰れていて申し訳無く思って居た。
ホテルにチェックインに行くと笛太鼓が聞こえて来て何の祭か尋ねると「それは隣町の祭」と言う。

でも、この日は従兄の町内も守り神の「皇大神社」(天照皇大神)の祭りが有り町内を獅子舞が周ると聞いた。
皇大神社は江戸時代初め頃、伊勢の神職者が布教に来てから信仰が続いているそうで、伊勢神宮の遷宮の時に出る古い木材が有るらしい。

町内の祭りと言っても広いから朝に始まり夜まで踊り続けても二日掛かる行事(5月3日夜祭、5月4日昼祭)だそうで町内の一大イベントなのだ。

夜(22時頃)に成るとホテルの近くを通ると聞いて、歩いて行こうと思ったのだけど意外と遠かったので部屋のベットでごろ寝をしていると携帯電話が鳴った。
従兄からでお獅子一行が近くまで来たから行くなら車で迎えに行くと誘われ、二つ返事でホテルを飛び出したのは9時を少し過ぎて居た。
遠くに笛太鼓が聞こえる。

皇大神社参道近くに付くと丁度獅子舞衆の休憩時間だった。
写真右に大きく写って居る法被の人は役員、白装飾の人は獅子の足。

休憩の仕方が清水みなと祭りの次郎長一家の休憩の様で親しみが湧く。(休憩は同じ)



程無くして太鼓を叩き始めた。これは獅子にそろそろ行くよの合図。
そしてそれに笛が加わり準備が始まる。

獅子担当の人は全員で獅子の頭を交替する可成りハードなお祭りだ。




お獅子が1クール10分くらいの踊りを3回した後、獅子の先導役に促され、従兄が用意して繰れた「御寄進」を獅子頭の口の中に居れると頭の上でカツカツと歯を鳴らす。
その後目の前で私だけにお祓いの踊りを見るのは、自分が浄化される様で神聖な気分に成る。
それは日本人だからでしょうか。

御札を受け取り、これからは清水の地で遠い山形の山ノ神(天皇と同じ神)が守ってくれると思うと穏やかな気持ちに包まれた。

お祭りの動画はこちら

最初の写真で法被の人も写って居ます。(獅子の右側)
法被の人のスキップが可愛らしいと思いました。
夜のシーンは小生がお祓いを受けた場所です。
コメント
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