私のなべ四器(規矩準縄)

今、自分の周りで起きていること。ご近所のトマソンもそんなに、気にしてない。深めにかぶった帽子で、年内不定休営業中。

青椒肉絲

2017-03-28 07:27:06 | ご飯ですね
愚息の最期の引っ越しが終わって家具の組み立てや部屋の整理が終わるとやっと生活空間らしく成り此れから新生活を始める者にとっていいスタートが切れそうな気がした。

冷蔵庫などの家電が午後配達され、コンビニ弁当から解放されそうで、最寄りのスーパーに買い物に行く。
お買い得商品が分からない愚息は何でも買いたがるのだけど、何日分を買うのか考える様に伝える。

売り出しの沖縄産ピーマンが大きくてまるでパプリカみたいで試食をした序に買う事にした。
すると愚息は「青椒肉絲」を作ると言い出し、作り方を知っているのか問うと「全然」と言ってのける。

なるほど、そう来たか。そこで、調味料やキッチン雑貨を買い足していたら二人の両手いっぱいの買い物に成ってしまった。(笑)

長い上り坂を登り終え(アパートは坂の上)やっと部屋に戻って来ると、晩御飯の支度をし始めても良い時刻に成って居た。
愚息に全部任せ、ちゃんと出来るか見て居る事にして、段ボールの片付けをしていたけど、いつまで経っても炊飯器のスイッチが入らない。タイマーセットが上手く出来ているのか心配に成って、何時にセットしたのか聞いて見ると「6時にセットした」と言う。

炊飯器の表示を見ると確かに「6:00」と表示されている。
ああ、やっちゃいましたね。これじゃあ炊き上がりは明日の朝じゃん。
夕方の6時なら「18:00」にしなけりゃ駄目でしょ。

慌ててセットし直すけれどこれでは炊き上がりに時間が掛かり過ぎるので、高速炊飯を選択し直して炊き上がりを待つ。
こんな事も経験しなけりゃ分から無い話ですから笑ってやり過ごす。

炊き上がるまでに青椒肉絲の下ごしらえをするらしい。
スマホで検索したレシピを思い出しながら具材を細く切っている愚息を少し離れた所で見ていたけれど、肉に味付けをする調味料の大匙が分からないと言う。確かに。

大体の量を言うと小匙も同様に分からないと言い、計量スプーンの必要性を痛感しつつ、結局愚息の後ろに立っていて、遠くで見守るんじゃ無かったのかと気付かれない様に笑った。(嬉しい癖に)

「薄味だったら醤油を掛ければいいや」と大雑把な事を言うのは母親譲りである事を確信し、ちょっとしんみりしながら出来上がりを待つ。

お客さんなので、発泡水ロールの丼と割り箸、味噌汁の椀は無いのでマグカップ。
愚息の作った料理を向き合って食べる日が来るとは思いもしなかったし、愚息の作った料理が意外と美味しかった事にも驚きつつ、なんだか嬉しくなっていた。
コメント (2)
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