masaring

自己チューの進行形日記でshow。

映画「大誘拐」のロケ地探し。

2007年07月18日 | ちいさな旅。

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龍神温泉元湯近くに咲いてた花、ヤブカンゾウ(薮萓草)。

大誘拐(だいゆうかい)は、
天藤真が1978年に発表した推理小説。
いわゆる「誘拐もの」で、
1979年、第32回日本推理作家協会賞を受賞。

1991年『大誘拐~Rainbow kids~』で映画化。
監督・脚本:岡本喜八、彼の作品で一番好き。

物語は、大阪刑務所を出所した戸並健次、
Photo_32社会復帰費用を得るために
老資産家・柳川とし子の
誘拐を計画し、刑務所で知り合った
秋葉正義と三宅平太を誘う。
誘拐するなんて人間のやることじゃないと
しぶる二人だが、
大金持ちのおばあちゃんから
少し恵んでもらうだけだと
言いくるめられる。

717_012「虹の童子」を名乗った三人は
やっとのことでとし子の誘拐に
成功するが、身代金の
あまりの少なさに、とし子に一喝されてしまう。

717_048さらに自分たちの計画の穴を
的確に指摘されて
ぐだぐたになってしまう三人。

  

 

717_045いつのまにか主導権は、とし子に移っていた。
そんな事とは露知らず、
とし子に恩義のある、
井狩警部は事件解決に執念を燃やす。

717_015ここに誘拐を企んだ三人を巻き込んだ、
おばあちゃん(北林谷栄)と
井狩警部(緒形拳)との頭脳戦が始まる。

何々、ちょっと分かりにくい?

717_021ハイ!もっと簡潔に書くと、

岡本喜八監督の
傑作サスペンス・コメディーなのです。

717_017大金持ちのおばあちゃんを誘拐して
身代金をいただく計画が、
そのおばあちゃん自身が主犯になって
100億円の身代金を要求する!

 

717_011龍神村というなじみのある土地の
話ということと、和歌山県警本部長役の
緒方拳さんの関西弁がいい。
もちろん北林谷栄さんの存在感が凄い。

    

717_016誘拐事件なのに誰も傷つかない。
誘拐映画なのに、悪人が出てこない。
みんな心の優しい、良い人ばっかりです。

(善人ばかりの誘拐映画って可能?)

 

717_036_1痛快かつ愉快な物語だから
落ち込んだ時、辛い時、悲しい時、
このDVDを観る。
すると元気になるから不思議なんだ。
VHSも含めると、もう10回は観たと思う。

717_023そして物語の重要な場所が、龍神である。
龍神村全体で撮影されたらしい。

かつて自分の中では、遥かに遠かった龍神。
昨年の夏、初めて訪れて大いに気に入った。

717_008_1今回、4回目の訪問。
なんと言っても日本三美人の湯の
龍神温泉があるのだ。

【温泉が主目的?いや、あくまで探索旅です】

 

 

717_04616年前の映画だから、誰に聞くでもなく

(尋ねてもほとんどの人が忘れてる筈だ)

(地元の人はCM撮影だと思っていたらしい)

場面、場面を思い出しながら、
多分ここがあのシーンに使われた所だと
思いを馳せながら車で走る。

  

717_035そして、お湯につかる。
今回の小さな旅をした理由だ。

【やっぱり主目的は温泉ちゃうん?】

717_001今までと旅の視点を変えてみると
同じ場所、同じ風景でも全く違って
見えるから不思議なもんだ。

ちいさな旅。だから止められない。

717_043宿泊したところは、今回も
「季楽里 龍神 」
以前は、ここに龍神山荘があった。
映画スタッフはここに宿泊したらしい。

【季楽里 龍神。そして映画「大誘拐」最高です!!!!!】

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映画「大誘拐」のロケ地探し。其の弐。の記事も
あります。その記事は下↓をクリックして読んでくださいネ。

映画「大誘拐」のロケ地探し。其の弐。の記事です。

いかがでしたか、、、、。

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(映画で高野山は出てこないが、ここも重要な場所だ。)
(写真は全て左クリックで拡大。ちょっとお恥ずかしいネ。)

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【高野・龍神スカイラインの途中にある、花園あじさい園。】

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「人生の扉」の隠し味。

2007年07月15日 | 音楽!何でも大好き

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6月のCDアルバム売上総数の1位だったのが
竹内まりやさん「Denim」であった。
大きな要因は、やはり収録曲の「人生の扉」
歌の良さと人気によるものだろう。

普段、CDを購入しない年齢層にも支持されたのだ。
このブログでも何回か紹介したので、詳細は省くが
歌詞は途中までは日本語詞。
サビ部分の後は、英語詞である。

大昔、英語詞を訳詞した曲がたくさんヒットした。
その大半を訳詞したのは、故、漣健児さんだった
英語と日本語を交互に入れて構成する
訳詞の技は凄かった。

しかし、日本人の手によるこのような曲は珍しい。
「人生の扉」は日本語部分だけでも、充分感動する。
英語部分は、それぞれの解釈でさらに感動する。

故、漣健児さんならどう訳すだろう。

ブログでも色々な方が自分流の訳詞を紹介してるが、
ご近所のTさんが訳された詞に、私は一番感動したので
ここに英語詞の訳詞部分を掲載させていただく。

  

20代は楽しいよと言えば
   30代も最高だよと君は言う
   いや、愛すべきは40代だという人もいる
   だけど50代もステキだなと思う

     ② 60代は素晴らしいよと言えば
        70代も申し分ないよと君は言う
        いや80代は更にいいもんだという人もいる
        だから90を超えても生きてゆけるんだね

      ③ 体が弱くなるのは悲しいよと言えば
         歳をとるのも難しいと君は言う
         生きていても意味がないと言う人もいる
         それでも人は生きてゆく価値があると信じたい

  

この訳詞部分だけでも、ひとつの歌になる。(曲をつけようかな?)
もしかしたら、竹内さんはここまで考えて作ったのかも知れない
「人生の扉」の隠し味だったのだ。
大ヒットの原因もここにありそうな気がした。

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【掲載の写真、上はムクゲ。下は雨に濡れたサルスベリです。】

【7月15日、台風一過。でも、自宅の庭には咲いていました。】

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私が歌を好きになった理由。

2007年07月13日 | 音楽!何でも大好き

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(野に咲く花の名前は知らな~い。だけども野に咲く花が好き♪)

小さい頃から歌うのが好きだった。
文部省唱歌専門だったが、、、。
天才少年歌手?だと言われた。
頭に乗った。
でも、声変わりして普通の人になった。

私が初めて歌謡曲と接したのは、小学校高学年だった
田舎なので、一学年一クラス。
各学年の教壇の上には白黒テレビが鎮座していた。
給食の時間、教室にはテレビが写っていた。
各学年好きな番組を見てよかった。

私達の学年は歌番組だった。
平日の昼の歌番組は、青春歌謡のオンパレードだった
舟木一夫・西郷輝彦・三田明・叶修二・望月浩に
川路英夫・美樹克彦・久保浩・有田弘二etc.

ある日、ある歌手に釘付けになった。
ハスキーボイスなのに甘い歌声、芸名は、安達明だった。
「潮風を待つ少女」・「女学生」・「僕のカーネーション」
次々と新曲を出してヒットした。でも紅白には出ていない。
「昭和少年ぶし」あたりまでは調子づいていた。

しかし、その後凋落していった。
そして、アイドルの寿命は短かった。
3年半で11枚のシングルを出して、テレビから消えた。

中学生の時、近くの会場で交通安全協会?のイベントがあった。
「安達明ショー」。入場無料。会場は女子高生で満杯。
立ち見まで出た。(すでにテレビには出てなかった。)
生まれて初めて観た芸能人。その時彼、安達明は19才。

22年位前、一度テレビに彼は出演した。
「思い出のメロディー」。しかし、昔の面影はなかった。
それ以来彼の消息は、不明である。

歌謡曲が好きになったきっかけが彼の歌だった。
そして、自分で歌(オリジナル曲)を
作るようになったのもこの曲に出会ってからだ。

「友情」作詞/萩原敏・作曲/遠藤実

♪♪悲しい時には 悲しさを
    ふたりでそっと わけあって
    心の中に 美しい 花を咲かそう いつまでも
    友情 友情、 君とぼくとの友情 ♪♪

初めて作った歌のタイトルは確か「ひとりぼっちのお星さま」?

私の作った歌は、覚えやすく歌いやすいと皆が言う。
少しもひねらないんだ。野球なら直球なんだ。
この歌がきっかけになっているような気がする。

安達明さんに関する記事、もうひとつあります。歌も流れます。↓

安達明さんの「昭和少年ぶし」。歌声もあります。←クリックしてね。

※記事の冒頭を飾る花の名前は、アブチロン「チロリアンランプ」。
kazuyoo60さんがコメントで教えてくれました。【大感謝です。】

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「ユライ花」。

2007年07月11日 | 音楽!何でも大好き

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「ユライ花」。存在しない。今日発売された、中(あたり)孝介さんの
1stアルバムのCDタイトルだ。彼のキャッチフレーズは、
「地上で最も優しい歌声」。音楽大好き人間の胸に響いた。
ジャンルはシマ唄。彼の出身奄美大島のシマ唄は、
琉球民謡とは異なり、男性が裏声を使うことで、男女が同じ
音階を歌うという独特なものである。シマ唄に興味は薄かったが、
彼の歌声で好きになった。「ユライ花」のタイトルは、奄美の言葉で
「花=人々」が、「ユライ=寄り集まって」から、つけられたらしい。
詳しくは、私のホームページの「私のお気に入り」をご覧ください。
さて、私が歌好きになったきっかけは、次回の記事で紹介します。

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松に“風蘭”。

2007年07月09日 | masaringの内緒話

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俄庭師で偽庭師の私が最近感動した植物、“風蘭”。
フウラン(風蘭)とは、日本、中国、朝鮮半島に
1種類が分布する常緑性のランの仲間だ。
日本では関東南部より西の地方に自生している。
地面などに生えているのではなく、
樹木の太い幹や高い梢にくっついて生活している。

葉、花、香りの3拍子が揃った鑑賞価値の高い植物で
古くは江戸時代から栽培されていた。
でも、松の樹で生活している風蘭は珍しいらしい。
【我が家の植物の生態系は守られている。】

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