【寄って下さい!我が家から50km離れれば、寄ってかんせえ。】
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和歌山県。江戸時代は紀州藩と呼ばれた。
紀州は、近畿地方の南に突き出た紀伊半島の
南西部にあって、北は大阪府、東は奈良県と三重県、
南は熊野灘に接し、西は紀伊水道をはさんで
徳島県と向かいあっている。
和歌山県の総面積は 4,726k㎡である。全国30位。
面積の大部分は紀伊山系を中心とする1,000m前後の
山岳地帯で、高野山、那智山など古代から親しまれた
山々がある。と言うことは、、、。
何と山地が 3,832k㎡で、総面積の約81%を占めている。
そう、ほとんど山国といってもよいのだ。
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平野部は少なく可住地面積は1,034㎡と全国第31位であり
私、まっちゃんの住む紀の川流域の和歌山平野と、
有田川・日高川下流に小さい平野があるだけである。
だから、道路・鉄道は海岸線に沿って走る部分が多い。
要するに和歌山県は平野部が少なく
山地が地域の大部分を占めるため、古くからスギ・ヒノキを
中心にした山林業が盛んなのである。
全国の山林は、ほとんどは国有林であるが、
和歌山県では大部分が民有林である。どういう訳か、
古くからの良材の産地は、民有林が多い。
古くから紀州、木の國と呼ばれる所以である。
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だからこそ、「大誘拐」という小説が生まれたのである。
そして、この物語は映画化され意に反しヒットしたのである。
この映画に魅せられた私、まっちゃんはこの映画のロケ地を
探し、ブログ記事にもしたのだ。↓をクリック。
映画「大誘拐」のロケ地探し 2007年7月18日の記事です。
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ところが、山林業も御多聞に漏れず不景気である。
しかし、どの時代にも利益だけを目的としない分野がある。
それは芸術である。利益を目的としないから芸術である。
この、紀州の木の魅力にとりつかれ「大誘拐」のロケ地に
都会から移り住み、チェンソ-カ-ビングというアートに
取り組んでいる、ある芸術家がいる。
そして、ある場所で彼の木彫展が11月末まで開催されている。
すべて、チェンソーで仕上げた作品である。
紀州、木の國。は彼の創作人生を決定づけたのである。
紀州の海岸美は勿論有名だが、木の國でもある。
海の景色の陽気さとは両極端に、歴史的には陰も
たくさんある木の國ではあるが、、、。
私の生まれた紀州。紛れもなく木の國なのである。
【↑木彫芸術。ライティングアートとの融合でまるで巨大魚の海だ。】