マイブログへようこそ

気が向いたときに気が向いた話題でつぶやきます

中国が世界最速のスパコン開発

2010-10-31 | つぶやき
中国人民解放軍国防科学技術大学がNVIDIA社のグラフィックスプロセッサ(GPU)ベースのスーパーコンピュータ「Tianhe(天河)-1A」を開発、LINPACKベンチマークで2.507ペタFLOPS(1ペタFLOPSは毎秒1000兆回の演算処理能力)の演算性能を記録したそうだ。この記録は、2010年6月時点のスパコン世界ランキング「TOP500」で1位の米オークリッジ国立研究所の「ジャガー」の性能を40%超上回り、世界最高速となる。Tianhe-1Aは中国天津の国立スーパーコンピュータセンターに導入済みで、石油探査のための地震データ処理や生物医学的計算、航空機・宇宙機の開発などでの使用を想定しているという。●Tianhe-1Aは、1万4336個のインテルのXeonマルチコアプロセッサと7168個のGPU「NVIDIA Tesla M2050」を搭載している。仮にGPUを使わずに同等性能を実現しようとすると、必要なプロセッサ数は5万個以上となり、設置面積が倍増、消費電力は12MWを超え、3倍以上になるという。それでも年間の電気料金は2,700万ドル(約220億円)が予想されるというから驚きだ。プロセッサはインテルやNVIDIAから調達しているが、多数のプロセッサを結合し高速で動作させる技術は中国独自のもので、そのレベルは極めて高いとみられるという。●このニュースに米国では脅威論が噴出しているようだ。ニューヨーク・タイムズやWSJは「米国の競争力と安全保障に警鐘を鳴らすものとし、「超高性能コンピューターの分野での米国の優越が失われようとしていることに、危機感をもたなくてはならない」(バージニア工科大教授)、「Tianhe-1Aは軍事と商業の両面で支配的地位を築こうという長期的な中国の国家戦略の一環。その意味で、02年に日本の地球シミュレータが世界最速の座を獲得した時より、はるかに重大な意味をもっている」(ローレンス・バークリー国立研究所副所長)など専門家のコメントを伝えている。 ⇒ http://jp.ibtimes.com/articles/11347/20101028/61817.htm、
http://www.nikkei.com/tech/news/article/g=96958A9C93819499E0EBE2E39A8DE0EBE3E2E0E2E3E2E2E2E2E2E2E2;da=96958A88889DE2E4E1E2E5E0E6E2E0E7E2E6E0E2E3E2E2E2E2E2E2E2、
http://sankei.jp.msn.com/world/china/101029/chn1010291815005-n1.htm
(関連:6/1、9/30マイブログ)

史上初、世界合同観測で「地球外知的生命体探査(SETI)」へ

2010-10-30 | つぶやき
世界11か国の天文台や大学など17機関が、11/5から地球外の知的生命体からの信号を求め合同観測を始める。海のある惑星が存在する可能性があるオリオン座とみずがめ座の間が今回のターゲットで、各機関のパラボラアンテナや光学望遠鏡で一斉に観測する。今回のプロジェクトは「オズの魔法使い」の主人公に因んで「ドロシー計画」と名付けられている。兵庫県立西はりま天文台の呼びかけで国内最大級の直径32mのパラボラアンテナを持つ山口大のほか、米国や英国、豪州、韓国、インド、イタリア、アルゼンチンなどの研究者らが参加する。「地球外知的生命体探査(SETI)」は1960年に米国で始まり、77年に、米観測機関が、可能性がある電波を長時間観測したが、同じ電波は二度と観測されなかったという。多くの国で一斉に観測することで精度が上がることが期待されている。 ⇒ http://sankei.jp.msn.com/life/trend/101020/trd1010200011000-n1.htm、
http://www.yomiuri.co.jp/science/news/20101029-OYT1T00584.htm
●太陽ほどの大きさの恒星の4分の1に、地球型の惑星があることが日米チームの観測から分かったという。 ハワイにある口径10mの望遠鏡で5年かけ、太陽に近い大きさの166個の恒星を観測した結果、この内22個に、地球の3倍以上ある惑星が33個あったという。3倍未満の惑星は観測できないが、惑星の重さと数の関係から計算すると、恒星の23%に地球の半分~2倍の重さの惑星が存在すると考えられるという。 ⇒ http://www.asahi.com/science/update/1028/TKY201010280604.html
生命がいそうな惑星が見つかる可能性も高まったということであるが、生命が存在したとしても人間のような知的生命体が存在する可能性はどれほどあるのであろうか?現在の地球に人間が存在するのも多くの偶然の積み重ねのように思えるが。

生物多様性に関するマイブログリストⅡ

2010-10-30 | つぶやき
COP10、「名古屋議定書」と「愛知ターゲット」を採択 2010/10/30 17:31
絶滅危惧種、1年で1060種増 2010/10/27 18:36
COP10、長期目標に合意 2010/10/26 23:11
環境省、「海域」国立公園を倍増、「海洋版レッドリスト」作成へ 2010/10/24 11:25
生態系保全、3.7兆円の投資で410兆円の利益 2010/10/23 0:26
日本は野生生物の輸入大国 2010/10/20 20:49
「SATOYAMAイニシアティブ国際パートナーシップ」が発足 2010/10/19 23:41
「名古屋・クアラルンプール補足議定書」を採択 2010/10/15 22:42
続き⇒10/11マイブログリスト

COP10、「名古屋議定書」と「愛知ターゲット」を採択

2010-10-30 | つぶやき
議定書の協議は最後まで難航を極めたが、最終的に各国の意見を折衷した議長案を松本環境相が提示し、最終的に193の全ての締約国・地域が受け入れる形で合意した。生物多様性条約の採択から18年、懸案だったルールづくりが実現した、歴史的な会合となった。議長国・日本としても世界の期待に応えることができ、大きな成果と言える。●「名古屋議定書」では、①資源の利用には事前に原産国の許可を得る、②利用者が原産国側と利益配分のための個別契約を結ぶ、③資源を不正に入手していないか監視する機関を利用国側でも1つ以上設ける、④派生品の一部は利益配分の対象となるが、契約時に個別判断する、⑤議定書発効前に利用された資源は対象としない。代わりに、途上国を資金支援する枠組みを設ける、などが定められた。今後、批准の意思を示す各国の署名を11年2月から1年間、国連本部で受け付け、50カ国目の批准が完了した90日後に発効する。 ●2020年までの新世界目標(採択直前に「愛知ターゲット」と名付けられた)」は、①世界の陸に占める保護区の割合を17%、海の保護区の割合を10%に拡大する、②生物の生息地が失われる速度を少なくとも半減させる、③生物多様性の観点を国家会計の価値判断に組み入れる、など20項目が盛り込まれた。
閉幕後、議長を務めた松本環境相は「積み木を重ね、重ねては崩れという過程を繰り返すような歩みで、最後は崩れそうなぎりぎりのタイミングでの採択だった。多くの人が苦渋の妥協を何度も受け入れた。合意が確信できた時は、泣いてしまった」と語ったそうだ。 
http://www.asahi.com/eco/TKY201010300151.html、http://mainichi.jp/select/science/news/20101030k0000m030141000c.html
(関連:10/10、10/15、10/19、10/23、10/24、10/26、10/27マイブログ)

絶滅危惧種、1年で1060種増

2010-10-27 | つぶやき
2010年版「レッドリスト」を国際自然保護連合(IUCN)が27日、COP10で発表した。それによると、絶滅危惧種は、評価した5万5926種の動植物の約1/3に当たる1万8351種に上り、09年版より1060種増えたという。 09年版は4万7677種を評価し、絶滅危惧種は前年比363種増の1万7291種だった。今回の10年版では最も絶滅の危険度が高い絶滅危惧1A類は3565種で、日本近海にも生息するウミガメの一種タイマイやメコン川に生息するメコンオオナマズなど。 また、脊椎動物約16万2000種のうち、2万5千種余りについて調べた結果、鳥類の13%、哺乳類の25%、両生類の41%が絶滅の恐れがあることがわかり、また、哺乳類や鳥類、両生類が平均して毎年約50種ずつ、絶滅の危険度がより高いランクへ移行していたという。一方で、保護政策によって個体数が回復したケースも確認されたという。 ⇒ http://www.asahi.com/eco/TKY201010270220.html、http://www.yomiuri.co.jp/science/news/20101027-OYT1T00456.htm

COP10、長期目標に合意

2010-10-26 | つぶやき
「ポスト2010年戦略目標(名古屋ターゲット)」のうち、長期目標(2011~2050)について、「自然との共生」を盛り込むことで大筋合意したそうだ。27日からの閣僚級会合を経て29日の最終日に採択される予定という。「2050年までに生物多様性が評価され、賢明に利用されることで健全な地球が維持され、すべての人々に恩恵が与えられる」ことを掲げている。当初は「自然との共生」の文言について、EUなどから、そのような考えはないと異論が出ていたそうだ。 一方、2020年までの短期目標については、交渉が難航しており、引き続き協議が続けられているそうだ。 ⇒ http://www.chunichi.co.jp/s/article/2010102690141246.html
(関連:10/10マイブログ)

日本人のゲノム、初めて全て解読

2010-10-25 | つぶやき
理化学研究所の研究チームが日本人1人の全遺伝情報(ゲノム)を、初めて解読した。世界では米、英、中国、アフリカ、韓国人のゲノムが解読されている。本州に住む男性の血液から取り出したDNAを米国製の高速解析装置で解析し、遺伝子にある30億塩基対の配列を5カ月で読み取った。2003年に初めて公表されたヒトゲノムと比較すると、30億塩基対のうち、約300万塩基対の配列が違っており、このうち40万塩基対は、これまで知られていない違いだったという。日本人の解読がさらに増えれば、日本人固有の特徴も見え、病気の原因研究を詳しく調べるのに役立つと期待される。 ⇒ http://www.asahi.com/science/update/1025/TKY201010250056.html

環境省、「海域」国立公園を倍増、「海洋版レッドリスト」作成へ

2010-10-24 | つぶやき
23日、COP10 に合わせて開催された国際会議「オーシャンズ・デイ・アット・ナゴヤ」で環境省が報告した。日本独自の取り組みを示すことで、海の生態系保全に向けた国際的な活動が促進されることが期待される。
●国立公園の海域公園地区は2009年の2359ヘクタールから、12年度末までに約2倍の約4700ヘクタールに広げることを目指す。環境省が来年3月までにまとめる「海洋生物多様性保全戦略」に数値目標を盛り込む方針という。対象となった海域では、環境省の許可がないと、埋め立てや港湾工事、土砂の採取などができなくなる他、指定した生物種について、その採取が禁じられる。
●海の生物は漁業対象として主に水産庁が所管しているため、環境省の現在のレッドリストでは、海の生物はアカウミガメなど一部の種類に限られている。「海洋版」では、水産庁と協力して、初の総合的なレッドリストを目指す。近く専門家委員会で検討を始め、今月公表された「海洋生物センサス」(*1)の調査結果を踏まえ、数年かけて作成作業を進めるという。
http://www.asahi.com/eco/TKY201010230234.html、
http://mainichi.jp/select/science/news/20101024ddm001040069000c.html
(*1)8/3、10/5マイブログ参照

レアアース、脱中国依存の動きが本格化

2010-10-23 | つぶやき
レアアースはハイブリッドカーやデジタル家電などハイテク製品に不可欠な資源であるが、世界生産量の90%を占める中国が輸出規制を強めている。このような状況のもと、世界的に脱中国依存の動きが本格化してきた。
●米カリフォルニア州にあるマウンテン・パス鉱山(一時は世界最大の生産量を誇ったが、中国の安値攻勢に敗れて休眠中)が11年前半に採掘を再開し、12年末までに年2万トンの生産体制にする計画という。設備新設には数百億円規模の資金が必要とされ、住友商事は出資や融資を検討、技術面でも協力できないか協議しているそうだ。双日によると、11年のレアアースの世界需要(中国内需を除く)は5.68万トンで、1.68万トンの供給不足。日本は1万トン余りの供給不足が予想され、住商は同鉱山からの日本向け輸出を確保する。⇒ http://www.asahi.com/business/update/1022/TKY201010220536.html
●日本政府はレアアースのベトナムとの共同開発の方針を固め、10/31の日越首相会談@ハノイで合意を目指す。ベトナムではセリウムやジスプロシウムなどのレアアースが産出するとみられ、中国に代わるレアアースの一大産地に育てる計画という。住商が2013年以降のレアアースの日本向け輸出を目指す他、豊田通商と双日も開発を準備中で、2つの案件が順調に進めば、国内需要の2割以上をベトナムで確保できるそうだ。 ⇒ http://www.nikkei.com/news/headline/related-article/g=96958A9C93819481E0E3E2E0858DE0E3E3E2E0E2E3E29F9FEAE2E2E3;bm=96958A9C9381959FE0E0E2E0E28DE0E0E3E2E0E2E3E29F9FE2E2E2E2
●レアアースの埋蔵量が豊富なオーストラリアは輸出に積極的な姿勢を見せ始めており、日本の大手メーカーが、豪レアアース生産企業ライナスとの取引に乗り出しているそうだ。同社のマウント・ウェルド鉱山の埋蔵量は約140万トンに上るという。10年以内に中国への輸出も可能だという強気の見通しを立てているそうだ。 ⇒ http://www.afpbb.com/article/economy/2763563/6282053
●ドイツ政府は国内企業のレアアース確保を外交面から支援する戦略を明らかにするとともに、新たな供給源開拓のために日独が協力して取り組む方針を示唆。メルケル独首相によれば、中央アジアに注目しているようだ。 ⇒ http://www.afpbb.com/article/economy/2767960/6352309
●韓国はレアアース調達で中国への依存度を低下させる計画で、輸入量は既に、2005年以降全体で約7割近く減少しているそうだ。また、日本や米国などと共同で鉱山を開発する可能性を見極めていくそうだ。 ⇒ http://www.bloomberg.co.jp/apps/news?pid=90920010&sid=aar4kWiL8oWA
◆中国の輸出規制強化はレアアースを戦略資源として政治的に利用しているとの見方があるが、必ずしも、それだけではないようだ。中国の世界貿易機関(WTO)大使は①レアアースについては中国自身の在庫も速いペースで減少しており、保全の必要がある、②1996年時点で世界の33%を占めていた中国のレアアース資源は現在30%に減少しており、今後15~20年で枯渇する見通し、③生産統制は海外の顧客だけでなく国内生産者にも影響が及ぶとの見方を示している。 ⇒ http://jp.reuters.com/article/worldNews/idJPJAPAN-17790220101022



エレクトロニクスエンジニア環境、日本人の評価は最低!

2010-10-23 | つぶやき
アイティメディアは21日、日本、米国、欧州、中国、インドの5地域の比較を含む「エレクトロニクスエンジニア給与/意識調査」の結果を発表した。それによると、「自分のキャリアに満足している」と回答したエンジニアの比率が日本は59%で最低。米国は85%、インドが84%、欧州が80%、中国が70%だったという。また、「会社はエンジニアを尊重している」、「会社の技術は最先端」、「仕事で使っている機器は最新」の項目でも10ポイント以上の差がついたという。エンジニアという職業に対する満足度では、米国とインドが多くの項目で高い評価を示したという。エンジニアの平均年収の調査では、昨年に続き米国が最も高く904万円(前年比166万円減)、2位は日本の700万円(同11万円減)、3位は欧州の618万円(同55万円減)。インドと中国の水準は低く、インドは225万円(同31万円増)、中国は141万円(同1万円減)だったという。 ⇒ http://www.rbbtoday.com/article/2010/10/21/71459.html
日本のエレクトロニクス産業の地盤沈下の表れであろうか。技術立国を目指す日本としては問題であろう。

生態系保全、3.7兆円の投資で410兆円の利益

2010-10-23 | つぶやき
国連環境計画(UNEP)などは「生態系と生物多様性の経済学(TEEB)」の最終報告書をCOP10で発表した。それによると、①生態系の破壊(森林消失)による世界の損失は、何も対策を取らなければ、最大で年4.5兆ドル(約370兆円)に上るが、保全策として年450億ドル(約3.7兆円)を投じれば、逆に年5兆ドル(約410兆円)の利益が得られる、②サンゴ礁には推定100万~300万種の魚が生息し、漁業や観光などで約3千万人がサンゴ礁に依存して生活しており、サンゴ礁から受ける恩恵は最大で年1720億ドル(約14.14兆円)に及ぶ、③ハチなどの昆虫による授粉の経済価値は年1530億ユーロ(約17.35兆円)と試算。また、生態系悪化は、農林水産業に依存している途上国の貧困層を直撃すると警告。TEEBは07年のG8環境相会合でドイツが提案したもので、地球温暖化による経済損失などを分析した「スターンレビュー」の生物多様性版になる。生態系の経済価値を示すことで、生物多様性の保全を政策決定や企業活動に反映させることが狙い。 ⇒ http://sankei.jp.msn.com/science/science/101021/scn1010210129000-n1.htm (関連:8/28マイブログ)

羽田空港、国際空港として新たにスタート

2010-10-22 | つぶやき
21日に国際線新ターミナルが開業。新滑走路も完成し、年間発着枠は約10万回増え、40.7万回になる。31日からは、国際定期便が就航し、来年2月までにロンドン、パリ、ニューヨーク、ロサンゼルス、ホノルル、バンクーバー、北京、上海、シンガポール、バンコクなど世界17都市に就航。最終的には年間6万回の発着と700万人の利用客を見込んでいる。正式名称の「東京国際空港」に相応しい空港となる。最大の売りは都心へのアクセスの良さと地方空港への接続の良さだ。モノレールは浜松町から、京急は品川からともに最速13分の便利さだ。地方空港や国内航空会社にとっても期待は大きい。一方で、課題も多い。①安全性:4本の滑走路が#配置となるため、離着陸の航空管制が非常に難しくなる。②欧米線の発着枠が午後10時~午前7時に限られており(日中時間帯のキャパ不足による)、欧米からの来日は深夜や早朝の到着を強いられる。逆に海外出張するビジネスマンにはメリットも。③アジアのライバル空港に対する競争力不足。日本の航空規制は世界で最も厳しく、着陸料も最も高額。国際空港ランキングでは、1位はシンガポールのチャンギ国際空港、2位は韓国の仁川国際空港、3位は香港国際空港とアジアの空港が上位を占めるが日本は10位内に入れない状況という。アジアのハブ空港を目指すには、さらなる発着枠の拡大(2013年度に3万回増やす計画あり)と着陸料の引き下げが必要であろう。また、成田国際空港とのwin-winの棲み分け(デュアル・ハブ化)も課題であろう。 ⇒ http://www.afpbb.com/article/economy/2767962/6351953、http://www.afpbb.com/article/economy/2767322/6335456、http://jp.wsj.com/Business-Companies/node_137282

観測史上、最も遠い銀河を発見

2010-10-21 | つぶやき
欧州の研究チームがチリのアタカマ砂漠にある欧州南天天文台(ESO)の巨大望遠鏡で、以前にハッブル望遠鏡で発見した「UDFy-38135539」という銀河を観測したところ、この銀河の光は宇宙誕生からわずか6億年程の時期(つまり131億年前)に発せられたものであることが分かったそうだ。その時期の宇宙は水素原子から成る原初の霧に包まれていたという。光は秒速30万kmで、131億年かけて地球に到達したが、宇宙は誕生当初から膨張を続けているため、実際の距離はさらに大きい可能性があるそうだ。 ⇒ 
http://www.afpbb.com/article/environment-science-it/science-technology/2767914/6349587、
http://www.cnn.co.jp/world/30000624.html
チリの望遠鏡は大活躍だ。(7/23、9/29、10/20マイブログ)

アルマ電波望遠鏡

2010-10-20 | つぶやき
鉱山の救出劇で注目された南米チリのアタカマ高地で日米欧が共同して作る「アルマ電波望遠鏡」の建設が進んでいる。(アルマは「たましい」を意味するスペイン語)現地は標高5000m、電波のゆらぎを生じる空気が平地の半分しかなく、乾燥していて電波を吸収する水蒸気も少なく、観測に最適地。直径12mと7mのパラボラアンテナが54台と12台の合計66台あり、観測目的にあわせて配置を変えることができ、山手線の内側より広い直径18kmの巨大アンテナに相当する分解能(ミリ波・サブミリ波領域では世界最高)が得られるという。ハッブル宇宙望遠鏡の10倍、東京から大阪の1円玉が見分けられる能力というから凄い! 総額約1200億円、日本からは国立天文台が参加し、費用の1/4を負担する。観測の目的は、①惑星系の誕生現場を捉えること。95年以来450個以上の太陽系外の惑星が見つかっているが、地球のように生命を育める惑星はあるか、惑星系はどうやってできるのか、太陽系や地球はありふれた存在か否かなど。②生命に関連するアミノ酸などの分子があるかどうかを、電波の特徴を手がかりに探る。③宇宙の果てで銀河が生まれる現場を見ること、などだ。来年初めに一部の観測が始まるが、電波観測は日本の得意分野であり、世界を驚かせる成果が期待される。 ⇒ http://www.asahi.com/paper/editorial20101020.html#Edit2、 http://alma.mtk.nao.ac.jp/j/、 (関連:9/29マイブログ)

日本は野生生物の輸入大国

2010-10-20 | つぶやき
野生生物取引の監視団体「トラフィックイーストアジアジャパン」がCOP10 に合わせて纏めた調査結果によると、絶滅の恐れがある動植物の取引を規制するワシントン条約の対象種のうち、生きた鳥類やリクガメの輸入数は日本が世界で2番目に多いという。①生きた鳥類は2007年、約460種、約32万羽が国際取引され、このうち、日本の輸入羽数は全体の13%を占め、2番目に多かった。(1位はメキシコ(27%))②生きたリクガメ類の輸入数も2位(16%)。(1位は米国(20%))③生きたラン科植物は3位(12%)。ランの輸入数が1位(48%)の韓国では、近年、観賞用や贈答品としての消費が拡大しているそうだ。日本は野生生物の輸入大国で、世界の生物多様性に与える影響は大きいという。 ⇒ http://www.asahi.com/national/update/1020/TKY201010200168.html