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気が向いたときに気が向いた話題でつぶやきます

アルマ電波望遠鏡

2010-10-20 | つぶやき
鉱山の救出劇で注目された南米チリのアタカマ高地で日米欧が共同して作る「アルマ電波望遠鏡」の建設が進んでいる。(アルマは「たましい」を意味するスペイン語)現地は標高5000m、電波のゆらぎを生じる空気が平地の半分しかなく、乾燥していて電波を吸収する水蒸気も少なく、観測に最適地。直径12mと7mのパラボラアンテナが54台と12台の合計66台あり、観測目的にあわせて配置を変えることができ、山手線の内側より広い直径18kmの巨大アンテナに相当する分解能(ミリ波・サブミリ波領域では世界最高)が得られるという。ハッブル宇宙望遠鏡の10倍、東京から大阪の1円玉が見分けられる能力というから凄い! 総額約1200億円、日本からは国立天文台が参加し、費用の1/4を負担する。観測の目的は、①惑星系の誕生現場を捉えること。95年以来450個以上の太陽系外の惑星が見つかっているが、地球のように生命を育める惑星はあるか、惑星系はどうやってできるのか、太陽系や地球はありふれた存在か否かなど。②生命に関連するアミノ酸などの分子があるかどうかを、電波の特徴を手がかりに探る。③宇宙の果てで銀河が生まれる現場を見ること、などだ。来年初めに一部の観測が始まるが、電波観測は日本の得意分野であり、世界を驚かせる成果が期待される。 ⇒ http://www.asahi.com/paper/editorial20101020.html#Edit2、 http://alma.mtk.nao.ac.jp/j/、 (関連:9/29マイブログ)

日本は野生生物の輸入大国

2010-10-20 | つぶやき
野生生物取引の監視団体「トラフィックイーストアジアジャパン」がCOP10 に合わせて纏めた調査結果によると、絶滅の恐れがある動植物の取引を規制するワシントン条約の対象種のうち、生きた鳥類やリクガメの輸入数は日本が世界で2番目に多いという。①生きた鳥類は2007年、約460種、約32万羽が国際取引され、このうち、日本の輸入羽数は全体の13%を占め、2番目に多かった。(1位はメキシコ(27%))②生きたリクガメ類の輸入数も2位(16%)。(1位は米国(20%))③生きたラン科植物は3位(12%)。ランの輸入数が1位(48%)の韓国では、近年、観賞用や贈答品としての消費が拡大しているそうだ。日本は野生生物の輸入大国で、世界の生物多様性に与える影響は大きいという。 ⇒ http://www.asahi.com/national/update/1020/TKY201010200168.html