マイブログへようこそ

気が向いたときに気が向いた話題でつぶやきます

管弦楽組曲第3番ニ長調(BWV1068)

2019-05-22 | つぶやき

第2楽章のアリアが「G線上のアリア」として良く知られているバッハの管弦楽組曲第3番(BWV1068)だが、 これを「管弦楽~」と呼ぶのは時代錯誤ということで、"ALL of Bach"向けのオランダ・バッハ協会によるこの演奏では、管楽器は除き、最小構成の弦楽器だけで演奏している。学者は弦楽器だけのオリジナルバージョンがあって、後に(1730年頃)にオーボエ、トランペット、ティンパニを追加したと考えているそうだ。 ⇒ https://www.bachvereniging.nl/en/bwv/bwv-1068/

Bach - Orchestral Suite No. 3 in D major BWV 1068 - Mortensen | Netherlands Bach Society


カンタータ BWV29

2019-05-18 | つぶやき

「われら汝に感謝す、神よ、われら感謝す」というタイトルのカンタータで、1731年8月27日に町議会発足(Ratswahl)を祝って演奏されたそうだ。この作品のオープニングのシンフォニアは無伴奏バイオリン・パルティータ第3番(BWV1006)のプレリュードおよび1729年に書いたと推定される結婚式のカンタータ(BWV120a)に基づいているそうだ。また、最初の合唱は後にミサ曲ロ短調で使用された失われたコラール部分に基づいているそうだ。バッハは以前に書いた作品を巧みに使用し、それらを新しい追加物とブレンドして完全な一体化を形成したという。 ⇒ https://www.bachvereniging.nl/en/bwv/bwv-29/

Bach - Cantata Wir danken dir... BWV 29 - Van Veldhoven | Netherlands Bach Society

(関連:5/1マイブログ3/26マイブログ

 


カンタータ BWV207a

2019-05-01 | つぶやき

「鳴り交わす絃の相和せる競いよ」というタイトルのバッハの世俗カンタータ。このカンタータは1735年にライプツィヒでザクセン選帝侯およびポーランド国王であるフリードリヒ・アウグスト2世の命名日を祝うために演奏されたそうだ。宮廷はドレスデンにあったが、重要な行事はライプツィヒでも特別なコンサートで祝われたそうだ。この作品はレチタティーヴォを除いて新しいものではなく、大半は10年前に大学教授就任のために書いたカンタータ(BWV207)を使用したそうだ。オープニング・コーラスはブランデンブルク協奏曲第1番(BWV 1046)の第3楽章に合唱を付けたものであるが、バッハが自身の最も美しく有名なオーケストラ作品を楽々と完璧な声楽作品に変える方法は、バッハにとって世俗と神聖、楽器と声楽の区別が純粋に概念的であることを示しているという。●「世俗」とか「カンタータ」という用語は、後に人々がバッハの作品を明確で大規模な全作品に整理したかった時に一般的に使われるようになったそうだ。「世俗的」側面は主に動機とテキストの問題であり、音楽の観点からは世俗と典礼は殆ど区別できないそうだ。世俗カンタータは常に重要な行事(例えば、命名日、誕生日、結婚式、都市の高官やドレスデン宮廷人の就任や死など)のために作られたそうだ。約15の世俗カンタータが残ってるが、もっとあったはずであることが知られているそうだ。 ⇒ https://www.bachvereniging.nl/en/bwv/bwv-207a/

Bach - Cantata Auf, schmetternde Töne BWV 207a - Van Veldhoven | Netherlands Bach Society