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気が向いたときに気が向いた話題でつぶやきます

世界初、サンゴの全ゲノム解読

2011-07-31 | つぶやき
沖縄科学技術研究基盤整備機構のチームが、世界で初めてサンゴの全ゲノム解を解読したそうだ。沖縄の海に分布し、サンゴ礁を作る「コユビミドリイシ」というサンゴを解析した結果、ゲノムは2億2千万塩基対で、約2万3700個の遺伝子があることが分かったそうだ。これまでの化石による研究では、サンゴは約2億4千万年前に登場したとされていたが、今回の解析で、約5億年前にイソギンチャクと枝分かれしたことが判明したという。 ⇒ http://www.asahi.com/science/update/0725/TKY201107250092.html
約5億年前というのはカンブリアの大爆発(5億4千万年前頃)以降、最初の大量絶滅があり、三葉虫の大多数が死滅したとされている頃だ。自然環境の大きな変化は生物の多様化を促進する要因となっているのだろう。

今年の「ブループラネット賞」受賞者が決定

2011-07-31 | つぶやき
旭硝子財団が毎年、地球環境問題の解決に貢献した科学者や団体に贈っている「ブループラネット賞」は、第20回目の今年は、米国商務省次官、米国海洋大気局(NOAA)局長のジェーン・ルプチェンコ博士とインドのベアフット・カレッジに贈られることが決まったそうだ。●ルプチェンコ博士は、生物多様性を起点とした海洋生態学の開拓に大きく寄与し、世界で最も多く引用されている生態学者の一人となり、海洋生態学研究に大きな影響を与えたそうだ。また、科学者と社会の間の「科学者の社会契約」という独創的な考えに基づき、地球環境問題に直面する科学者の在るべき姿を指し示したという。●ベアフット・カレッジは地域の伝統的な知識を尊重し生かす一方、小規模なソーラー発電を利用するなど新しい知識を援用し、地域住民が自ら生活を改善することを学べる機会やシステムを提供する教育を实施してきたそうだ。こうした教育活動を40年に亘り継続し、自立的かつ持続可能な農村コミュニティーの開発に成功してきたという。賞金は各5千万円が贈られるそうだ。 ⇒ http://www.af-info.or.jp/blueplanet/introduction.html

<原子力安全・保安院>も世論工作

2011-07-30 | つぶやき
九州電力の「やらせメール」問題が発覚したばかりであるが、<原子力安全・保安院>までもが世論工作を行っていたことが発覚した。中部電力浜岡原発4号機のプルサーマル計画を巡る07年の政府主催シンポジウムで、保安院が中部電力に賛成派の動員や質問を依頼していたという。質問は中部電力の判断で拒否したそうだ。四国電力もプルサーマル発電に関するシンポジウムで、保安院より同様の要請を受けていたという。浜岡原発運転差し止め訴訟事務局次長の塚本女史は、「シンポ自体が国や中部電が市民に対して説明したというアリバイを作るためのものでパフォーマンスでしかない」と断じたという。 ⇒ http://news.goo.ne.jp/article/mainichi/life/20110729dde041040005000c.html、http://news.goo.ne.jp/article/asahi/nation/K2011072900901.html
保安院に対する信頼は福島原発事故以来、既に失墜しているが、今回の問題が安全規制を担う保安院を経済産業省から分離すべきとの議論を強く後押しすることになるのは間違いないであろう。ところで、中部電力がこの問題を今になって公表した意図はなんだろう? 電力会社ばかりが悪者にされることに対する反撃だろうか?「原子力村」内部での仲間割れが始まったのだろうか?

ヒッグス粒子の発見を巡る競争が過熱

2011-07-27 | つぶやき
CERNはヒッグス粒子の実在を示すかすかなヒントが得られたと発表したそうだ。また、ヒッグス粒子の有無に関する決定的証拠は2012年末までには得られる見込みだという。(これは以前の発表と同じ) 一方、米フェルミ国立加速器研究所もヒッグス粒子の存在の証拠となり得る兆しを見つけたと発表したそうだ。両研究所は存在の可能性のある質量の範囲を大きく絞り込んでおり、両者の競争が益々過熱することを意味しているという。一方で、標準理論に捉われ過ぎて、視野が狭く洗脳されているとの指摘もあるようだ。 ⇒ http://www.afpbb.com/article/environment-science-it/science-technology/2816052/7561879
ヒッグス粒子の発見に向けた研究は着実に進んでいるようだ。来年末の結果が楽しみだ。(関連:5/21マイブログ)

震災がれきでバイオマス発電

2011-07-25 | つぶやき
林野庁は東日本大震災で発生した大量の木質がれきを活用したバイオマス発電を目指し、第2次補正予算に調査費として約1億円を盛り込んだそうだ。がれき処理と発電の「一石二鳥」を目指すという。また、第3次補正予算案で、発電所建設の補助費として約100億円を盛り込み、被災地域に5~6基設置したいという。一方で、震災による木質がれきは2~3年で使い切るのではないかとの分析もあり、原料供給の不安定さなどの課題もあるようだ。 ⇒ http://www.yomiuri.co.jp/science/news/20110725-OYT1T00787.htm
木質がれきを燃やすことで、CO2が放出されるが、このCO2は植物時代に光合成で大気中から吸収したものであり、トータルで増える訳はない。結局、光合成で蓄えた太陽エネルギーがバイオマス発電で電力に変換される、つまり、間接的な太陽光発電と考えることができる。積極的な推進が期待される。

淡水魚の祖先は2億5千万年前の海水魚

2011-07-24 | つぶやき
東京大大気海洋研究所の西田教授(分子進化生物学)らの研究で、世界に約12000種類いる淡水魚の2/3を占める「骨鰾(こっぴょう)類」(コイやナマズなど)は約2億5000万年前の超大陸「パンゲア」の時代の海水魚を共通の祖先としていることが、骨鰾類66種を含む110種の魚類の遺伝子配列を比較した結果分かったそうだ。「パンゲア」の分裂とともに、淡水域が拡大して、多彩な姿に進化したと考えられるという。海を渡ることができない淡水魚が、各大陸に広く生息しているのが謎だったという。 ⇒ http://www.yomiuri.co.jp/kyoiku/news/20110724-OYT8T00329.htm
2億5000万年前には史上最大の絶滅事件があり、海生種の96%が絶滅、三葉虫もこの時に絶滅したと考えられている。また、この頃、恐竜時代が始まったと考えられている。カタストロフィックな環境変化のもとで海水魚から淡水魚への適応も起ったのかも知れない。

全原発停止でも供給に余力@西日本

2011-07-24 | つぶやき
西日本の電力各社は原発の再稼働ができなくなると電力不足になると盛んにアピールしているが、週刊ダイヤモンド誌の試算では余力があることが判明したそうだ。原発が停止したまま8月を迎えても西日本で最大約1500万kWの余力があることが分かったそうだ。何と標準的な原発15基分だ。隠し玉は長期停止中の火力発電で、西日本だけで計597万kWあるそうだ。それとは別に今動かせる火力や水力などの発電だけでも余剰が計927万kWあるという。その他、電力会社が大口需要家と結んでいる、一時的に需要をカットする「需給調整契約」、関西6社間での電力融通、さらには、他企業の自家発電からの買い増しなどの対策があるという。「原発停止=電力がない」というのはウソであり、赤字転落を防ぎたいための情報操作のそしりを免れないと同誌は指摘している。 ⇒ http://diamond.jp/articles/-/13188?page=3
政府は西日本の電力5社管内に向け節電を要請したが、関東のような電気事業法に基づく「電力使用制限令」のような強制的措置ではないことの背景には、そのような事情があるのであろう。(関連:6/18、7/7、マイブログ)

「スケープビーフ」

2011-07-24 | つぶやき
ジャーナリスト上杉隆氏による「スケープゴート」をもじった造語だが、放射線セシウムで汚染されているのは肉牛だけの問題か、政府やマスメディアが肉牛の問題だけを狙い撃ち的に報じることにより、他の食材(豚肉、鳥肉など)の汚染の可能性を意図的に隠蔽しているのではないかということを表現したものである。原発事故以降、何か大きな問題を隠したい時や、事態の拡大を知らせたくない時に、政府が使う常套手段だと指摘している。また、政府の発表だけに準拠して報じている大手メディアの体質も批判している。 ⇒ http://diamond.jp/articles/-/13228?page=4
上記指摘は事実かも知れないし、そうでないかもしれない。しかし、全てが後手後手に回っている政府の対応を見ると、そのように受け取られても仕方ないであろう。実際、豚肉や鶏肉の検査体制はどうなっているのだろうか?本当に安全なのだろうか?肉牛と同じように、汚染肉が見つかってから、大騒ぎするような事態にならなければ良いが。●それにしても、原発事故発生以降の広範囲にわたる汚染問題は全て、大震災直後の水素爆発で飛散した放射性物質に起因しているようだ。とすれば、一時的に大量の放射性物質が広範囲に飛散したことになるが、当時、政府は適切な発表をしていただろうか?SPEEDⅠによる汚染マップも早い時点で作成されていたにもかかわらず、公表しなかった。それにより、適切な情報開示があれば、避けることができた無用な被爆を受けた人が、大勢でたことになる。食品についても同じことが言える。多くの人が、避けることができる無用な内部被ばくを、受け続けている事態になっていないだろうか?

大関魁皇が引退

2011-07-19 | つぶやき
歴代通算最多1047勝、幕内歴代最多879勝、大関在位歴代最多タイ65場所、幕内在位最多107場所、幕内最多出場1444回、大関以下での優勝最多5回、角界初の内閣総理大臣顕彰など数々の角界記録を持つ戦後最年長大関の魁皇(38)が名古屋場所10日目の19日、現役引退を決めたそうだ。魁皇は1988年春場所で初土俵、92年新十両、93年新入幕、2000年夏場所で初優勝、同年大関昇進。今後は年寄「浅香山」を襲名し、友綱部屋の部屋付き親方として後進の指導にあたるそうだ。尚、魁皇の引退によって、日本人の横綱、大関がいなくなるそうだ。 ⇒ http://www.nikkei.com/news/headline/article/g=96958A9C9381969AE3EBE2E3E08DE3EBE2E5E0E2E3E3E2E2E2E2E2E2、http://mainichi.jp/enta/sports/news/20110720k0000m050059000c.html
本当に長い間、お疲れ様と言いたい。それにしても、日本人の横綱・大関がいなくて国技とは、大相撲も曲がり角を迎えていると言えそうだ。

祝:「なでしこジャパン」初優勝@女子W杯

2011-07-18 | つぶやき
米チームの猛攻に晒され厳しい戦いだったか、後半での宮間選手と延長線後半での沢選手の同点ゴールで2度も追い付き、PK戦ではGKの海堀選手が相手のPKを2本も止める活躍で世界ランキング1位の米を3-1で破り、男女を通じW杯初優勝を果たした。過去に1度も勝ったことのない(3分け21敗)米国にW杯決勝戦の大舞台で勝利したことは大快挙だ。MVPには通算5得点で得点ランキング1位に輝いた沢選手が選ばれた。 ⇒ http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20110718-00000140-yom-socc
実に感動的な試合だった。

恐竜絶滅の「隕石衝突説」に新たな証拠

2011-07-15 | つぶやき
恐竜絶滅の原因論争は昨年、「隕石衝突説」で終止符が打たれたと思っていたが(2010/3/14 マイブログ)、そうでもなかったようだ。 否定派は恐竜化石の宝庫である米モンタナ州東部とノースダコタ州西部の分厚い堆積層で、巨大隕石の衝突が起こった白亜紀と第三紀の境界より以前の3mの地層から恐竜の化石が1つも見つかっていない(「3mギャップ」と言われるそうだ)ことを理由に、恐竜は隕石衝突のはるか以前に絶滅していたと主張しているそうだ。今回、米エール大学の研究チームはモンタナ州南東部のヘルクリークで白亜紀・第三紀境界の最下部より13cm下で、角竜類の全長45cmの角の化石を発見したそうだ。これで、「3mギャップ」が存在しないことが証明されたという。但し、隕石衝突後に堆積した深さ1.25mの地層で恐竜の化石が1つも見つかっていないのは不思議で、未解明の謎として残っているようだ。 ⇒ http://www.afpbb.com/article/environment-science-it/science-technology/2813098/7498124

「なでしこジャパン」が快挙、決勝進出

2011-07-14 | つぶやき
サッカー女子W杯準決勝で対戦相手のスウェーデンを破り、初の決勝進出を決めた。独メディアは「魔法のサッカー」となでしこジャパンを絶賛。先制を許してもリズムを失わず、「夢のようなコンビネーションで観客を熱狂させた」と伝えたそうだ。 ⇒ http://news.goo.ne.jp/topstories/sports/225/a013c208f7afe1f60c72e19fbadd5601.html
優勝まであと一歩、最後の頑張りを期待したい。

祝魁皇、歴代最多1045勝、千代の富士に並ぶ

2011-07-13 | つぶやき
大相撲名古屋場所4日目の7/13、大関魁皇(38)が豊ノ島を破り、元横綱千代の富士が持つ歴代最多記録の1045勝に並んだ。
幕内通算勝ち星でも昨年、千代の富士の807勝を抜き、今日の白星で877勝と、歴代最多を更新中。1988年の初土俵以来、23年をかけての偉業。 ⇒ http://www.yomiuri.co.jp/sports/sumo/news/20110713-OYT1T00871.htm
次はどこまで記録をのばせるかに期待がかかる。

サウジに原発並みの太陽光発電所

2011-07-12 | つぶやき
東京大学やシャープなどがサウジアラビアの砂漠で大規模太陽光発電の実証実験を行い、5年後に原発1基分に相当する100万kWの出力容量を持つ発電所を完成させ、同国の主力エネルギー源としての活用を目指すという。東大とシャープは以前から共同研究に取り組み、変換効率が世界最高水準の42.1%を集光型の発電装置で達成したそうだ。 ⇒ http://www.asahi.com/business/update/0711/OSK201107110137.html
海外での実験成果が国内にもフィードバックされることが期待される。

岩手で地熱発電所を事業化へ

2011-07-12 | つぶやき
八幡平市とJFEエンジニアリングなど3社は15年に地熱発電所の事業化を目指す協定を結んだそうだ。実現すれば、国内の地熱発電所は16年ぶりという。3社は09年から現地調査を行い、最大で5万kWの発電に相当する地熱資源があることを確認済みで、先ずは7千kW級の発電施設を建設し、15年の送電開始を目指すという。今回の発電予定地は、周辺の温泉施設は既に廃業し、また、十和田八幡平国立公園の区域外にあるそうだ。地熱発電は石油会社などでの調査活動が相次いでいるそうだが、現時点で、事業化を明確に表明しているのは、他には湯沢地熱のみという。こちらは環境アセスメントに時間がかかり、事業化は早くて20年になる見通しという。 ⇒ http://mainichi.jp/select/science/news/20110712k0000m020069000c.html
地熱発電は火山国の日本に適した再生可能エネルギーの一つであり、産業技術総合研究所の調査によれば、国内の発電可能電力量は2347万kW(全体の約1割)あるが、現状では、19基、総容量は約53万kW(全体の約0.2%)に過ぎず、今後、普及に拍車がかかることが期待される。