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気が向いたときに気が向いた話題でつぶやきます

前奏曲とフーガ イ短調(BWV895)

2020-09-26 | つぶやき

この作品はバッハの初期の作品。教育目的で作成された一連の短い前奏曲とフーガのなかの現存する唯一の作品である可能性が示唆されるそうだ。 ⇒ https://www.bachvereniging.nl/en/bwv/bwv-895/
Bach - Prelude and fugue in A minor BWV 895 - Verhelst | Netherlands Bach Society


オルガン・コラール BWV1114

2020-09-23 | つぶやき

「主イエス・キリスト、汝こよなき宝」というタイトルのオルガン・コラール。ノイマイスターコレクション(BWV1090~1120)に含まれている。1984年に米国イェール大学の図書館でバッハの未発見の31のオルガン作品が見つかり、それらはオルガニストのヨハン・ゴットフリート・ノイマイスター(1756~1840)によって編纂された原稿に含まれていたため、そのように呼ばれているそうだ。ノイマイスターコレクションに含まれるバッハの作品は非常に古く、主に1708年以前、バッハがおよそ15歳だった1700年頃にさかのぼるそうだ。そしてそれらはバッハが最も若々しいころに、彼が開発したいくつかの形式や技術を試していたことを示しているという。尚、この演奏オルガンはオランダ・ハーレムの St. Bavo Churchにある有名なミュラーオルガン。 ⇒ https://www.bachvereniging.nl/en/bwv/bwv-1114/

Bach - Herr Jesu Christ BWV 1114 - Jacobs | Netherlands Bach Society


チェンバロ協奏曲 ニ長調(BWV972)

2020-09-18 | つぶやき

この作品はヴィヴァルディの「調和の霊感 作品3」第9番 ヴァイオリン協奏曲ニ長調(RV230)をチェンバロ独奏による協奏曲に編曲(転写)したもの。ワイマールのヨハン・エルンスト王子は留学先のオランダで良い音楽をたくさん聴き、1713年に戻るとき、多くの新しい音楽出版物を持ち帰り、それらは、当時28歳で宮廷オルガン奏者や室内ミュージシャンとしてワイマールで働いていたバッハによって共有されたそうだ。バッハはエルンスト王子からの委託や時には自発的に、イタリアからの多数の協奏曲をオルガンやチェンバロのために編曲し、その際は個人的なひねりを加えたそうだ。この作品でもそうであり、第1楽章や第3楽章でそれがみられるという。 ⇒ https://www.bachvereniging.nl/en/bwv/bwv-972/

Bach - Concerto in D major BWV 972 - Egarr | Netherlands Bach Society

●参考までに、原曲のヴィヴァルディ「調和の霊感 作品3」第9番 ヴァイオリン協奏曲ニ長調(RV230)を以下に引用する。

A. Vivaldi - L'estro armonico, Op.3, No. 9 D-dur

(関連:2020/1/8マイブログ


チェンバロ協奏曲 第4番 イ長調(BWV1055)

2020-09-16 | つぶやき

バッハが殆ど全てのチェンバロ協奏曲の初版を別のソロ楽器のために書いたことは研究者によく知られており、この作品はおそらくオーボエ・ダモーレのための協奏曲の編曲であろうという。そして、当時の聴衆はソロ楽器がもともとオーボエであることを知らなかったであろうという。この協奏曲の第2楽章はイタリア・オペラの嘆きに似ており、チェンバロのパートは殆どボーカル役にはまっているという。チェンバロ奏者のFrancesco Cortiによれば、バッハのチェンバロ協奏曲の中で、第2の通奏部をもつ唯一の作品なので、第2のチェンバロによっても演奏されたであろうという。 ⇒ https://www.bachvereniging.nl/en/bwv/bwv-1055/

Bach - Harpsichord concerto in A major BWV 1055 - Corti | Netherlands Bach Society

(関連:2019/8/30マイブログ


シンフォニア ニ長調(BWV1045)

2020-09-15 | つぶやき

この作品はバッハのおそらく最も驚くべき作曲の1つだという。現存する原稿によれば、おそらく祝祭カンタータへの器楽的導入である「イントラーダ」であるが、声楽部の痕跡は一切ないため、独立した器楽作品であり続ける運命にあるという。 ⇒ https://www.bachvereniging.nl/en/bwv/bwv-1045/

Bach - Sinfonia in D major BWV 1045 - Sato | Netherlands Bach Society


前奏曲とフーガ ト短調(BWV535)

2020-09-11 | つぶやき

この作品の前奏曲はフーガよりもバッハの初期の作品のスタイルによく似ているため、バッハがこのペアを一緒に考えたかどうかは疑問だという。この作品のシンプルで不完全な初期バージョン(BWV535a、1705年以前)はメラーの原稿に含まれているが、改訂版のバッハの手書き原稿はないため、いつ(おそらく1708~17年の間)どのように改訂されたかを知ることは困難という。 ⇒ https://www.bachvereniging.nl/en/bwv/bwv-535/

Bach - Prelude and fugue in G minor BWV 535 - Van Doeselaar | Netherlands Bach Society