マイブログへようこそ

気が向いたときに気が向いた話題でつぶやきます

「太陽光発電」するスズメバチ発見

2010-12-30 | つぶやき
イスラエル・テルアビブ大などのチームが「太陽光発電」するスズメバチを発見したという。太陽光を直接利用する動物が発見されたのは初めてのこと。このスズメバチはアフリカから南アジアまで分布する「オリエンタル・ホーネット」と呼ばれる種で、紫外線が強い昼間に活動が活発になる習性があるという。背中の表皮のメラニンを含む茶色の組織が光を捕獲し、キサントプテリンという色素を含む黄色の組織が光から電気を生成するという。この色素を使った「色素増感型」の太陽電池を試作したところ、変換効率約0.3%で発電できたという。また、実際にハチの黄色い縞に電圧が発生していることも分かったという。人工の太陽電池の発電効率10~11%程度に比較して効率が低いことから、エネルギーの大部分は食物から得ているが、スズメバチの昼間の活動を助けているとみているようだ。尚、ロンドン自然史博物館の昆虫学者によると”発電能力”を持つ昆虫は他にもいる可能性があるという。例えば、ピレネー山脈で出会ったアポロウスバは、羽ばたく前に太陽の光を十分に浴びる習性を持っていたという。 ⇒ 12/30朝日新聞、http://www.nationalgeographic.co.jp/news/news_article.php?file_id=20101224003&expand&source=gnews
動物も結局は太陽エネルギーに依存している訳だから、植物のように直接利用する種がいても不思議ではないが、やはりwonderな発見だ。

アルビン・トフラーの未来予測

2010-12-29 | つぶやき
未来学者として有名なアルビン・トフラー夫妻が『未来の衝撃』刊行40周年を機に、「今後の40年を左右する40の変化」(「40 for the next 40」)を発表したそうだ。キーワードの一つはネットワークによる「コネクト」にあるようだ。例えば、①フェイスブックなどで仲介される個人間のコネクトにより個人がエンパワーされ、国家パワーに影響力を行使するようになる、②ソーシャルネットワークで政府や企業は新しいコンタクトに触れることになり、新たなリスクに晒される、③ソーシャルネットワークが益々影響力を持つようになり、製品やサービスの提供において決定的ファクターとなる、④オープンなネットワークが世界中の専門家へのアクセスを可能にし、イノベーションが進められる、⑤企業は製品を創造するのではなく、市場をホストし、生産者と消費者をコネクトすることから収益を上げる。その他、政治、社会、経済、ビジネス、テクノロジー、環境の各分野で興味深い予測が述べられている。 ⇒ http://diamond.jp/articles/-/10609 

FTの「Person of the Year」

2010-12-27 | つぶやき
英Financial Times(FT)の「Person of the Year」にはアップルの共同創業者でCEOのジョブズ氏が選出された。今年のアップルはiPadやiPhoneの成功で、5月に株式の時価総額でマイクロソフトを抜いて米IT業界の首位に立った。また、FTはアップルとジョブズ氏が、「現代のビジネス史における最大のカムバックを果たした」と称賛している。オバマ大統領も「自由市場の長所を示す好例だ」と称賛したそうだ。iPadは4月に発売後、9月末までに800万台を売り上げ、iPhone4は2010年Q4に前年同期比91%増の1410万台を販売。時価総額はほぼ3000億ドル(約25兆円)で、これを上回る企業は石油大手エクソンモービルと中国最大の石油企業ペトロチャイナの2社のみという。 ⇒ http://www.afpbb.com/article/environment-science-it/it/2780730/6614066
●米誌Timeの「Person of the Year」にはFacebook創設者のザッカーバーグ氏が選出されている。(12/17マイブログ参照)また、仏紙ルモンドの「Man of the Year」にはウィキリークス(WikiLeaks)創設者のジュリアン・アサンジ氏が選ばれている。

エアコンの温暖化影響、電力より代替フロン

2010-12-26 | つぶやき
産業技術総合研究所の分析によると、家庭用エアコン使用による地球温暖化への影響は、電力消費で発生するCO2より、漏えいしている冷媒(代替フロン)の方が大きいそうだ。全国約4000世帯の実態調査に基づく試算によると、製造から廃棄までの温室効果ガスの総排出量は約2.29トン(CO2換算)、この内、冷媒の漏えいや廃棄時の放出などに伴う排出量は約1.66トンで全体の72%を占め、残りの約30%が、製造や電力消費に由来する排出量だったという。代替フロンの温室効果はCO2より1730倍も大きいことが理由という。エアコンは全国で約1億台普及しており、省エネだけでは温暖化対策が不十分のため、政府は来年度から漏えい対策強化に乗り出す方針という。 ⇒ http://mainichi.jp/select/science/news/20101226k0000m040098000c.html

世界最大のニュートリノ観測所が南極地下に完成

2010-12-25 | つぶやき
南極の地下1400メートルに世界最大のニュートリノ観測所「アイスキューブ(IceCube)」が、およそ10年の歳月を経て完成したそうだ。アイスキューブには5160個もの光学センサーが張り巡らされており、ニュートリノが氷と衝突する時に発せられる青色光を検出する。目的は、ダークマター(暗黒物質)の探索という。
 ⇒ http://www.afpbb.com/article/environment-science-it/science-technology/2780626/6606451?utm_source=afpbb&utm_medium=topics&utm_campaign=txt_topics
●アイスキューブは日本も参加する国際共同観測プロジェクトで、スーパー・カミオカンデの2万倍もの大きさを持つ巨大検出器で、水タンクの代わりに南極にある天然の水である氷河を利用するという。光検出装置の中核である光電子倍増管の開発は千葉大学が担当したそうだ。2006年から既に一部観測を開始していて、2009年に取得したデータから、地球の南半球に飛来してくる宇宙線強度分布に異方性が認められ、その起源に迫るため、より詳細な分析を進めているという。 ⇒ http://www.astroarts.co.jp/news/2010/07/30icecube/index-j.shtml

「いきものばかり」がミリオンセラーに

2010-12-25 | つぶやき
いきものがかりのベスト盤「いきものばかり」が出荷100万枚を突破したそうだ。今年は「ありがとう」がNHK連続テレビ小説「ゲゲゲの女房」のテーマソングとして流れたことが後押ししたことは間違いないが、それだけでは無いだろう。デビュー時ははっきり歌い過ぎると怒られたとそうだが、そのわかりやすさやくせのない伸びやかなボーカルが魅力の好感が持てるグループだ。息の長いグループになるという目標を今年再確認したそうだ。来年はそのための新曲作りに励むという。今後の活躍を期待したい。 ⇒ (12/24朝日新聞夕刊)

メダルの背後にiPadあり@2010世界バレー

2010-12-22 | つぶやき
今秋に開催された2010女子バレーボール世界選手権で全日本チームは32年振りにメダル(銅)を獲得したが、その背後にiPadの活躍があったという。試合中、真鍋監督の手には常にiPadがあった。「iPadのおかげで素早い判断ができた」と監督は振り返っている。●現在、世界で多くのチームが「データバレー」というイタリア製のWindows用ソフトをデータ収集や分析に利用しているそうだ。今回の世界バレーで日本チームは「Volley Pad」というiPad専用のアプリを開発し、コーチのPCの「データバレー」と監督のiPadでデータ共有したそうだ。また、PDFファイル閲覧機能で試合前に手書き入力したデータや作戦を確認できるようにしたそうだ。●iPadの利用はアナリストのアイデアによるもので、データ伝達のスピードアップが図れると閃いたそうだ。開幕の3カ月前に開発依頼を受けた開発チームはアナリストや監督に何度もヒアリングを行い、開幕直前に完成にこぎ着けたそうだ。「いかに操作を簡単にするか」やレスポンスの改善や安定性が課題だったという。監督は「本当に便利だった」と大絶賛したそうだ。このiPadアプリへの注目は高く、現在、Vリーグのチームの監督などから問い合わせが寄せられているという。 ⇒ http://www.itmedia.co.jp/news/articles/1012/22/news003.html
開発チームはいい仕事をしましたね。(関連:11/14マイブログ)


「黄金の睡眠時間」は7時間

2010-12-20 | つぶやき
脳科学の世界的権威、久保田競博士(京都大学名誉教授)によると、「7時間睡眠(正確には6時間半~7時間半)」が心臓血管系の病気や糖尿病になるリスクが一番低く、最も長生きでき、さらには、肥満になる確率も低いとのこと。これは、いろいろな研究者が実証し、唯一信頼するに値する、まさに「黄金の睡眠時間」だそうだ。但し、「1日トータルで7時間」ということで、足りない分は昼寝でも構わないそうだ。それも無理なら、週末に寝ダメするしかないが、それはあまりお勧めではないそうだ。●不眠対策には「運動」、特にジョギングが良いそうだ。週3回、30分程度。ジョギングは「身体にいい」だけでなく、脳にも良いそうだ。走ることで、脳内の最高中枢、「前頭前野」が働くことがわかっていて、気持ちが前向きになり、不思議なことに食べ過ぎも起こらず、食事量が適正なものになるという。走るのがハードルが高い場合は、軽く汗ばむ程度の「ウォーキング」から始めても良いし、サッカーやバレーボールといった球技でも構わないそうだ。とにかく、習慣的に運動することで不眠も解消され、ストレスにも強くなっていくという。尚、「睡眠」や「早起き」だけに捉われるのではなく、そこに至るまでの1日の過ごし方を視野に入れることが大切とのこと。 ⇒ http://diamond.jp/articles/-/10488
7時間睡眠を確保するには、今までより1時間早く寝る必要があるが、実行するのは厳しいな~。運動が脳に良いという話は多くの脳研究者が言っているな。⇒(9/11マイブログ)

絶滅種について

2010-12-18 | つぶやき
絶滅魚の「クニマス」が再発見され、ホットな話題となっているが、環境省のレッドリストによると、国内の絶滅種は亜種を含む120種が認定されている。内訳は、哺乳類4種、鳥類13種、魚類4種、貝類22種、昆虫類3種、植物等74種。但し、今回、クニマスが見つかったので魚類は3種に変更になるのだろう。絶滅種の条件は、「信頼できる十分な調査で絶滅が裏付けられている」か「姿を消して50年前後経過している」のどちらかの条件に当てはまることが必要という。●絶滅が懸念されている絶滅危惧種は、国内では3155種が認定されている。ジュゴン、ヤンバルクイナ、イリオモテヤマネコなどが該当する。また、国際自然保護連合(IUCN)によると、世界では1万8351種もいるそうだ。●地球上の生物種の数は、知られているもので、175万種、未知のものを含めると3000万種以上と考えられている。一方で毎年約4万種が絶滅しているとの試算があるそうだ。⇒ (12/18朝日新聞朝刊)(関連:10/27マイブログ)

世界初の量子機械が「Breakthrough of the Year」に

2010-12-17 | つぶやき
米科学誌サイエンスは今年の最も重要な科学的進歩として、カリフォルニア大学サンタ・バーバラ校の物理学者らが作製した世界初の量子機械を選定した。この機械は肉眼で見えるが非常に小さな半導体の金属パドルで、この機械の運動を完全に量子力学的な状態にするため、単一の量子で機械のエネルギーを励起し、さらに、文字通り同時に小さくかつ大きく振動するように、一度に2つの状態に置くことにも成功した。これは重ね合わせと呼ばれる量子力学でしか表現できない不可思議な動作だ。 ⇒ http://www.sciencemag.jp/highlight/index.jsp?pno=242#tx_0
(関連:3/20マイブログ)

惑星探査機ボイジャー1号、あと4年で太陽圏脱出へ

2010-12-17 | つぶやき
1977年に打ち上げられ、木星、土星を探査したボイジャー1号は2004年12月に末端衝撃波面(*1)を通過し、現在、太陽から約174億km離れた地点を秒速17kmで飛行中。今年6月に観測中の太陽風の速度がゼロとなり、その後、約4ヵ月間にわたってゼロから変わらず、NASAの発表によると、あと4年でヘリオポーズ(*2)を越え、太陽圏を脱出する見通しだという。勿論、地球から最も離れた人工物だ。
(*1)末端衝撃波面(Termination Shock):太陽風と太陽圏外の星間ガスが出会い、太陽風が減速する境目
(*2)ヘリオポーズ(Heliopause):太陽風が星間ガスに完全に溶け込んでいる境目で太陽圏(ヘリオスフィア(Heliosphere))の終端 ⇒ http://www.sorae.jp/031004/4237
174億kmという距離は太陽から地球までの距離の約116倍、太陽から海王星までの距離の約3.9倍に当たる。電波が届くのに約16.1時間かかる。また、秒速17kmであと4年間飛行すると、さらに約21億km離れることになる。また、秒速17kmは音速(秒速340m)の50倍、マッハ50だ。

Person of the Year 2010

2010-12-17 | つぶやき
Time誌の「今年の人」に、Facebook創設者のザッカーバーグ氏が選出された。選出理由は「5億人を超える人々をつなぎ、われわれ皆の暮らし方を変えた」とのこと。 ザッカーバーグ氏は2004年、大学生時代にFacebookを設立、2010年7月にはユーザー数が5億人を超えたという。同氏は3月に、25歳と最年少でForbes誌の世界長者番付入りし、推定資産は40億ドルで、世界212位という。尚、Timeの読者投票ではWikiLeaks創設者のジュリアン・アサジン氏が選ばれていた。 ⇒ http://www.itmedia.co.jp/news/articles/1012/16/news029.html

ギョギョ!絶滅種「クニマス」が生きていた

2010-12-15 | つぶやき
環境省のレッドリストで「絶滅」扱いなっている日本固有種の魚「クニマス(国鱒)」が山梨県の西湖で生き残っていたことが70年振りに確認されたというから驚きだ。クニマスはもともと秋田県の田沢湖のみに生息した固有種で、1940年に導水工事で田沢湖に酸性水が入り、まもなく死滅したという。そのクニマスが70年の時を経て、西湖で確認されたというから2重の驚きだ。田沢湖で絶滅する5年程前に、放流用にクニマスの卵10万粒が西湖に運ばれた記録が残っており、今日、生息しているのは、その時の子孫らしい。西湖では、このさかなは以前から知られていて、「クロマス」と呼ばれ、黒いヒメマスと考えられていたそうだ。●クニマス再発見の立役者は東京海洋大学客員准教授のさかなクンだという。長年、クニマスを研究してきた京都大学の中坊教授からクニマスの絵を描くことを依頼されたことがきっかけで、絵の参考にするために北海道や富士五湖からヒメマスを取り寄せた。西湖から届いたヒメマスが黒いことを不思議に思い、中坊教授のもとに持ち込んだことから、クニマスであることが分かったそうだ。遺伝子解析も行い、西湖に生息するヒメマスと交雑したものでないことが裏付けられたという。⇒ http://www.asahi.com/science/update/1214/TKY201012140527.html?ref=reca、http://www.asahi.com/science/update/1214/TKY201012140537.html?ref=reca

「タブレット元年」

2010-12-14 | つぶやき
2010年はタブレット型端末によるネット常時接続が決定的なトレンドになったそうだ。米ガートナー社のアナリストによるとアップルの「iPad」がタブレット端末の成功を決定づけたという。iPadの累計販売台数は12月中に1000万台に到達するとの予測もあるようだ。ライバル企業も続々と参入するが、iPodと同じ結果になるだろうという。タブレット端末の人気の理由は、何か別のことをしている合間にも使え、ネットに繋がっていない時間を最小限にできるからだという。iPad購入者の26%が仕事とプライベートの両方でiPadを使用し、使う場所は居間が最多、寝室が2番目。WSJを読んだり、テレビを観たりするのに使っているという。フォレスター・リサーチは、米国のタブレット端末利用者数は2015年に7500万人に達すると予測。これは、スマートフォンやノートPCのユーザーより少ないが、ネットブックユーザーを超える数字だという。また、タブレット端末のトレンドは、ノートPCの価格を押し下げることになるようだ。 ⇒ http://www.afpbb.com/article/environment-science-it/it/2778909/6579858

中国、世界最深地下2400mに実験室

2010-12-14 | つぶやき
清華大学(北京)が四川省の水力発電所のトンネルを利用して造った地下実験室が完成し、12日に稼働を開始したそうだ。地下2400mにあり、世界最深という。清華大学他が参加する中国暗黒物質実験協力グループはすでに検出器を同地下室に設置し、実験をスタートしているそうだ。同グループは世界最高純度のゲルマニウム結晶で作った高純度ゲルマニウムム検出器を使って暗黒物質の実験研究を行っており、来年には初の研究成果が出る見込みだという。 ⇒ http://www.asahi.com/international/jinmin/TKY201012140234.html
TIPS)「暗黒物質(ダークマター)」は宇宙全体の23%を占め、星や星間ガスなど宇宙全体の原子(約4.4%)の5倍もある。その正体はまだ不明だが、暗黒物質が原子を引き寄せ星や銀河ができたと考えられている。銀河とは暗黒物質の溜まり場で、そこに星がちょっと混ざっているというのが実態だそうだ。暗黒物質は「反応が弱く、重い粒子」ということで、その検出にはノイズの少ない地下が適しているそうだ。IPMU(東京大学数物連携宇宙研究機構)でも神岡の地下にXMASSという検出器を建設中という。1トンの液体キセノンを球状装置に入れ、それを水を溜めたタンクに吊るして、暗黒物質がキセノン原子核に衝突した時に出る微弱な光を検出するそうだ。一方、粒子加速器で人工的に暗黒物質をつくるアプローチもある。CERNのLHC(大型ハドロン衝突型加速器)の他、ILC(国際リニアコライダー)という全長31kmの線形加速器を建設する計画もあるそうだ。ILCは電子と陽電子を衝突させるため、陽子と陽子を衝突させるLHCに比べて余計なものが出てこないため解析がしやすいそうだ。(「宇宙は何でできているのか」(村山斉;幻冬舎新書)より)(関連:10/9マイブログ)