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気が向いたときに気が向いた話題でつぶやきます

首都圏直下、プレート境界型地震が増加

2011-08-28 | つぶやき

首都圏直下ではプレート内部の断層が起こす地震とプレート境界で起きる地震の2つのタイプがあるが、東日本大震災以降、プレート境界型の地震が増加していることが東京大地震研究所の分析で分かったそうだ。3/11~8/20の間に起きたM3以上の境界型地震は東京湾北部の地下60~70kmの場所で約4倍に、茨城県南部の地下40~55kmの場所で約20倍に増えたが、プレート内部の地震はさほど増えておらず、起きる地震のタイプが明らかに変わったという。プレート境界型は複数の震源域が連動して巨大化する場合もあるそうだ。1923年の関東大震災(M8級)は東京湾南部のプレート境界の浅い部分で発生したそうだ。国の中央防災会議ではM8級の巨大地震は当分起きないと判断しているが、同研究所は関東大震災が再来する間隔も含め、国の想定を抜本的に見直す必要があるとしているそうだ。 ⇒ 8/28読売新聞


「再生可能エネルギー特別措置法」が成立

2011-08-27 | つぶやき

再生可能エネルギーで発電した電力の買取を電力会社に義務付ける掲題法案が26日成立した。今後、再生可能エネルギーの普及に弾みが付くことが期待されるが、課題もあるようだ。(1)電力を大量に使う企業の負担軽減措置(製造業平均の8倍以上の場合に上乗せ料金を8割以上割り引く)が盛り込まれたが、これが企業の節電努力を妨げたり、そのような部門を分社化して軽減対象にするような動きが相次ぐ懸念がある、(2)買取価格は発電事業者が「適正な利潤」を得ることを配慮して決めることになっているため、電気料金の上乗せ額が、当初想定の20年度で平均月額150円アップより増える可能性がある、(3)発電事業者に適正利潤が保証されることで、「太陽光バブル」が発生する懸念がある。スペインでは太陽光導入加速のため、07年に買取価格を10倍に引き上げたため、太陽光バブルが発生(政府目標の2.5倍の発電量)、08年に価格を引き下げるとバブルが弾け、09年は前年の92%も減ったそうだ。(4)電力会社が再生可能エネルギーの受け入れを制限できる規定が盛り込まれた(中立機関が申請が適正か審査することにはなっているが)ため、電力会社のさじ加減で普及にブレーキがかかる懸念がある。特に風力発電は出力が不安定なため、現状でも、多くの電力会社が枠を設けている(北海道、東北、北陸、中国、四国、九州、沖縄)おり、今後も風力の拡大は見通せないようだ。●この特別措置法が再生可能エネルギーの普及を後押しすることは間違いないが、バブルを発生させず、持続的な新産業に育てていくためには、政府のかじ取りに掛かっているようだ。 ⇒ 8/27読売新聞

発電事業者に「適正な利潤」を保証することは、普及を後押しするためには必要かも知れないが、市場原理/技術革新によるコストダウンを促進するような施策も必要であろう。


イトカワの成り立ち判明

2011-08-26 | つぶやき

昨年6月に「はやぶさ」が持ち帰った小惑星イトカワの微粒子を分析した東京大や東北大のチームによると、イトカワは直径約20km、内部温度800度の小惑星が衝突で粉々になった後、破片が再び集まって誕生したことが分かったそうだ。微粒子は徐々に宇宙空間に飛散しており、最長サイズ500mのイトカワは、今後、10億年も経てば消滅する可能性が高いという。太陽系誕生時から変わらない微粒子も見つかっており、太陽系の起源に迫れる期待もあるようだ。26日付けの米科学誌サイエンスに、「はやぶさ」特集として6本の論文が掲載されるそうだ。 ⇒ http://www.yomiuri.co.jp/science/news/20110825-OYT1T01169.htm

僅かな微粒子を分析しただけで、そこまで分かるとは凄い。 

 


地球最古34億年前の微生物化石

2011-08-23 | つぶやき

西オーストラリア大と英オックスフォード大の研究チームがオーストラリアのピルバラ地方で発見された微化石を分析した結果、34億年前のバクテリアであることが確認されたそうだ。同時代の微生物化石の発見発表は過去にもあったが、異論も多く、結論がでていなかったが、今回は、電子顕微鏡を使う最新手法と分光技術を用いて分析し、3重の証拠で確認したという。●当時の地球環境は酸素が殆ど無く、地表の多くは水温40~50度の海で覆われていた。この太古のバクテリアは硫黄化合物を食べていたとみられ、大きさは僅か10μ程度という。硫黄を食べる微生物は現在でも海底熱水噴出口付近に生息しており、今回の研究は生命起源の解明に繋がることが期待できるようだ。 ⇒ 8/23読売新聞

ピルバラ地域では1980年代半ば以降、35億年前のチャート層からバクテリア様化石の発見報告がいくつかあるが、何れも認定されるまでには至っていないようだ。また、ピルバラ地域は、当時は中央海嶺近くの熱水噴出孔付近であり、チャート層は熱水沈殿物であることが東工大グループの地質解析で明らかにされているそうだ。

 


最先端発電施設のショーケース@川崎市臨海部

2011-08-21 | つぶやき

川崎市臨海部には12の発電施設が集中し、約560万kW(標準原発5基分以上)の発電量があるそうだ。これは、東京、神奈川、千葉、埼玉の一般家庭消費電力630万kWの9割に相当するという。また、今後、火力発電所の増設や新たなメガソーラーの稼働が予定され、総発電量は750万kWを超える見通しという。●12施設の中には世界トップクラスの燃焼効率(59%)を誇る液化天然ガスによる火力発電所(150万kW、東電川崎火力発電所)、国内最大級のメガソーラー(7千kW、東電浮島太陽光発電所;12月には扇島太陽光発電所も稼働、合計で約2万kW)、国内最大のバイオマス発電所(3.3万kw、川崎バイオマス発電所)、風力発電所などがあり、さながら「最先端発電施設のショーケース」という。川崎市は国内外の企業や自治体の担当者を招待して最先端発電施設をアピールしているそうだ。 ⇒ 8/21読売新聞


温泉「湯けむり発電」

2011-08-20 | つぶやき

 

大分県の民間企業グループが温泉の水蒸気を利用してタービンを回して発電する小型の地熱発電の開発に乗り出しそうだ。来年3月をメドに泉源数日本一の別府市で試運転に入り、全国の温泉街への普及を進めたいという。環境省によると、国内メーカーによる開発は珍しいそうだ。 ⇒ http://news.goo.ne.jp/article/yomiuri/business/20110820-567-OYT1T00248.html

民間企業や地域で自然エネルギー利用への関心が高まるのは望ましいことだ。

 


地球温暖化で野生生物が引っ越し

2011-08-19 | つぶやき

英ヨーク大と台湾中央研究院のチームの分析によると、地球温暖化のために世界各地で野生生物が急速に引っ越しを始めたそうだ。アフリカ、アジア、欧州、北南米に生息する2131種類の動植物を対象に、数十年間の分布域の変化を調べた結果、平均すると、10年間で16.9km北方か、11m高所に移動したことになり、これは従来の学説より2~3倍加速しているという。また、IPCC(気候変動に関する政府間パネル)は温暖化が生物の絶滅リスクを高めると予測しているそうだ。 ⇒ http://mainichi.jp/select/science/news/20110819k0000e040077000c.html

 


グラミー賞受賞オルガン奏者のTiny Desk Concerts

2011-08-16 | つぶやき

NPRのTiny Desk ConcertsシリーズにPaul Jacobs(34)という若手オルガン奏者が登場した。Jacob氏はジュリアード音楽院のオルガン部門のヘッドを務め、今日の偉大なオルガン奏者の一人として広く認められているそうだ。23歳の時に、バッハの全オルガン作品を18時間のマラソン・コンサートで演奏し、また、オルガン奏者としては初めて、メシアンの全オルガン作品をマラソン演奏したそうだ。それにより、今年、グラミー賞を受賞したという。●NPRのTiny Desk Concertsは大掛かりでないライブ演奏を身近で聴く趣旨で企画されており、NPR Musicオフィス内の音楽番組ホストのデスクで録音されているという。この小コンサートでは親しみのあるバッハのオルガン作品を4曲演奏している。 ⇒ http://www.npr.org/2011/08/12/139241960/paul-jacobs-tiny-desk-concert

両手で弾くだけでも素人には難しいのに、足元にも鍵盤があって、両足を手と同じように使って弾くのだから驚きだ。

 


観測史上最も暗い惑星発見

2011-08-16 | つぶやき

NASAの宇宙望遠鏡ケプラーが殆ど光を反射しない暗い惑星を発見したそうだ。TrES-2bという、地球から750光年の距離にある木星サイズの惑星で、恒星から480万kmの距離(太陽と水星の距離の1/10以下)を公転し、摂氏980度の高温だという。最新のコンピュータモデルによると、恒星のごく近くを周回するガス惑星は、どんなに暗くても、水星レベルの光の反射率約10%が限界だが、TrES-2bは僅か1%しか反射していないという。主執筆者のキッピング氏(ハーバード・スミソニアン天体物理学センターの天文学者)によれば、これは炭より黒く、真っ黒なアクリル絵の具よりも黒く、これまで発見された中では最も暗い惑星だという。気体状のナトリウムと酸化チタンが大量に存在するためだという説もあるが、それ以上に我々のまだ考えつかない異質なものが存在する可能性があるそうだ。●ケプラー宇宙望遠鏡は太陽系外にある惑星の探査が目的だが、遠くの惑星を写真に収めることは容易でないため、光度計を用いて、惑星が恒星の前を横切る時の光度の減少と裏側に回り込む前の光度の増加(反射のため)を検出するそうだ。TrES-2bとその恒星の光度の増減はごく僅かだが、木星サイズのガス惑星の存在を示す証拠としては十分だったという。 ⇒ http://www.nationalgeographic.co.jp/news/news_article.php?file_id=20110815001&expand#title
未知の物質でできているのだろうか? 

 


Newport Folk Festival 2011

2011-08-15 | つぶやき

7月30日と31日にFort Adams State Park in Newport, Rhode Islandで開催されたようだ。NPRで主要な出演アーティストのライブ録音を聴くことができる。MP3のダウンロードもできる。お気に入りのアーティストが見つかれば嬉しくなるだろう。

⇒ http://www.npr.org/series/newport-folk-festival/

”The Head and The Heart”のライブの様子


生命の宇宙起源説を支持する発見

2011-08-13 | つぶやき

NASAなどの研究チームは南極などで見つかった隕石から、DNAの4つの構成分子の内の2つ、アデニン(A)とグアニン(G)を発見したそうだ。過去にも、これらの分子が隕石から発見されたことはあるが、宇宙由来かどうか断定できなかったという。今回は、生物のDNAを構成しない分子も同時に見つかった他、隕石が見つかった場所の環境にはこれらの分子は全く含まれていないことから、地球外から飛来したと断定したそうだ。今回の発見は、生命が地球外の物質に由来するとする説(宇宙起源説)を支持する有力な証拠となるようだ。 ⇒ http://www.asahi.com/science/update/0812/TKY201108120447.html
今回の発見は、宇宙で地球のように生命が存在する惑星の存在確率を引き上げることにもなるのだろうか。


広島原爆20~30個分の放射性物質が放出

2011-08-13 | つぶやき

 

東京大学アイソトープ総合センター長の児玉教授の算定によると、福島第1原発から放出された放射性物質の量は、広島原爆の20~30個分に相当するという。降り積もった放射性物質は食品や生物を介して時々刻々と広がるため、長期的な影響を予測して対策を打ち出すためには、2,3年を想定した時限立法と信頼される新しいメンバーによる委員会の設置が必要との提言を12日、発表したそうだ。 ⇒ http://www.yomiuri.co.jp/science/news/20110812-OYT1T00833.htm

政府は福島第1原発発の環境汚染の影響を軽く見過ぎているのではないだろうか。何十年も先の「脱原発」云々より、環境汚染の現状調査と対策にもっと注力すべきではないか。

●今年6月に日本原子力学会の会長に就任した田中東大教授は、記者会見で「原子力推進という立場から離れ、国民が判断できる情報を提示していく」との方針を明らかにしたそうだ。また、「原子力ムラ」については、「社会や他分野の専門家の声にも耳を傾けなければならない」と語ったそうだ。同学会の会員数は約7000人で、原子力研究者だけでなく、電力会社や原子炉メーカーの社員も多いそうだ。 ⇒ http://www.yomiuri.co.jp/science/news/20110812-OYT1T01059.htm

学会は本来、客観的な立場で信頼できる知見や情報を産業界や社会に提供することが本来の姿の筈なので、そこに回帰する方針を打ち出したことは好感できる。

 


木星探査機ジュノー打上げ

2011-08-11 | つぶやき
NASAは日本時間6日未明にフロリダ州ケープカナベラル空軍基地から木星探査機「ジュノー」を打ち上げたそうだ。2016年に木星に到着予定で、1年間かけて大気の組成や温度、磁場、重力の様子などを観察するという。03年に観測を終えた「ガリレオ」の後継機で、木星を観測したガリレオ・ガリレイの肖像画と観察日記を記したプレートも積み込まれているそうだ。 ⇒ http://www.asahi.com/science/update/0806/TKY201108060311.html

懸念高まる「首都直下地震」

2011-08-10 | つぶやき
東日本大震災の影響で首都圏を含む一部の地域や活断層で地震を起こしやすい状態が続いており、専門家は首都直下地震への影響を懸念しているという。中央防災会議は、東京近郊を震源とする首都直下地震について、M7 級の18の地震を想定しているそうだが、大震災後、特に注目されているのが「立川断層帯」(埼玉県飯能市~東京都府中市)だという。この活断層は政府の地震調査委員会が106の主要活断層の中で、地震発生確率が高まったとする4つの活断層の1つに含まれ、予想される地震の規模はM7.4。東京都国立市、立川市などで震度6強以上、23区西部でも震度6弱が想定され、都内を中心に6300人の犠牲者が出るとの国の推計もあるそうだ。震災前の予想では、30年以内に発生する確率が0.5~2%、それが今回、定量的には算出できていないが、一段上がったのは間違いないという。地震調査委員会が大震災前から公表しているM7級の直下型地震が、今後30年に起きる確率は70%と高く、しかもこの数字には立川断層帯は含まれていないという。 ⇒ http://mainichi.jp/select/science/news/20110810k0000e040039000c.html

緊急地震速報の精度改善

2011-08-10 | つぶやき
東日本大震災以降、緊急地震速報の精度が問題(震度の過大予想や空振り)となっていたが、気象庁は改善版を11日から運用開始すると発表したそうだ。速報のずれは、ソフトウエアが近接する小規模地震を一つの地震として処理したことが原因の一つであったため、別々の地震として処理できるようにソフトを改良したそうだ。3月16日~8月1日の間で、適切に発表できなかったのは38件で、うち28件が二つの地震を一つの地震と誤認識していたことが原因で、改善ソフトを使ったシミュレーションでは、うち13件について適切に予想できることが確認されたという。 ⇒ http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20110810-00000089-jij-soci
iPhoneに「ゆれくる」という緊急地震速報ソフトを入れて使っているが、確かに過大予想や空振りが多い。それでも、過小方向に外れるより安心だ。気象庁の発表によれば、外れの30%程度は改善されるようだ。