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気が向いたときに気が向いた話題でつぶやきます

東電・中部電、火力提携へ

2014-08-31 | つぶやき

東京電力は火力発電の強化に向け、来年3月までに中部電力と共同出資の新会社の設立を目指すそうだ。2016年4月に始まる電力小売りの全面自由化に向けて、発電に使う燃料費の削減や古い火力発電を最新型に建替え(東電単独では費用確保が難しい)、電気料金を抑えて競争力を高めることが狙い。火力の割合が約7割と高い中部電のLNG(液化天然ガス)の輸入量は東電に次いで多く、共同調達が実現すれば、年間約4000万トンで世界最大規模になり、価格交渉力を高められるそうだ。中部電にとっても、国内の電力需要の約3割を占める首都圏での販売を強化できるメリットがある。今回の提携は60年以上続いてきた電力9社による実質的な地域独占体制が終わりを告げ、本格的な競争が始まることを意味しており、今後、業種を超えた提携の動きが相次ぐ可能性もあるようだ。 ⇒ 8/31読売新聞
今後、原発に代わって火力発電が基幹になることは間違いなく、老朽火力の最新型へのリプレースや燃料調達費削減などでコスト削減余地は大きく、提携などを通してその動きが加速するのは良いことであろう。
(関連:2014/6/11マイブログ2013/8/7マイブログ


Nickel Creek、再結成

2014-08-30 | つぶやき

25年前に、Sara Watkins, Sean Watkins および Chris Thileの3人の神童により結成されたグラミー賞受賞バンド。2007年に一時的に解散していたが、最近、再結成され、8年ぶりに、「Dotted Line」というアルバムをリリースしたそうだ。中断期間中、Thileは進歩的なブルーグラスバンドPunch Brothersを結成、また、Yo-Yo MaやEdgar Meyerとレコーディングやツアー、2012年には「MacArthur Fellow」の称号を授与されたそうだ。Sean Watkinsはいくつかのスーパーグループで活動。Sara Watkinsは一組のソロ・レコードをリリースした他、The Decemberistsのメンバーとしてツアーしたそうだ。●Nickel Creekは今年のNewport Folk Festivalに出場しており、その時のライブ録音をNPR musicで聴くことができる。⇒ http://www.npr.org/2014/07/21/333725931/nickel-creek-live-in-concert-newport-folk-2014
●また、先日は、ベイシストのMark Schatzを伴い、NPR musicのTiny Desk Concertsに登場し、素晴らしいパフォーマンスを披露した。⇒ http://www.npr.org/event/music/343144121/nickel-creek-tiny-desk-concert
(関連:2013/9/1マイブログ2011/11/30マイブログ


視力補正ディスプレイ

2014-08-26 | つぶやき

米国の研究者が矯正用メガネの代わりに、ディスプレイがユーザの視力に適合することを可能にする技術を開発しているそうだ。具体的には、検眼結果の処方箋に基づき、ディスプレイの各画素が放射する光の強度を変更するアルゴリズムを設計し、その光は、像を屈折させる究めて小さなピンホールが点在するプラスティックカバーを通してフィルターにかけられ、像が見る人にとって焦点が合い鮮明に映ることになるという。既に、近視や遠視などの低次収差(メガネで補正できる収差)に対応した画面については機能することを実証済みで、より複雑な高次収差(メガネで補正できない収差)についても対応できる可能性があるそうだ。 ⇒ http://toyokeizai.net/articles/-/46322
まさに「逆転の発想」(関連:2010/9/1マイブログ)と言えるが、メガネで補正できない高次収差に対応可能となれば、画期的であろう。


藻から燃料

2014-08-24 | つぶやき

藻の中には、体内に油をため込む種類があり、この性質を利用して藻から燃料を作る研究が進んでいるそうだ。●いすず自動車は藤沢工場(神奈川県)に関係者らを運ぶバス(7月から定期運転開始)で、ミドリムシ(藻の仲間)から作った油を燃料に使っているそうだ。ミドリムシは長さ0.05~0.1㎜、幅0.01㎜ほどの「植物(光合成をする)」と「動物(自由に動ける)」の特徴を併せ持った生物で、屋内で人工照明を当てて培養すると、体重の約3割の油を蓄えるそうだ。この油を作ったベンチャー企業ユーグレナスといすゞ自動車は6月、ミドリムシの油が100%の自動車燃料を作る共同研究を始めたそうだ。4年後完成予定という。●デンソーは2008年からシュードコリシスチスという藻(青ノリの仲間)を使って自動車燃料を作る研究を始めたそうだ。この藻は体重の約3~4割の油をためるそうだ。現在は3㎏の藻から約1ℓの油を取る技術を確立したそうで、今後は軽油と同じレベルにまで品質を高め、20年には自動車燃料として流通させたいそうだ。●IHIは飛行機のジェット燃料を高速増殖型ボツリオコッカスという藻から作る研究を11年から続けているそうだ。この藻は体重の約5割の油をためることが強みという。同社は自動車は電気や燃料電池でも動かせるが、飛行機の燃料は油しかなく、需要は益々高まる筈と予測し、20年頃の実用化を目指しているそうだ。●関係者によれば、藻は限られた面積で大量に培養でき、藻の油の成分は石油に近いため、「石油代替品の有力候補」という。ただ課題もあり、現状の製造コストは1ℓ当たり約500円で、軽油の3倍以上という。また、デンソーの試算によれば、琵琶湖の広さの池で培養しても日本の消費量の約1.5日分の油しか生産できないという。このため各社は生産拠点を海外に置いたり、当面は石油に混ぜて使うことで石油の延命を図ることを考えているそうだ。また、事業化には国も支援(培養施設を作りやすくする規制緩和など)も必要との意見もあるようだ。 ⇒ 8/24読売新聞
将来的に水素エネルギー社会に移行していければ、石油への依存度は下がっていくであろうが、それまでの期間、自前の石油を持てることは意義が大きいであろう。
(関連:8/6マイブログ「期待される水素エネルギー」)


原発版、固定価格買い取り制度

2014-08-23 | つぶやき

経産省は電力会社の原発事業支援強化のため、原発版「固定価格買い取り制度」とも言える、原発による電気収入を保証する新制度の導入を目指すそうだ。基準価格をあらかじめ決めておき、実際の市場価格が下回ったら、その分を国が穴埋めするという。背景として、2016年に電力の小売りが自由化され、電気料金の引き下げ競争が激しくなった場合に、電力会社が原発の建設・管理費用を回収できなくなるリスクがあるためという。英国でも、原発を対象に似た仕組みを導入しており、風力発電並みの価格を設定しているそうだ。 ⇒ 8/22読売新聞
今まで、原発の発電コストは安いと言っておきながら、原発にもそのような制度が必要とは不可解なことだ。そこまでして原発を維持する必要があるのだろうか?


米、産油大国に

2014-08-17 | つぶやき

米国でシェールオイルと呼ばれる原油の生産量が急増しており、原油の輸入大国から輸出国に様変わりしようとしているそうだ。米国全体の原油生産量は、08年の約500万バレルから、14年には800万バレル以上に急増し、一方、輸入量は07年の1000万バレルから、現在は800万バレルを下回ったそうだ。国際エネルギー機関(IEA)は米国は15年にも世界最大の産油国になると予測しているそうだ。米政府は第1次石油危機を受け、約40年にわたり原油輸出禁止措置を続けてきており、今年6月に一部緩和したが、今後、本格的な輸出解禁に踏み切るかが焦点となるようだ。●米国では供給過剰で安くなっているシェールガスより、利幅が大きいシェールオイルを狙った開発が増えているそうだ。 ⇒ 8/17読売新聞

(関連:2012/1/4マイブログ「シェールガス革命」)


氷河解かす人間活動

2014-08-15 | つぶやき

オーストリアとカナダの研究チームがコンピュータで地球の気候を再現し、南極とグリーンランドの巨大な氷床を除く地球上の氷河の増減を調べた結果、1851~2010年までの氷河減少は自然の影響が大きく、人間活動による温暖化の影響は25%に留まったが、1991~2010年までの20年間に着目すると、氷河減少の原因の69%が人間活動によるものであることが分かったそうだ。 ⇒ 8/15読売新聞


世界初の市販量子コンピュータ

2014-08-13 | つぶやき

2011年にカナダのD-Wave Systemsという新興企業が世界初の市販量子コンピュータ「D-Wave」を発売して以来、D-Waveは量子コンピュータと言えるのかどうか賛否両論があったそうだが、昨年5月にGoogleとNASAが共同で設立した「量子人工知能研究所(QuAIL)」が第2世代の「D-Wave2」を購入し、注目を集めたそうだ。一方、スイスチューリヒ工科大学の理論物理学者が「D-Wave2」の性能試験を実施した結果、性能は従来型コンピュータ(Microsoft研究所から提供を受けたクラスタコンピュータ)と比べて大差ないことが判明したという。●D-Wave2は東工大理学部長の西森教授が世界で初めて提唱した「量子アニーリング」という理論に基づいており、従来型の「量子ゲート」方式の量子コンピュータとは全く異なるという。D-Wave2は超伝導回路を用いて特殊な磁性体である「スピングラス」を模した実験装置であり、この装置で量子アニーリング現象を発生させることで「組み合わせ最適化問題」が解けることになるそうだ。「組み合わせ最適化問題」はスケジュール最適化、人工知能、医薬品開発など様々な分野で登場するが、問題の規模が大きくなるとスパコンでも厳密解を現実的な時間で求めることはできないため、D-Waveマシンで厳密解が求められるようになればインパクトは大きいという。●量子アニーリングに関する研究は殆ど進んでいない状況から、今後、実験を重ねてマシンのチューニングを行っていけば、演算能力を飛躍的に高めることは可能との見解もあるそうだ。D-Wave Systemsの上級副社長は数年以内に従来型コンピュータを圧倒する性能を実現することは十分可能と話しているそうだ。 ⇒ http://gigazine.net/news/20140623-d-wave-first-quantum-computer/http://techon.nikkeibp.co.jp/article/FEATURE/20140801/368476/http://techon.nikkeibp.co.jp/article/FEATURE/20140801/368477/
D-Waveマシンは量子力学を応用して、組み合わせ最適化問題を解く専用マシンと言えるようだ。日本の国立情報学研究所(NII)はD-Waveを上回る可能性がある日本独自の新型量子コンピュータの開発を進めているそうだ。半導体の微細化による性能向上も限界に近づきつつあることから、今後、量子コンピュータなど新方式のコンピュータへの期待は益々高まることであろう。


期待される水素エネルギー

2014-08-06 | つぶやき

 化石燃料代替のクリーンエネルギーとして水素エネルギーが期待されているそうだ。CO2排出量の削減とエネルギー自給率の向上を一挙に実現できる可能性が高いためだ。●第1の用途は、燃料電池車。トヨタとホンダは2015年に市販車を投入予定という。東京オリンピックが開催される2020年には主要都市や空港で普通に見かけるようになるという。●第2は家庭用燃料電池の「エネファーム」。今年4月時点で累計7万6千台が家庭に設置されており、政府は2020年までに140万台、2030年に530万台まで拡大する目標を掲げ、補助金制度や技術開発支援で後押しする方針という。●第3が火力や原子力に代わる水素発電。当面は火力発電(天然ガス)に水素を加えた混焼発電から始め、最終的には水素だけの専焼発電を目指すという。 川崎市と千代田化工建設は共同で水素供給グリッドの構築と世界初の「水素発電所」の建設を計画している。●燃料の水素の製造は、先ずは、未利用エネルギーからの製造で始め、次のフェーズで再生可能エネルギーから製造するそうだ。 ⇒       
http://www.itmedia.co.jp/smartjapan/articles/1408/04/news016.html、      
http://www.itmedia.co.jp/smartjapan/articles/1309/17/news026.html