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羽田空港、国際空港として新たにスタート

2010-10-22 | つぶやき
21日に国際線新ターミナルが開業。新滑走路も完成し、年間発着枠は約10万回増え、40.7万回になる。31日からは、国際定期便が就航し、来年2月までにロンドン、パリ、ニューヨーク、ロサンゼルス、ホノルル、バンクーバー、北京、上海、シンガポール、バンコクなど世界17都市に就航。最終的には年間6万回の発着と700万人の利用客を見込んでいる。正式名称の「東京国際空港」に相応しい空港となる。最大の売りは都心へのアクセスの良さと地方空港への接続の良さだ。モノレールは浜松町から、京急は品川からともに最速13分の便利さだ。地方空港や国内航空会社にとっても期待は大きい。一方で、課題も多い。①安全性:4本の滑走路が#配置となるため、離着陸の航空管制が非常に難しくなる。②欧米線の発着枠が午後10時~午前7時に限られており(日中時間帯のキャパ不足による)、欧米からの来日は深夜や早朝の到着を強いられる。逆に海外出張するビジネスマンにはメリットも。③アジアのライバル空港に対する競争力不足。日本の航空規制は世界で最も厳しく、着陸料も最も高額。国際空港ランキングでは、1位はシンガポールのチャンギ国際空港、2位は韓国の仁川国際空港、3位は香港国際空港とアジアの空港が上位を占めるが日本は10位内に入れない状況という。アジアのハブ空港を目指すには、さらなる発着枠の拡大(2013年度に3万回増やす計画あり)と着陸料の引き下げが必要であろう。また、成田国際空港とのwin-winの棲み分け(デュアル・ハブ化)も課題であろう。 ⇒ http://www.afpbb.com/article/economy/2767962/6351953、http://www.afpbb.com/article/economy/2767322/6335456、http://jp.wsj.com/Business-Companies/node_137282