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フーガロ短調(BWV579)

2021-01-29 | つぶやき

このフーガのテーマは1689年にモデナで出版されたコレッリの「2つのヴァイオリンと通奏低音のためのソナタ作品3第4番」の第2楽章に基づいているそうだ。バッハは有名な同時代人の作品を注意深く研究することでフーガの作曲家としてのスキルを向上させたそうだが、この作品はその良い例と言えるそうだ。 ⇒ https://www.bachvereniging.nl/en/bwv/bwv-579/

Bach - Fugue in B minor BWV 579 - Van Doeselaar | Netherlands Bach Society

●参考までに、コレッリの上記作品を以下に引用する。
A. Corelli - Sonate da Chiesa Op.3 - No.4 in B Minor


オーボエ協奏曲 ヘ長調(BWV1053r)

2021-01-22 | つぶやき

このオーボエ協奏曲はチェンバロ協奏曲ホ長調(BWV1053)を基に復元されたものである。バッハの全作品は200以上のオーボエ独奏を含むが、それらはしばしばカンタータのオープニング・コーラスやアリアの中においてであり、オーボエのためだけに書かれた作品は残っていないそうだ。オーボエはバッハの時代も珍しい楽器ではなかったことを考えるとこれは驚くべきことであるという。バッハがオーボエ協奏曲を作曲したという手がかりや兆候はあるが、それらの楽譜は長年にわたって失われてきたため、完全なオーボエ協奏曲のためには復元に頼るしかないそうだ。バッハがライプツィヒ時代に地元のコレギウム・ムジクムのために書いたチェンバロと弦楽器のための協奏曲は、以前に他のソロ楽器のために書いた協奏曲の編曲であるとしばしば考えられているが、どの楽器のため?については数多くの提案がなされているそうだ。チェンバロ協奏曲ホ長調(BWV1053)については、オーボエ・ダモーレのための協奏曲ニ長調あるいはこの場合のようにオーボエ協奏曲ヘ長調が最も機能するようだという。しかし全ての解決策に疑問や問題が残っており、何も確かではないそうだ。 ⇒ https://www.bachvereniging.nl/en/bwv/bwv-1053r/

Bach - Oboe Concerto in F major BWV 1053r - Black | Netherlands Bach Society

●以下はチェンバロ協奏曲ホ長調(BWV1053)のピアノ演奏版
Johann Sebastian Bach Keyboard Concerto in E major, BWV 1053

●以下はオーボエ・ダモーレのための協奏曲ニ長調への復元版
.S. Bach. Concerto for oboe d'amore in D major, BWV 1053 Soloist: Maurice Bourgue (oboe d'amore)

●以下はリコーダのための協奏曲への編曲版
Lucie Horsch - Bach Concerto BWV 1053