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気が向いたときに気が向いた話題でつぶやきます

前奏曲 ロ短調(BWV923)

2021-10-23 | つぶやき

この前奏曲の最初の楽章はより良く知られた半音階的幻想曲(BWV903)に似た即興曲の素晴らしい例であるが、アルペジオだけで構成される最後の16小節は謎であるそうだ。後により詳細に仕上げるためにスケッチの一種として一連の分散和音を記したのか、演奏者の自由にさせることにしたのか、それとも、バッハがただ音の効果に夢中だったのか? 作曲年は1725年より以前、バッハのケーテン時代であるそうだ。 ⇒ Prelude in B minor – Bach (bachvereniging.nl)

Bach - Prelude in B minor BWV 923 - Ogg | Netherlands Bach Society


ブランデンブルク協奏曲 第2番 ヘ長調(BWV 1047)

2021-10-15 | つぶやき

この協奏曲はトランペット、オーボエ、リコーダ、ヴァイオリンのカルテットのためのものであり、譜面上は4人のソリストは全て平等であることを示唆しているが、間違いなくトランペットが最も注目を集める。そして、トランペットのパートは何世紀にもわたり、音楽学的および技術的な観点からトリッキーな問題であったそうだ。どのようなトランペットのために書かれたのか、また、どのようなピッチで演奏されたのか?何れにせよ、そのパートはクラリーノ(高音のバロックトランペット(指の穴無し))の本当の名手のためであり、それ故、バッハの時代にはトランペット奏者は間違いなくこの協奏曲の主役だったであろうという。それにもかかわらず、バッハは平衡があまりにも崩れないようにしたそうだ。より遅い中間楽章では、トランペット奏者は再び息を継ぐことができ、焦点は他の3人のソリストに移る。そしてコントラバス奏者でさえ、取り残された感じはしないそうだ。しばしば、バッハはソロテーマを早い音符でバスに移すため、誰もが輝くチャンスを得るという。 ⇒ 'Brandenburg' Concerto No. 2 in F major – Bach (bachvereniging.nl)

Bach - Brandenburg Concerto No. 2 in F major BWV 1047 - Sato | Netherlands Bach Society

Musicians on Brandenburg concertos | Netherlands Bach Society

(関連:2020/10/15マイブログ


パルティータ 第3番 イ短調 (BWV827)

2021-10-10 | つぶやき

この組曲の起源は、バッハが妻のアンナ・マグダレーナのために編纂した2冊目の音楽本のオープニング作品であるため、家庭的な環境で「一人で演奏すること」にあるそうだ。それはクラヴィコードにとって理想的な環境であるという。幻想曲から始まるだけでなく、後で珍しいブルレスカ(伊:からかう、あざけり)があり、それにスケルツォが続く。それ故、自宅で気軽に楽しめるそうだ。
後に、この作品はバッハの6曲のパルティータ集の第3番として出版されたが、第2番と第3番は既に1927年9月にライプツィヒ新聞に広告で発表されており、また、コピーはバッハ自身からだけでなく他の都市の仲間の音楽家からも購入できたため、バッハ自身の居間のためだけの音楽でなく、より広い世界に提示したい作品だったそうだ。 ⇒ Suite in A minor – Bach (bachvereniging.nl)

Bach - Suite in A minor BWV 827 - Van Delft | Netherlands Bach Society