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気が向いたときに気が向いた話題でつぶやきます

フーガ ハ長調(BWV 952)

2020-05-22 | つぶやき

この作品は19世紀後半以降、しばしば「小前奏曲とフーガ」の曲集に含まれたため、不当にも初心者向けのマイナーな練習曲になったが、平均律クラヴィール曲集の2つのハ長調フーガ(BWV846、BWV870)のどちらかの代わりに、この作品が含まれたとしても場違いではないという。実際にバッハがそれを考えていたかもしれないことは想像に難くない。 ⇒ https://www.bachvereniging.nl/en/bwv/bwv-952/

Bach - Fugue in C major BWV 952 - Hantaï | Netherlands Bach Society

●参考までにBWV846とBWV870を以下に引用する。

Bach - WTC I Prelude and fugue in C major BWV 846 - Henstra | Netherlands Bach Society

Prelude and Fugue No. 1 in C major, BWV 870, from Bach's WTC Bk II, Gulda pianist


前奏曲とフーガ ロ短調(BWV544)

2020-05-08 | つぶやき

1727年10月17日にライプツィヒのセントポール教会でザクセンの選帝侯夫人でポーランドの女王であったChristiane Eberhardine der Starkeの追悼式が行われ、その目的でバッハはカンタータ「公妃よ、さらに一条の光を」(BWV198)を書いたそうだ。式典中、バッハは前奏曲で始まりフーガで終わる曲を自分でオルガン演奏したそうだが、その曲がこの作品である可能性が高いという。追悼音楽と同じ雰囲気を醸し出しており、そして同じロ短調で書かれている。バッハは荘厳で悲嘆に満ちた機会にロ短調をしばしば用いたそうだ。 ⇒ https://www.bachvereniging.nl/en/bwv/bwv-544/

Bach - Prelude and fugue in B minor BWV 544 - Te Lindert | Netherlands Bach Society