10/5から幕張メッセで開催中のエレクトロニクスの総合展示会「CEATEC JAPAN 2010」で東芝が専用メガネ不要の3Dテレビ「グラスレス3Dレグザ」を発表し、注目を集めた。開場後、僅か5分で2時間待ちの行列ができたそうだ。●従来の専用メガネを使う3Dテレビは左方向から撮影した映像と右方向から撮影した映像をテレビ画面上で交互に表示し、それに同期して専用メガネの左右のシャッターをON/OFF(片側60回/秒)させることにより、左(右)方向から撮影した映像が左目(右目)に届くようにする。(フレームシーケンシャル方式と呼ばれる)●これに対し、今回の東芝の裸眼3Dテレビは水平方向に視差を持つ1次元インテグラルイメージング方式と呼ばれる。水平方向に9つの視角からの映像画素を画面上に順に並べ、かまぼこ型のレンズを多数並べたような垂直レンチキュラーシートを液晶パネルに貼り付け、9方向に対応する視差のある映像が放射されるようにしている。それにより、左右の目に視差のある映像が届く。この方式の難点は、視聴者に見える画素数が1/n(今回の場合はn=9)に減少することであり、東芝は液晶ディスプレイの解像度を高め、20インチ型で、829万4400画素(フルHDの約4倍)の液晶パネルを開発し、表示画素数1280×720の映像を9方向から立体的に視聴できるようにした。56インチ型の試作機も参考出展。また、9つの視差のある映像を従来方式の3D映像からリアルタイムに生成するために、専用エンジンを搭載している。 ⇒ http://www.eetimes.jp/news/4309、http://plusd.itmedia.co.jp/lifestyle/articles/1010/04/news096.html
見る角度によって異なる絵が浮き出てくる子供用の下敷きがあると思うが、目的は多少異なるが、基本的には同じ原理だ。3Dテレビの当面の主流はメガネ式であろうが、原理的に、眼が疲れると思われる。裸眼式が実用レベルになれば、当然、それが主流になるであろう。しかし、本当に3Dテレビは必要だろうか?という気もする。
見る角度によって異なる絵が浮き出てくる子供用の下敷きがあると思うが、目的は多少異なるが、基本的には同じ原理だ。3Dテレビの当面の主流はメガネ式であろうが、原理的に、眼が疲れると思われる。裸眼式が実用レベルになれば、当然、それが主流になるであろう。しかし、本当に3Dテレビは必要だろうか?という気もする。