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笑顔抱きしめ

小さな幸せの元を探して
身の回りのこと・大好きな木村拓哉さんのこと

未来に誇れる

2013-12-09 | ドラマ「安堂ロイド」
ロイドとLastQueenが、青い炎と赤い炎となって対峙して終わった9話。
「えーっ!!!ここで終わるの!!」と声を上げた娘。
そのあと、一言、「深いね」と言った。

本当に。
大きなテーマをまっすぐにぶつけてくる。

「未来に誇れる今をつくる」

今。このとき、こんなおかしな法律を無理矢理通してしまう国会があるこの国、そして人
未来に誇れる?
いろんな事が、そう、問いただされてる。
地球という姿も。国も。
そして、一人一人も。

毎回印象的な言葉やシーンが多いけど、今回の9話でも。
一番は、↑に書いた「未来に誇れる現在を作る」

そして、「今、この世界に生きている人の想いで俺は生かされている」・・・も

アスラシステムのカウントダウンは、「0」を向かえた。
それでも、ロイドは、LastQueenに
「歴史にお前は存在させない。」と、向かう。
それは、サプリやカドシロたち、仲間の存在があるから、
そして、人の”思い”が支えているから。
「今、この世界に生きている人の想いで俺は生かされている。俺はその全ての思いでお前を倒す」

思いの素粒子が思いという目に見えないものが力になると、
それは、黎士が発見した、思いの素粒子の力でもあるのかな。
誰かを救いたい、その思いが反応する。

思いが力になる・・・のは、いい場合だけでもないんだね。
Last Queenを生み出したのも、七瀬の思い。
認められたい、兄より優れていることを人に見せつけたい。
それが、ロイドをベースにして、それを超えるアンドロイドを生み出した。
そこにあるのは、自分を認めないものはすべてこの世から消し去るという
小2の時両親を消したのと同じ。

そんな、わがままな小さな子の精神そのままのアンドロイドが、強大な力を持った。

「0」になったアスラシステムの注射。
でも、そのアスラシステムは、「悪魔のOS」ではなかったんだよね。

ロイドが語った血のクリスマス作戦。
怪我をしたロイドを治療してくれたインドの学者がインストールしてくれたOSは
「命を授けるOS」であり、上からの押さえつけられたプログラムではなく真実を見極める魂のこと」だったんだ。
アスラが阿修羅から来てるというのは、最初に判ってたけど、こう結びついてくるとは・・・。
だとしたら、このアスラシステムをインストールしていることがLastQueenに及ぼす力は何なんだろう。

七飯が自分を取り戻したときに、LastQueenにも変化があらわれるんだろうか。

星から黎士の思いを聞いて七瀬が自分を取り戻したとき、
印象的だったのは、”ポン”

第1話で、黎士が研究室を後にするとき、側にいた七瀬の頭にポンと手を置いた。
あの”ポン”は、拓哉君の発案だったと、OfficalBookにあった。
兄妹のつながり、妹を思う兄の優しさが、そのポンで伝わってきて、
また、いろんな意味を想像させる素敵な仕草で、好きだった。

そのポンは、1話だけではなかった。
9話で、黎士と七瀬のシーンにつながってた。
自分の研究を興奮して七瀬に説明し、その説明を瞬時に理解する七瀬の頭の上に”ポン”
お前賢いなぁであり、さすが!!であり、可愛いなぁ!!でもある。

混乱して頭をかきむしる七瀬。

お兄ちゃんがしてくれたポンは、そこにもつながっていく、
彼女を商機に戻す力にもなってる気がする。

拓哉君の発案は、その時だけでなく、つながっていく。
それは、彼が、作品全体の構成をつかんでいるから。
すごいよ。

それにしても、ロイドは拓哉君に重なる。
「仲間がいる」も、「今、この世界に生きている人の想いで俺は生かされている」も
艦長の下に集まった、スタッフや共演者というクルー。
そして、艦長と巻頭が送り届けてくれる作品を愛してやまない日本中、いえ、世界中の人たち。
私たちの”思い”というものは、形はないけれど、声だったり、書くことだったり、
それぞれが出来る方法で、形のないものを形に出来たら・・・。


来週は最終話。
だけど、1時間の放送。

9話も、延長できたらもっと描きたい世界が有ったと思う。
映像でなく、語りで終わらせたところも多いよね。

大切な最終回。少しでも、現場の思いが、思い切り表現できますように・・・。

グーパーウォーク1