日銀券を増刷して日本国を救う村島定行のBlog

①日本は世界最大の債権国、お金がなければ刷りなさい②英語を多用すると次第に馬鹿になる③靖国参拝は日本人の義務だ。

菅直人首相の寿命は3ヶ月ー鳩山辞任は民主党の行き詰まりを意味する

2010年06月05日 | 政治
 鳩山首相の余りに急な政権投げ出しを受けて、菅直人氏が首相に指名され人事が行われているが枝野幹事長案に異論が出ているという。というのは小沢一郎が反対しているのである。今回は幹事長辞任が急で準備が出来なかったから仕方がなかったが次の民主党代表選(今年の9月)では小沢グループから代表候補者を立てて菅直人氏の続投を阻む意向が伝えられている。そうなれば菅代表の任期は3ヶ月である。つまり菅直人首相の寿命も3ヶ月であるということになる。参院選の結果にもよるが3ヶ月持たない可能性もある。鳩山由紀夫首相の急な辞任は民主党大混乱の始まりである。
 丁度安倍首相が1年で政権を投げ出したあと自民党が大混乱して政権から追われたのと同じ道をたどるであろう。

 大混乱の原因は民主党の掲げる政策が間違っているからである。現在の日本に必要なのは国債増発による大幅な財政出動と減税である。民主党の政策からは思いもよらない政策である。民主党の政策は間違っている。間違っていればうまくいかない。うまくいかなければ責任のなすりあいが始まる。8ヶ月で鳩山首相が追われ、次は菅首相が追われる、後になるほど寿命は短くなる。
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日本の首相とサッカー日本代表

2010年06月05日 | 政治

 新首相菅直人が慌しく決まった。話を聞いてみたが日本をどう立て直すか何一つ具体的な方法をもっていないことが明らかである。「民主党の全員参加でやりたい」とか「財政、福祉、景気、一体として解決しなければならない」とか「みんなと相談してやりたい」とか首相の指導性を示す発言は聞かれなかった。「頭の整理をする時間が必要」と正直に吐露したようにまだ首相としてどう国を切り盛りしていくかまだ決まっていないのだ。長年政治の中枢にいてこの有様である。自民党の谷垣総裁が「みんなでやろうぜ」という無意味な呼びかけだけで自民党の敗因分析もしていなければ新しい自民の政策も出さないのと同じである。
 菅首相は「日本はここ20年間成長していない。自殺者は年間3万人を越えている。どうしてなのか。」とあせりは表明するが。「それを解決する方法は話せば時間がかかるから言わないが」などという。どうしたらいいかわかっていないのである。
 日本が20年間成長していないのは成長しないように景気にブレーキをかけるからである。ブレーキとは歳出削減と増税である。昨日の記者会見でも消費税増税の話がでたが「不景気のときは減税と財政出動である」というのは古今東西変わらない真理である。ここ20年間日本はその真理に反して歳出削減と増税をやってきた。「どうしてなのか」と考えるまでもない。今までやってきた歳出削減と増税が悪いのである。
 必要な財政出動と減税をやらないのは「借金が多い」という嘘を信じているからである。日本は世界最大の黒字国で世界で最後に破産する国である。それなのに「国債を発行すると金利があがりハイパーインフレになる」と騒ぎ立てるやからが出てきて財政出動と減税をやらせないのである。それどころかマスコミや似非経済学者の言い分が支配的になり「日本の財政再建は喫緊の課題」ということになっている。課題でも何でもないものを喫緊の課題にしているところに日本が20年間成長できない原因がある。
 昨日サッカー日本代表がコートジボアールに2対0で負けてしまった。カメルーンはこれで自信をつけたはずである。「日本には絶対勝てる」と。
 最初の5分を見て日本代表が2-0か3-0で負けることが予感できた。まず相手に近づかないのである。相手に近ずかなければボールを取れない。遠巻きにして近寄らないように走っているのである。相手が近づいてくるとすぐバックパスをする。なかなか相手陣営へ攻め込めない。前回の英国戦は積極的にボールを取りに行ってシュートの機会も日本の方が多かった。しかし昨日は前半のシュートは本田啓介のたった一本である。コートジボアールを「スター選手の集まり」とアナウンサーが言っていたが相手を怖がっていては試合にならない。これでは負けるために試合をやっているようなものである。
 サッカーが強くならないのと日本経済が不景気から脱出できない原因に共通のものがある。サッカーは相手を怖がって逃げ回っている。日本経済はインフレを怖がって景気対策を打つことができない。ここ20年間日本は不景気のさ中に一層不景気になるような歳出削減を続けてきた。成長できないのは当然のことである。日本の国債は欧米で最低の金利であるドイツ国債の2.6%のさらに半分の1.3%である。インフレ等全く心配はいらない。それなのにインフレを怖がって重度のデフレに落ち込んでいるのが日本の現状である。
   日本は長い間デフレである。これは左側に脱輪して走っている車のようなものである。右側にハンドルを切ろうとすると。右側に脱輪する恐れがあると反対するものが出てきて右へハンドルを切れない。仕方無しに15年間左側に脱輪したまま走っていると言っていいだろうか。それが日本経済の現状である。
 1年前「税金の無駄使いを一掃する」という民主党を自民党以上の貧乏神と言ったが事業仕分けをして殆ど財源が出てこない(ほとんど無駄遣いはない)ことが判明した。無駄は少ないのに無駄遣いを怖がり、公務員は多くないのに公務員の過剰を怖がる。
 民主党は多くのものを削って子供手当てに回すことを公約しているが何も削減しないで子供手当てだけ増額すれば景気はよくなるが、多くのものを削減してそれを子供手当てに回すのであれば同じことである。
 日本経済は根拠のないものを怖がり正しい政策が打てない。日本サッカーは相手を怖がり(コートジボアールを怖がる理由はない)勝てる機会を見出すことができない。
 日本人の精神をたたき直すことが必要であるが日本の指導者(鳩山、菅、谷垣など)にあたる連中から精神がいかれていては立て直すことは至難の業である。

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